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巨大なヒートシンクに惹かれたSONY AMS-3 モニタースピーカー付業務用パワーアンプ

人生も同じで脱線が当たり前の自分にとって、モノに引き寄せられるかのように脱線することがあります。今回も、ちょっと脱線したのだと思って気楽に読み流していただけたら幸いです。

先日手に入れたベリンガーのアンプ内蔵型アクティブモニタースピーカーは、アンプ内蔵型なので、パワーアンプは必要ないものの、君子たるものいつその日が来てもいいように(?)パワーアンプ探しをしていました。

「PA用・業務用機材ってどうなのか?」と、だれもが一度は考える罠に見事にハマりました。

それが、今回のSONY AMS-3モニタースピーカー付業務用パワーアンプです。

いずれラックマウントケースに入れたりしたらそれはそれでいいかも?などと安物買いの銭失いを地で行く自分なのでした。

お値段はやはりいちまんえん。クルマで言うところの100泥、100万円で泥沼にハマるみたいなことをオーディオの世界で1まんえんで泥沼にはまるこれを「いち泥」と名付けてしまいましょう。

ベリンガーのモニタースピーカーも「いち泥」でしたし、ベリンガーのDEQ2496は2まんえんでしたからさしづめ「いち泥バツ2」ですね。

今日の主役「いち泥ばつ1」はSONYの業務用モニタースピーカー付きパワーアンプAMS-3のご紹介です。

SONY AMS-3

まず、オークションの出品情報にもネット上にもAMS-3の仕様をまとめているサイトが見つかりません。

こちらの、「じゃの路はへび・・・?」さんがブログ中で説明してくださっているところを紐解くと

それによると

メーカー SONY
品名 AMS-3
サイズ 2Uラックマウントサイズ
    幅424mm×高さ88mm×奥行500mm
重量 14kg
出力 50W(8Ω) × 2

その他の仕様

・大容量トロイダルトランス搭載 
・入力インターフェイス 3pin XLRオスおよびメス L  + Rの4ソケット
・出力インターフェイス 4pin XLR L + Rの2ソケット
・内蔵スピーカー 最大10W 楕円形15センチ×2
・VUメーター× 2
・入力インピーダンス600Ω、10KΩ、ハイインピ3段切り替え
・入力レベル +8dB、+4dBと0dBのレベル調整可能
・使用電力150W


なんかそれなりに丁寧な造りをしていることが素人目にも見て取れました。

VUメーター付き業務用50Wアンプモニタースピーカー内蔵。4pin XLRで外部スピーカーを鳴らすパワーアンプとして使うことも可能ならばありかも。

果たしてSONYさんはこれを何目的で販売されたのでしょうか?小規模な工場で館内放送でノリノリに良い音楽を流すことに使うような機種としてだったならば、さすがだと言えます。

試しにラックマウント内のモニタースピーカーで音楽を流してみます。ああ、楕円スピーカー憧れです。脳内にテレフンケンのスピーカーの絵がお花畑のように浮かびながら聞くと案外良く音が出ます。実際結構滑舌の良い昔のテレビぐらいは聞こえました。

指向性は音の拡がりは乏しくまっすぐ前に人の声が聞こえる感じ。

声に限っていえばかなり聞きやすい音を出してくれました。

音楽鑑賞に充てるには物足りないですが、音出しチェックには便利です。

何より本体横の巨大なヒートシンクがマークレビンソンが真似したのではないか?という程にカッコいい!魔改造が得意な方ならば萌えてしまう素体です。

回路は分からなくても中がキレイかは見ればわかるのでMDFの蓋を外して見学してみることにしました。

詳しいことは、さきほどの「じゃの路はへび・・・?」さんのブログに何話か書かれております。

私の個体はとても良い保存状態だったものですね。

まだ4pin XLRからの外部出力は試していませんが、無駄にVUメーターを揺らして楽しんでいます。

あえて難点を言えば4pinからスピーカー出力用に2本使ったXLRケーブルを2組作らないとならないことと、やたらデカい筐体の置き場所の確保が手強いぐらいでしょうか。

あと、当たり前の話しかもしれませんが、パワーアンプなので音を絞るのはコントロールアンプが必要なことですかね。


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アラン藤島
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