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心の暗がりを前に


社会を生きる人は見渡せば何食わぬ顔で颯爽と歩いていく。
とってもとっても心が不安なとき
どんな表情をして歩けばよいのだろう。
どんな心持でいたらよいのだろう。
誰かに不安な気持ちを伝えても、ひとりになればその暗がりがまた戻ってきてしまう。

わたしには有難いことに心配してくれる人がいる。
でもその人たちがいようがいまいが、
わたしはわたし、ひとりで歩みを進めなければならない。
難しいなあ。
ひとりの時間が至福のときで、
ひとり旅だって大好きなのに。

どう歩みを進めるか。
今日は、原田マハさんの『スイート・ホーム』を携えてわたしの壁を乗り越えてみる。
心がほくほくになる小説。
これまでに拾い集めた愛しき景色や人の写真を眺めることにする。

まだ残暑のきびしい頃、優しい思い出



行き道にはお守りのような歌を。

永遠を
君は笑った

ゆくさきを 指差して

海からの
地図を描けば

頬を撫でる南風

そして
永遠は
君をさらった
でも行く先はもう決めた

さあ 奏で
溢れた日々のあとさき
振り返るな
君を描いた

上へ
上へ
帆を立てて

「永遠と一日」baobab+ haruka nakamura

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