ミュージカル GYPSY 感想
ついに春の舞台祭も5つめの演目になった。
早い〜〜〜〜!!
ということで7 MEN 侍の佐々木大光が出演しているミュージカル GYPSYを見に行ったのでその感想。
シンプルにミュージカルとして素晴らしかった!
ザ・ミュージカルという感じで演者も流石に素晴らしい。
世界で上演されている演目ではあるけど前知識0で見に行ったら、ショービジネスを題材した毒親の話でびっくりした。これを毒親の話というのはあまりにも浅はかな気もするけどでもまあ毒親の話やんというのが1番最初の感想。
自分が叶えられなかった夢を自分の子供に押し付けて自分の夢を叶えようとするローズ。
子供を守るのは自分しかいないと、成長している子供をずっと10歳だと思って舞台に立たせ続けるローズ。
1番ひどいと思ったのはジューンが駆け落ちしていなくなったあとに、ずっと蔑ろにしていた才能のないルイーズにあなたはスターになれるのよとショーに出ることを強要している姿だった。
狂気だなと思うけど彼女は真剣に娘たちがスターになれると思っているし、娘たちも周りの人間もローズがスターになれるといっているからその通りだと思って行動を共にする。側から見ると狂気なんだけどその狂気が人を魅了するものなのかもと思ったり。
ローズは基本的に自分のことしか考えてない。私はこの世で自己中が1番生きるのが向いてると思うし、自己中は結局周りの優しい人間に助けられるようになっている。
実際ローズもやってられないと気づいた周りの人間が離れていくけど、結局ルイーズはローズを見捨てなかった。とまあこんな感じで完全毒親の話でうわ〜となるはずなんだけど、ミュージカル自体は音楽、ダンス、衣装も華やかで全然重くない。狂気じみたセリフもあまりにも軽やかにリズミカルに発されるので普通に聞いてしまう。
大竹しのぶが演じるローズはやっぱりすごい。狂気じみてるのに狂気じみてない。
大竹しのぶを舞台で見るのは2回目だったけどやっぱりすごいなと思った。舞台にいれば自然に引き込まれる。
それで大光なんだけど、本当にすごいとなった。
これに出れるのは大光だけだわってなりました。
外国人の役もっとしてるの見たいよってなった。
減量したみたいだけど体の厚みは失われていないしから存在感あるし、歌唱力もまだ緊張してるのかなって思ったけどでもこれまでより格別によくなってるし、ここからもっと上手くなるんだろうなと思った。なによりソロシーンのダンスは圧巻で、普段はバラエティであんなにふざけている大光なのか?となった。
長い手足が舞台映えしているし、バレエを混ぜたような動きや足のステップ全部が良かった。
ほうきを女の人に見立てて踊るところ、あんな顔できるの、、、?となってしまったよ。
顔はかわいいのに腕っぷしは男でメロメロになってしまったし。
アイドルとして活動していく中でのミュージカルの出演だろうけどそれにしたってきちんとミュージカル俳優だった。
まだ始まったばかりだけど終わる頃どれだけもっとすごくなるんだろうと思ったし、好きなグループで活動してくれているの本当にありがたい。
全員当たり前に歌上手いし、生オケよすぎて本当にショーとして素晴らしくて楽しめました!
おわり!
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