ワーホリを終えて再就職する話②(退職〜出国するまで)
こんにちは、拓也です。
前回の記事では、前職を退職してから、オーストラリア滞在中、帰国後に内定をもらうまでにやったことを一覧で記載しました。
今回から、再就職に至るまでに行ったことを詳しく説明していきます。
まずは前職を辞めてから日本を出発するまでにやったことから解説します。なお、ワーホリの手続き等に関してはネット上にいくらでも情報が載っているため、今回は”帰国後の再就職”に繋がる部分だけに絞って紹介します。
自分の持っているスキル、実務経験の棚卸
みなさん、日頃行っている業務内容は全て把握されてますか?
私はぼんやりと認識していましたが、定量的(何を、どれだけ)には把握できていませんでした。
しかし、自分の強みや能力を”どれぐらいの規模で発揮できるのか”を視える化することで、自分の長所を第三者(面接官、エージェント)に分かり易く伝えることができるようになりました。
また、”できること”の証明にもなるので話に説得力がつきます。
例:「何を」私の強みは”マネジメント能力”です。
「どれだけ」なぜなら〜、スタッフ育成に関するエピソード、戦略立案から実行→達成までチームを指揮したエピソード等
ちなみに私はこんな感じで仕分けをしていました。さらにこの右側に各業務にどれぐらいの時間を割いているかを、日、週、月ごとに記入していました。
残念ながら、手入力しかできないアナログ人間なので、本当はもっといいやり方があるかもしれません。もしアドバイスがあれば逆に教わりたいです。
履歴書、職務経歴書の更新
社会人になって働き始めたら、履歴書と職務経歴書をこまめに更新することをお勧めします。
私は年に1度更新するように心がけていますが、理想は半年に1回、人によっては四半期に1回でもいいでしょう。
自分の成長を振り返るきっかけにもなりますし、過去の実績などは社内システムや社用PCに保存されている場合が多いので、退職してしまうと見返すことができなくなってしまいます。
渡航後、職探しをする際も、レジュメの様式は違えど内容はほぼ同じなので先に日本の履歴書・職務経歴書を用意しておくと、あとはそれを訳すだけなので手間が省けます。
転職エージェントに登録
ジョブ型雇用という言葉をよく耳にするようになりましたが、それに伴って転職も当たり前になってきました。
私は退職する2〜3年前から転職エージェントに登録していましたが、これから社会人になる方は、入社1年目から登録しておいた方がいいと個人的には思います。
ちなみに登録したのは、JAC、Pasonaの2社です。あとエージェントではないですがLinkedinにも登録しました。
理由としては、海外キャリアを積みたいと思っていたため、駐在、海外営業、外資系企業に強いエージェントを選びました。
ただし、自分のやりたいことが明確で、それが実現できる企業も見つかっている状態であれば、直接応募しましょう!
そのほうが熱意も伝わりますし、就職後のミスマッチも起こりにくいです。さらに、雇う側もエージェントに支払う手数料が浮くため良い条件を提示しやすいです。
将来、仕事を通してやりたいこと、なりたい自分像の明確化
要は自己分析です。
将来の理想像が具体的にイメージできていれば、ワーホリ中どう過ごすか、おのずと決まってきます。
私の場合は、”コーヒーで、日本と海外を繋げる” でした。
必ずしもそうである必要はないですが、実際に現地でお会いした方の中で、これができている人は充実したワーホリ生活を過ごされている方が多かったです。
また帰国後の再就職もいいところに決まっている確率が高いです。
具体的な方法としては、下記の本を参考にしました。
転職先候補一覧の作成
自分の理想像を決めたあと、次はそれを実現する”場所”を探しました。
繰り返しになりますが、
”コーヒーで、日本と海外を繋げる”
これが私が掲げた理想でした。
そのキャッチコピーとこれまでのキャリアを振り返った結果、下記の業種が自分のバリューを発揮しつつ、理想を追えることができると考えました。
生豆商社(焙煎する前のコーヒー豆)
コーヒー機器商社(エスプレッソマシン、焙煎機、コーヒー器具等)
コーヒー機器メーカー(コーヒー機器を製造している国内メーカー)
で、具体的にどんな会社があるのだろうと思い、片っ端からリストアップしました。(とはいえコーヒー業界はニッチな業界なので、リストアップしたのは50社程度でした。)
ワーホリの期間で身につけたいスキルの書き出し
ワーキングホリデーという名の通り、ワーホリはホリデー要素も強いです。気づけばバイトして遊んで過ごして終わり、なんてこともザラにあります。もちろんそれも一つの選択肢ではあリます。
基本的には1年という期限付き(セカンドビザ、学生ビザ、スポンサービザ、パートナービザなど色々選択肢はありますが)。日本に帰った後のことも意識して過ごした方が人生トータルで見て幸せになれる確率が上がると思います。
ワーホリ終わってからの方が人生長いですから…。
そのため、何か一つでもいいから「これだけはレベルアップして帰ってやる!」という目標を立てることをお勧めします。
ちなみに私はとにかくバリスタ経験、コーヒーの知識、抽出、焙煎、味覚。それだけは限られた時間の中で身につけてやると覚悟を決めて渡豪しました。
おわりに
退職手続きに、ワーホリのビザ申請や渡航準備、しばらく会えなくなる家族・友達と過ごす時間も考えると、なかなかひとりでゆっくり考え事をする時間を捻出するのは大変だと思います。
ただ、”行けばなんとかなる”の精神で突撃すると、高確率で撃沈します。
仮に撃沈しなかったとしても、限られた貴重な時間をロスする可能性が高いです。
オーストラリアに来たはいいものの、何をしたらいいか分からず、仕事も見つからず、2、3ヶ月で帰国してしまう人もたくさん見てきました。
それが悪いことというわけではないのですが、せっかく一生に一度しか使えないビザを取得して海外移住するのですから、どうせなら充実した時間を過ごしてほしいと、1人のワーホリ終わった組としては思います。
ワーホリに行って何がしたいのか、終わった後にどうなってたいのか、これから渡航される方は一度考えてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは、また。