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音と光を全身に -AMBIENT KYOTO@京都中央信用金庫 旧厚生センター

 AMBIENT KYOTO (-12/31)

 京都の中心部2会場で展開されている、AMBIENTミュージックの祭典。

 京都中央信用金庫 旧厚生センター会場。昨年の様子はこちら。

 印象に残った2作品を。


TOO PURE

 軽快な音楽に乗って、高速でスクリーンに流れていく、自然をモチーフにしたアニメーション映像。

 観ている者も、その流れるような移り変わりの渦の中に、いつの間にか巻き込まれていく。

アーティストコメント

コーネリアス
コーネリアスのアルバム、夢中夢に収録された楽曲の Audio / Visual 作品です。人工芝の敷き詰められた地面に座って、リラックスして楽しんでください。
ZAK
イマーシブな大自然フロア
大きなLEDスクリーンに映し出される映像と7.1chサラウンドミックスが、バーチャルピクニックを楽しむための没入感を提供します。座ったり、寝転んだりしながら、脳内の大自然と繋がるイマーシブな空間を楽しんでください。

公式サイト より

 何も考えず、映像に身を任せて佇む。春夏秋冬を何度も繰り返し、長い長い時が流れたような気分になってくる。

 先の流れはだいたい読めるはずなのに、新鮮で楽しい。それは、実際の季節を愉しむ我々のようでもある。


QUANTUM GHOSTS

 1階で展開されている、大規模な音と光のインスタレーション。

アーティストコメント

コーネリアス
音の波長をどんどん短くしていくと、量子レベルで音と光は絡み合うそうです。この作品は360°に配置された、20個のスピーカーから発生する音波に乗せて耳に与えられる時間的刺激と音の発音とともに明滅する光波を介して目に与えられる、空間的な刺激を同時に体験する作品です。ぜひ中央の台の上に乗ったり、外側から眺めたり、色々な角度から楽しんでください。

ZAK
旧厚生センター内の最大の展示で、360°の立体音響フロア
四方八方、床下、頭上に組まれたスピーカーが配置された"5mx5m"のステージに"観客"自身が立つ事で、音とシンクロする光を直接体験し没入感を味わえます。「時間に応じた規則的な音のパルス」と「縦横無尽に空間を駆け巡るアルペジオ」の組みわせで、 無意識のQUANTUM(音と光)が身体を通過し GOHST(イメージ)を呼び起こす。

同上

 四方八方から、音と光をシャワーのように浴びる。あたかも舞台か映画のシーンのよう。観客が舞台の上に上がるという、それだけでも非日常の体験だ。


ラウンジ

 休憩のためのラウンジも設けられている。昨年とは趣が違い、大きな窓のある明るい空間だ。そして自然光を浴びる、も、一つの作品の中のように思えてくる。


会場間移動は地下鉄かバスで

 「歩くのは無理です」と言われていたのにもかかわらず、わたしはもうひとつの会場、京都新聞社まで歩いた。

 それなりに遠かった。

 地下鉄あるいはバスがおすすめだ。


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