死ぬことにも才能が必要だと思う。
長すぎる。短すぎる。
そんな考えが頭の中でループしてる。
人生は楽しむには短すぎて、耐えるには長すぎる。
どちらにせよ、しんどい。
気がつけば10代が終わっていた。
過去の積み重ねでできた自分は、とても立派といえるものではなかった。
「大人になりきれない」そう言うと、必ず「そんなもん」「俺もそうだった」と返される。
その言葉に自分の限界を垣間見る。
でも、それじゃあ少なくとも俺は貴方を超えることは出来ない。
本当は何者かになりたい。死ぬ時は悲しまれたい。
凄い人だったと言われたい。
貴方より遠くへ行きたい。
でもそうなる術は持ち合わせてない。
右も左も分からない。
この世界を変えるとか、そんなことを無理してまでやるより、俺が居なくなる方が早い。
世界もその方がいいに決まってる。
100か0しかないこの世界で、俺は世界の適正値から軽く溢れてる。
そんな俺だから、生きるのがだるい。もう辞めたい。
でも死ぬのもなんかだるい。
違う。
死が救済であるなら、俺は救済に値していない。
それに俺の小ささを教えられてる。
明日も曇りらしい。
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