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従業員の離職についてー従業員目線で経営者にモノ申したい

中途なり新卒なり、せっかく雇用した従業員、それも優秀な従業員であればあるほど辞めてっちゃうんだよな、と嘆く経営者のみなさん。

辞めてしまうにはちゃんと理由がありますよ。

嘆く経営者のみなさんに、従業員目線でモノ申したい!


1. 釣った魚にエサやってます?

ホントこれ↑ですよ。
いいですか。優秀な従業員であればあるほど「自走」して働きますよね。自律的に仕事を進めることができる。
経営者のみなさんは、それに安住して、従業員のこと「放置」してませんか?
要は、ちゃんとマネジメントしてないんじゃないですか?

2. 辞める告知は突然に。

従業員から「辞める」と聞かされることは、上司や経営者にとっては突然に思えるかもしれませんが、辞める当の従業員は、辞めるという決断をするまでに、相当期間考えています。

それで、気持ちは絶えず揺れ動いています。辞めるかどうしようか。

揺れ動いてる最中、期待と裏切りを行ったりきたりしてます。
会社に期待したい気持ちと、期待してもムダだって気持ち。
時が経つにつれ、裏切られた気持ちが増えていく。。。

(中途で雇った従業員の方が、見切りをつけるのが早いとも思います。)

そんでもって、従業員に「辞めようかな」と思わせてしまった時点で、ちょっともう勝負アリですわ。

「辞めたい」と言われた時点で、もう翻意はできねぇっす。
なぜなら、「言う」までに熟考を重ねているし、「言う」というスーパー労力のいることを実行しようと決断して行動してるワケですから。

だから、「辞める」と
・言わさない
・思わせない
の2つが必要なんです。

3. 優秀な従業員は給与を求めていない?

従業員が「辞めようかな」と思わなければ、そもそも退職にはならないってことは理解していただけたかと思います。

ここで、優秀な従業員であればあるほど会社を辞めてしまう現象について考察してみます。

これは簡単。優秀であればあるほど、他の環境でも金銭を獲得しやすいっちゅーことですよね。
だから、現在の職場に固着しなくてもええっちゅーことですな。

経営者を悩ますこととして、逆説的には、優秀じゃない従業員であればあるほど、他の場所で稼ぎづらいっちゅーことですから、優秀じゃないからこそ、辞めない、っちゅーことですね。

じゃあ、優秀な従業員に残ってもらうために、経営者は何をしなきゃいけないかというと、「給与」と考えてしまうかもしれませんが、優秀な従業員が求めてるのは「給与ではない」です!!

給与でないとすれば、何なのかというと、一言「必要とされてるか」ですわ。

お金をモノサシにしたら、それこそキリないです。与えても与えても、与えられる側はどんどん慣れちゃいます。人間そうゆうもんです。
しかもこれはいろんな研究で「与えても意味ない」と結論も出てます。

4. 必要とされてる感

会社に必要とされてる感があれば、従業員は残りますよ。
必要としてる感、ちゃんと伝えてますか?

夫婦関係でもよく言いますやん。「感謝」の気持ちをきちんと言葉にして伝えろって。

従業員に言ってますか?「感謝」の言葉を。
その声かけが従業員にとっての「必要とされてる感」なんですよ。

5. ギブとテイク

あと最近だと、「目標管理制度」とか「等級制度」って流行ってますやん。なので、これを取り入れてる企業さんも多いと思いますがね。
やるのは全然いいとは思うんですが、従業員に求めるだけ求めて、経営者はきちんと「お返し」してますか??

これ、めっちゃ大事ですよ。

従業員に等級付けさせて、さらに従業員に目標を決めさせて達成を強いてやね、経営側としたら従業員の評価基準を設けれて都合ええかもしれませんがね、目標達成した時の「お返しの基準」定めてますか?

この「お返しの基準」を設けず、なんなら、きちんとお返しすらせず、なあなあとしてません?

優秀な社員ほど、見切りつけまっせ。
だって、優秀であればあるほど、達成するんだもん目標。

でね、経営者が従業員を評価するって仕組みですけど、逆に従業員「も」経営者を評価してますよ。それこそめっちゃシビアに。

6. 従業員が辞めたいと思うとき

従業員が会社を辞めたくなる要因を以下にまとめました。

仕事へのモチベーションが切れたとき

もう一言でこれ。
切れたらもうダメっす。

恋愛関係でもそうじゃないですか?
「あ、この人にもう頑張るのムリだ」って。

そうなるまでに、従業員は従業員なりにホントいろいろと取り組んでるんですよ。改善しようと。
だけど、そんな取り組みに一切効果がでないと判断しちゃったとき、離れていきます。

7.まとめ

従業員がいないと、せっかくのビジネスモデルがあっても、運用できませんやん。

従業員の大切さを改めて認識してください。

なんだろ、従業員は例えばクルマと同じと捉えても全然大丈夫なんですが、クルマを維持するのに、重量税や車両税とか払うのと同時に、ガソリン入れたりタイヤ交換したりするでしょ?

ガソリン入れるのは、ガソリンメーターを確認してだし、タイヤ交換するのは、タイヤがすり減ってないかを確認してでしょ?

従業員への給与を重量税や車両税と考えて、ガソリン減ってないかなとか、タイヤすり減ってないかなとかの確認を、従業員のモチベーションの確認と同じことと考えてみてください。

従業員をきちんとメンテナンス(=マネジメント)すれば、会社もよくなっていきますよ!

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