人生初SCAJ2024を振り返る
こんにちは、拓也です。
今回初めてSCAJに参加したのですが、まさかの来場者側ではなく、出展側としての参加になりました。
日本のコーヒー業界で働き始めてまだ2ヶ月ですが、未熟者なりに感じたことを綴っていこうと思います。
コーヒー業界の規模感
メルボルンでコーヒーキャリアをスタートさせた私。
MICE(メルボルン版SCAJみたいなもの)にも2回参加し、30分程度でしたが、会場のブースでコーヒーを淹れる経験もしました。
コーヒーの首都と言われる街でそれだけの経験をしたのだから、それを超えるインパクトはないだろう、と鷹を括っていましたが…。
案の定、裏切られました。
日本のコーヒー好きがどれほどコーヒーが好きか、業界に携わっている人がどれだけいらっしゃるかを目の当たりにして、とても圧倒されました。
日本とメルボルンの違い
これはあくまで個人的な見解で、何の裏付けもとっていないただの感想ですが、MICEとSCAJ、両方に参加した身として、来場者の質の違いを感じました。
MICEは、来場者のほとんどがビジネス目的で、さらに言うとビジネスのターゲットもカフェやロースターよりも川上の企業を相手にしているブースが多かった印象です。
to Bの側面が強いので、来場者も自然とコーヒー業界に携わっている人がほとんどで、業界の外の人がいちイベントとして参加するには少しハードルが高いように感じました。
その分、業界内にいる人はみんな知り合い同士が一堂に集まるイベントなので、試飲やマシンの試用で淹れたコーヒーを飲みながら談笑しつつ、概況を伺うにはとてもいい環境だと思います。
SCAJは、出展者側も来場者側も裾野が広いように感じました。
自宅焙煎などのマイクロロースターや、間借りカフェ、脱サラ開業志望の方など、よりミクロな単位でコーヒーに関わる人が多いからなのか、MICEと比べて、企業の一員としてではなく個人として来場している方が本当に多かったです。
また、ホームブリュワーの方も多くみられ、お家用のコーヒー器具を買っていく方もメルボルンより多かったように思います。
一長一短ですが、裾野が広がったため、逆に業務用焙煎機などの金額の大きい製品はなかなかゆっくり商談をする時間がなく、人も多いため、その場で深い話をするのは難しくなっていた印象です。
これからの自分の立ち位置
そんなこんなであっという間に終わってしまったSCAJですが、これから自分はこの世界でどうポジショニングを取って、何を社会にもたらしたいのか、改めて考える良いきっかけになりました。
自分の持っている思い・能力
コーヒーで人と人を繋ぐ
海外キャリア(英語、マネジメント、セールス)
できること、やりたいこと、人の役に立てること、いろいろ加味した上で、
"コーヒーを飲む人をもっと増やして、コーヒーを通して世界とつながる人を増やしたい。"
と、今は思ってます。具体的にどうやって実行するのかはさておき笑
私はコーヒーと出会って人生が豊かになりました。
コーヒーと出会うもっと前から海外に興味はあったし、英語もかじってましたが、コーヒーというプロダクトのおかげで、前よりも少しだけ自分と他者の距離が縮まったように思います。
"コーヒーが好き"にもいろんなグラデーションがあると思うし、あっていいと思います。何ならコーヒーじゃなくたっていいです。
ただ、コーヒーがトリガーになって、人生がほんのり豊かになるかもしれないのに、それに出会えていない人がいるような気がして。そんな人のためにコーヒーを使って何かしていきたいなと考えています。
おわりに
ふわふわーっとした話になってしまいましたが、コーヒー飲む人がハッピーになってくれたら嬉しいし、飲む人増えたらカフェやロースターが儲かるし、そしたらもっと日本のコーヒー業界盛り上がるし、何なら業界外の人も美味しいコーヒー飲める場所増えて、みんな得していい感じやんと思ったという話でした。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた。