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本屋をはみだせ「青山ブックカーニバル」イベントレポート

2020年6月20日(土)に開催されたオンラインイベント「青山ブックカーニバル」。青山ブックセンター本店と各業界で活躍する12の企業、そして全国各地の方が一緒に参加できる、いわば文化祭でした。

今回のnoteでは、青山ブックコミュニティーのメンバーが、お客さん視点で当日の様子をレポートします。

「青山ブックカーニバル」イベント概要

"本屋の強みの偶然の出会いをオンラインでも"という想いがきっかけで生まれた「商品や人との出会いの場」を楽しめるイベントです。

日時:2020年6月20日(土)14:00-18:00
場所:「AOYAMA BOOK CARNIVAL」@オンライン
お申し込み:先着100名 770円/枚 (途中入退出OK)
出店者:青山ブックセンター、発酵デパートメント、木村石鹸工業株式会社、PTBS(藤原印刷)、IKEUCHI ORGANIC、ALL YOURS、環境大善株式会社、TeaRoom、椎茸祭商店、LEBECCA boutique、出版社さりげなく、HOTEL SOMEWHERE、前田デザイン室…

6/20(土)14時開会

青山ブックセンター本店の山下店長による挨拶で始まりました。

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会場は1階〜3階のフロアに分かれて、それぞれが参加したいブースに出入りする形です。会場内には出店者ブースのほか「休憩室」や「相談所」なども設けられました。

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さっそく「TeaRoom」さんのブースに入室してみました

接客いただいたのは、日本初のクラフトティーブランドTeaRoomの水野さん。「日本茶の面白さ」を熱く語ってくれました。

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水野さん:ちょうど新茶の製造が終わったタイミングなんです

忙しない世の中。「お茶を煎れる文化」はリモートワークによる変化で、再び日常に取り込まれつつあるとのこと。

水野さん:家で仕事しているとメリハリがなくなりやすいですが、お茶を入れることがオンオフのスイッチになります。

寝る前に、ほうじ茶や煎茶を飲むことでリラックする。ほうじ茶の「焙煎香」はピラジンという成分でリラックスしたり、煎茶に含まれるテアニンという成分には、鎮静作用があります。新茶は、この時期だけ味わえるフレッシュさが特徴。時間が経つと丸くなってしまう清涼感を楽しめます。

早速「大河内新茶(煎茶)」を買ってしまいました。

説明を聞いて欲しくなったら、その場でECページから購入可能。市場で生産者さんと話しながら買う感覚に近いです。

30分ごとにチャイムがなり、休憩を挟んでから、別のブースに移動します。

続いて「木村石鹸」さんのブースで清潔談義

木村石鹸さんのブースは、社長の木村さんと雑談できるコーナー。清潔談義やコロナの影響でどう変わったかなどを、テーブルを囲んでざっくりばらんに話します。

木村さん:衛生感覚や手洗いの頻度が、いままでより上がっています。飲食店でも、来店時に自分から手洗いをするお客様が増えてきています。この衛生への意識は継続しそうと思ってます。

ただ商品の説明を聞いて終わりではなく、雑談や同席者とお互いの近況をゆるくお喋りする空間になっていました。もちろん、説明を聞いて、商品を買うことも可能です。

「出版社さりげなく」さんのブースでは、即興短歌が披露されました

作家の仲西森奈さんが、即興短歌を作ってくれます…なんという贅沢。

AOYAMA_BOOK_CARNIVALへようこそ!!_SUNDAY_FUNDAY

「梅雨」をテーマに書いてもらいました。

「梅雨」
道端の地球儀濡れてその中の
ミクロで無数の地図記号に梅雨

ブースに来たお客さんのリクエストを聞き、5分ほどで次々と即興短歌を書き上げる仲西さん。淀みなく披露される短歌に、みな拍手喝采。

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「椎茸祭」さんのブースは、ちょっと変わった雑談コーナー

椎茸祭さんのブースは「来場者が自分のアルバイトの話をしつつ、おすすめ本を紹介する」というちょっと変わったコーナーになっていました。

同席した人の思い出や推しの本を聞いていると、滞在できる30分があっという間に過ぎていきます。

新しいコラボレーションが、その場のノリで誕生

途中から、ブースが移動したり合体したりと、意外なコラボレーションが生まれたブースもあるとのこと。お互いをよく知る出店者だからこそ起こるリミックス感。

予定調和からは生まれない「ここだから聞ける話」もたくさんあったそうです。

トークイベント「はみだしトーク」

イベントの途中で、青山ブックセンター本店の山下店長と、HOTEL SOMEWHEREの龍崎さん、TeaRoomの岩本さんの3人によるトークイベント「はみだす話」が開かれました。「本屋・ホテル・お茶」の業界をはみ出してきた3人のここでしか聞けないトーク。

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それぞれの業界の近況や、ビジネスモデルの捉え方が語られました。

18時閉会

山下店長の挨拶で、青山ブックカーニバルはクローズとなりました。

14時から18時のあっという間の4時間。「売った・売られた」だけの関係ではなく、ゆるやかな関係作りを楽しむ様子が広がっていました。

参加者の皆様の感想

出展者の感想

初めての試みだったため、回線トラブルなどの課題も見つかりました。

青山ブックコミュニティーは、その反省も生かした上で、今後も書店の新しい可能性を探る企画を打っていきます。乞うご期待ください!

主催/青山ブックセンター
協力/青山ブックコミュニティー
文/青山ブックコミュニティー 長谷川翔一


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