パニック発作”たるもの”。
お久しぶりです。ayaです。
今日、初めてパニック発作たるものを経験しました。
”たるもの”です。
私は適応障害を経験していますが、パニック発作は経験がありません。
それがパニック発作なのか、たるものなのかは確定できませんが
いつか、私の経験が誰かの役に立てたり、
救いになればいいなと思い書き綴ります。
まずは、今日の出来事から。
私は現在、准看護師として医療機関に勤務していますが、昨年から
正看護師になるための国家試験受験資格を得るために通信教育課程に進みました。
なんと、実はあと49日後の令和7年2月16日に私が
ずうっっっっっっっと目指していた
【第114回看護師国家試験】を控えているんですね。
わあああああ。
そんなこんなで今日は年末にも関わらず勉強をしていたんです。
でもね、本当は、実は、
帰省する東京に住む娘を迎えに行くついでに、
息子との1泊プチ旅行を計画していたわけです。
息子のことはまた詳しくは今度お話ししますが、
・中2思春期真っ盛り男子
・約1年不登校、引きこもり、昼夜逆転生活
な訳です。
すっかり私と距離ができてしまった息子。
話しかけても返事は一切なし。
でもね、根はすごくすごく優しい息子なんです。
思春期で親との関係性に葛藤している息子に、
母と二人で旅行に行こうなんて、私の虫が良すぎたのでしょう。
喜びそうなところを計画した、
ホテルも予約している。
しかし、案の定(?)、約束の時間が過ぎても
息子は起きてきませんでした。
いや、50%くらいは『やっぱりねー!!』と思った。
けど、
けど、、、。
やっぱりショックでした。
久しぶりに笑顔見れるかなとか、美味しいもの食べさせたいなとか
これをきっかけに少しでも会話できるかなとか
思っちゃってました。
喉が詰まるような感覚と、時折くる苛立ちと、ネガティブになる思考。
”せっかくあなたのことを想って私は準備したのに。”
いや、違う。
それは私の思いであって息子の気持ちを確認していない。
伝えては駄目だと思う葛藤と、やりきれない思いで勉強に手がつかず気持ちのやり場を探しているうちに刻々と経つ時間。
息子を責めることだけはやめよう、と決めた時にはもう昼をまわる時刻でした。
割り切ってホテルはキャンセル。
午後も勉強をしながらあちこちに行くネガティブ思考と国試へ向けて焦る気持ち。もともと計画を立てたりするのが苦手なんだけど、
それ以上に計画が予定通りに行かなくなると一気に不安が押し寄せてくる。
娘の迎えはどうしよう。
何時に出発しよう。
ホテルのお金無駄になってしまった。
何が悪かったかな。最初から行きたくなかったのかな。
私とは嫌なのかな。
勝手に喜ぶと想って計画したけど、実は迷惑だったかな。
ぐるぐるぐるぐるめぐる思考。
考えないようにすればするほどネガティブな思考が押し寄せてくる。
いくらか以前よりは前向きに考えたり
自分の気持ちを良い意味で無視したりできるようになってはいると思う。
けど、まだまだ湧いて出てくるネガティブ思考。
ようやく気持ちを切り替え
よし、今日は早く寝て朝早くに出て娘を迎えに行こう!
と決め17時に仮眠し2時前に出発。
明日朝8時ぐらいには娘の家に到着予定としました。
ちゃんと睡眠を取りたいので、16時に処方されている
睡眠導入剤を飲み、
ちょうど17時ごろ睡魔が襲ってきたため横になった。
うとうとし朦朧とする意識の中、
急に意識が横にぐいっと引っ張られ気を失いそうになるような気持ちの悪い感覚に襲われる。
『なんだろ。変だ。』
そう朦朧とする中、同じような感覚が3回ほど襲ってきた。
そしてその感覚は、回数を重ねるほど呼吸のしづらさも感じるようになり
『やばい、息ができない?!!??』
私は急な恐怖感に襲われた。
本当に息が吸えなかった。吐けなかった。
怖い、やばい、死ぬかもしれない、怖い、やばい、、、、
朦朧としながら両親のいるリビングへ行くと
同じく看護師をしていた母親がおり、私は必死で助けを求めた。
『ねえ、、、、具合悪い、、、、、息ができない、、、、、、』
母は驚いていたが、すぐさま私の手を取り頭骨動脈で脈をとる。
そして父親に、『血圧計持ってきて』と指示していた。
父親はとても焦っていたが母の言うとおり血圧計を持ってきてくれ血圧を測ってくれた。
157/107mmHgの値が見えた。
普段の私はどちらかと言うと低血圧で100mmHg前後。普段上がったことのない血圧。
母は過換気症候群を疑い、私に症状を尋ねた。
その時の私は
・呼吸苦感
・手指、口唇の痺れ
・足の冷感、寒気 を感じていた。
母からゆっくりと呼吸するように促され、数回呼吸を繰り返すうちに
自然と症状は落ち着いていった。
第1話にあるパニック障害に
あまりに症状が当てはまっており自分でも驚いた。
しかし、反面、弱井先生の言葉に救われた。
何度発作が起きたとしてもパニック発作で死ぬことは絶対にありません。
パニック障害は心が弱いからなる病気ではありませんよ。
脳の誤作動です。
『もう十分頑張ったから休んでね』って脳が教えてくれてるんです。
そうか、そうなんだ。
私のメンタルが弱いからじゃないんだ。
体は休みたいのに、交感神経という全力疾走スイッチが入りっぱなしで
脳が混乱して誤作動を起こしている状態。
心身が疲れすぎたという危険信号を受け取った脳が暴走しているだけ。
自分が気づかないうちに疲弊した身体が
少し頑張りすぎだよ!!休んで!!
って私に教えてくれていたんだ。
そう思うだけでも心がすうっと楽になり一眠りすることができた。
私は今日、初めてパニック発作を経験した。
本当に怖かった。死ぬかもしれないと思った。
でも、それが起こるメカニズムと対処方法を知っているだけで
すごく楽になれた。
私もまた発作が起こるかどうかは分からない。
でも、きちんとした知識を持ってさえいれば
自分じゃない誰かが同じような経験をしているときに助けることができるかもしれない。
もし、自分が、誰かがパニック発作を起こし
死ぬかもしれないという恐怖に襲われている時は
まず、ゆっくりと呼吸すること。
手や体を温めてあげること。
そして、自覚がなくてもちゃんと体を休ませてあげること。
この3つを行なってみてください。
自分の経験が
誰かの少しでも役に立てたら嬉しいです。
読んでくれてありがとうございました!