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ミミナグサ
よく見る植物だけど名前は知らない、あるいは逆に名前は見かけるけどどの植物のことを言っているのかわからない、ということはよくあります。
おもしろい植物の種を購入しようと思いネットで色々と漁っていたところ、"オランダミミナグサ" という植物の種を見つけました。でも種の写真は載っていますが植物自体の写真がありません。
どんな植物だろうと調べてみると、、、
![](https://assets.st-note.com/img/1662018989326-sjxZwbPm85.jpg)
CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=98387
写真を見ると、匍匐性の茎を持ち白い花を咲かせる、いつもよく見る雑草の一種でした。
在来種と帰化植物
ミミナグサ(耳菜草)は在来種で、元から日本に自生している植物。明治時代にヨーロッパから入ってきて広まったのがオランダミミナグサで帰化植物になります。
ミミナグサ(耳菜草)(Cerastium holosteoides)
オランダミミナグサ (Cerastium glomeratum)
見分けるポイントとして、花が閉じた状態のときに花の花弁が萼(ガク)よりも長いのがオランダミミナグサ、と書いてあるけど、写真を見てもパッと見はよくわかりません。それよりも「オランダミミナグサは花柄が短いので花が群れ咲いているような印象」という方がよく分かるかもしれません。在来種のミミナグサは花がまばらに見えますね。いつも見ているミミナグサがどちらなのか、調べてみようと思います。
追記
ミミナグサの学名は、Cerastium fontanum…も出てきます。亜種も多く分類が難しいことと、APGの分類体系への変更もあって細かい違いがわかりませんので、とりあえず上記のままとしています。ご了承ください。
(参考)
野幌森林公園地域の種子植物相(2)過去の植物相調査記録の統合とAPGによる再整理
https://www.hm.pref.hokkaido.lg.jp/wp-content/uploads/2020/04/bulletin_HM_vol5_02_p063_126.pdf