そろばん塾スタートの教科書~その10
ちょうど、めちゃくちゃ自分の中で悪いことが重なっているタイミングで、一つのチャンスというものが巡ってくる。
青山学院大学のある学部で、学部長経験者の方にお会いした。
僕の名前は俊豪というのだが、
「俊豪君、このそろばん業界、変えてくれないか?」
その方は、日商珠算検定1級を獲っていたのだが、その表彰式で、こう呼ばれたそうだ。
「おい、そこの君。」
と壇上にいるその方に向かって名前も呼ばずに表彰をしたのだそうだ。
「こんなそろばん業界ってあまりにも常識とかけ離れているとは思わないかい?」
もちろん、僕はその助手の先生の相談も受けていたし、こんな話もされ、
最終的に、その方も100万円出資するよ、と言ってくださったことにより、
「はい、やります。そろばん塾やります。」
と答え、そろばん塾開塾宣言をすることとなる。
確かに、そろばん塾は
怖い
暗い
厳しい
の3つ、の要素は昔間違いなくあった。おじいちゃんやおばあちゃんがスパルタでそろばんを教えるイメージ。僕にもそのイメージしかなかったのだが、若い人が入って、なんとかそろばん業界を変えてやろう!とメラメラ燃えるに至ったのだ。
だが資金はどうするのだろうか。
その方の100万円、そして、僕がコンサル会社をうつ病で退職したときのボーナスなどもろもろの100万円、そして父が100万円を用意してくれて、資本金300万円のRYOMA NEXT株式会社というのを2012年7月に設立したのだった。
さあ、そろばん塾の場所などはどうしよう。
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