心の暗がりを前に
社会を生きる人は見渡せば何食わぬ顔で颯爽と歩いていく。
とってもとっても心が不安なとき
どんな表情をして歩けばよいのだろう。
どんな心持でいたらよいのだろう。
誰かに不安な気持ちを伝えても、ひとりになればその暗がりがまた戻ってきてしまう。
わたしには有難いことに心配してくれる人がいる。
でもその人たちがいようがいまいが、
わたしはわたし、ひとりで歩みを進めなければならない。
難しいなあ。
ひとりの時間が至福のときで、
ひとり旅だって大好きなのに。
どう歩みを進めるか。
今日は、原田マハさんの『スイート・ホーム』を携えてわたしの壁を乗り越えてみる。
心がほくほくになる小説。
これまでに拾い集めた愛しき景色や人の写真を眺めることにする。
行き道にはお守りのような歌を。
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