配信者の手札は思いのほか少ないことについて思うこと
私は一応配信者。
私は自分のことを配信者と言いたくない(以下略
しばしば、配信者とはコンテンツクリエイターであると感じる。
ただ配信をするだけでなく、そこに付加価値を与え、配信外でも自信をブランディングすることによって何かしらを提供しているからだ。
以前の記事で、安易な参加型配信をするべきではない。と書いたが、
そこでも触れた通り、我々がファンにできることは限られている。
安易に手札を切るべきではない。
例えば一度無料で参加型を行ってしまえば、それの価値は、視聴者なら誰でも無料で参加できるもの。になってしまう。
仮に、ある程度チャンネルが成熟してから、サブスク加入者限定で参加型をしていればその場合の価値は、サブスク価格×参加希望者=になる。
もちろんリアルマネーが発生する手前、最低限の質も担保されるし、配信者にとっても利益以外の利点もある。
実際多くの配信者にとってはサブスクが主な収入源となっているので、それに付加価値を付けて購買意欲を煽るのは至極当然の流れといえる。
Twitchのサブスクは基本料金が一律700円なので(大手・小規模配信関係ない)、そこにどれだけ付加価値を付けられるかで、コスパが変動する。
仮に、
一方が700円でスタンプ3個。
一方が700円でスタンプ20個。
で同じくらい好きな配信者だった場合どっちにお金を使いたくなるだろうか・・・
もちろんスタンプ20個ある方だろう。
このように700円という値段に変動がないのであれば、そこにどれだけサービスできるかで、結果に大きく差が出る。
そのためにも、配信者は自らが提供できるものを安易に消費しないようにしてもらいたい。
Twitchのサービス自体にもサブスク加入者に対してディスコサーバー招待やgグッズ割引等の機能がデフォルトで備わっている。
それらを上手に活用するためにも、安易なディスコサーバーの解放などもやめた方がいい。
またTwitchのサブスクには全三段階のティアが存在するので、ティア2とティア3は豪華な報酬を用意するといいかも。
サブスクと結び付けられるサービス案
(ティア毎の割り振り は考慮していません)
Twitchスタンプ
ディスコサーバー参加権
ゲーム参加権
DM権
通話権
LINE権
写真
お手紙・サイン
グッズ割引
有料コンテンツ割引
シチュエーションボイス配布
Twitchコミュニティステータス(VIP・モデ・アーティスト・エディターなど)
SNS日常アカウント招待
サブスク限定配信
等があります。他にもあると思いますが、さらっと思いつく限りで書いただけなので、ご了承ください。
※上記全てをサブスク報酬として設定する必要はない。上記報酬を別の用途で使用しても良いし、そこは自由だ。
上記のどれもただ無料で配るには勿体ないと思わないだろうか?
作るのには大抵費用や労力がかかっている。
しっかりと価値を見極めて、ファンと自分、双方にとって利益が生まれるようにしなければいけない。
配信外のコンテンツについて
上記のサブスク報酬の中にもいくつかあるがそれ以外だと、
パトロンサイト(ファンティアやファンボックスなど)
グッズ販売サイト(boothなど)
等があるだろう。
少ないように見えるかもしれないが、こんなものである。
我々非接触型の配信者が提供できるサービスには限りがある。
個人ともなれば猶更だ。
それでも、パトロンサイトやグッズ販売は、中身を自由に設定できるので、内包するコンテンツの振り幅は意外とある。
コンテンツの使用(発表)タイミング
今まで書いたコンテンツを全て、すぐに導入する必要はない。
というかしないでほしい。
小出しにした方が話題も定期的に提供できるし、ファンを飽きさせない工夫といえるだろう。
一気に導入してもごちゃごちゃするだけだし、その後何も発信できるものがなくなってしまう。
よくいるが、フォロワー500人以下とかでパトロンサイト公開したり、グッズ販売をしたりするケースがあるが、時期尚早と言わざるを得ない。
根強いファンがいたり、狭いコミュニティ内で要望多数なら一考の余地があるが、自信が話題作りのために公開してしまうのは、コンテンツ自体の寿命を早めるだけだ。
いつ公開すればいいのか
難しいラインだが、フォロワー数やチャンネル規模が大きくなるにつれて段階的に公開していけばいいと考える。
フォロワー〇〇人記念配信等はそれだけで話題としては十分なので、例えば、
アフィリエイト達成(目標50人達成でもある)
↓
アフィ達成記念配信(次の目標はフォロワー100人)
↓
目標100人までのつなぎの為に、
サブスク特典でスタンプ追加しました!
↓
100人達成記念配信(次回目標200~300人)
↓
サブスク限定でディスコサーバー公開しました!
↓
etc
上記のように一定期間ごとの話題作りの為に公開していっても良いし、
自分の気分である程度期間を開けて公開していってもいい。
パトロンサイトやグッズ販売のタイミング
これは判断が難しいが、配信サービスやSNSのフォロワーが最低でも1000人単位で欲しいところではある。
特にSNSは拡散力も必要になってくるため、最低でも4桁はフォロワーが必要だろう。
上記条件に該当しないのはコアなファンが多数いる場合だ。
確実に買ってくれる人が多くいるのであれば、公開しても構わない。
最後に
現時点で配信者側がファンに提供できるサービスには限りがあり、それの価値と公開タイミングは配信者側に委ねられている。
なので、その取り扱いには慎重になるべきだし、無駄に消費してしまわない様に気を付けてほしいと願うばかりだ。
※これまで長々と書いてきたが、あくまで私の主観であり、ファンの質や、自信の配信スタイルで大きく変動するものであることは覚えておいてもらいたい。
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