千歌

21歳 旅がすきです。

千歌

21歳 旅がすきです。

最近の記事

  • 固定された記事

しげしげと眺め入る、山里の暮らし

はじめに 先日、二度目の利用となるおてつたびで山里の暮らしを体験した。行き先は、福岡から遠く離れた土地、飛騨の山里にひっそりとたたずむ種蔵集落。今回お世話になったのが、集落にたったひとつの宿泊施設「板倉の宿 種蔵」を運営する掛川さん。築100年以上の木の香りに包まれたお宿で、耳を澄まし、手で直に触れ、香りをいっぱいに取り込み、ひとくちひとくち咀嚼し、じっくり目を凝らす、、そんな6日間を過ごした。目の前に対峙するものが鮮明に映った時間を、写真に残した美しい種蔵の姿とともにお届け

    • 写真展『続いていく写真』より

      2024年9月22日。  黄ニラと豚の蕎麦を啜りながら、ようやく岡山に到着したことを実感した。なかなか覚めなかった眠気も取れて、軽やかな足取りで駅をでる。  今回の旅はなんといっても、calmという写真ユニットを組む萬壽さん・平末さんとkuon coffee というカフェを営む優香さん3人の展示が目玉である。あまりに濃い時間と、人と繋がる喜びに溢れたあの日のことをここに綴る。 「祈ること」よりも「託すこと」を目指したい  1日目の夜は、主催する萬壽さんにお呼ばれして、展示

      • 心の暗がりを前に

        社会を生きる人は見渡せば何食わぬ顔で颯爽と歩いていく。 とってもとっても心が不安なとき どんな表情をして歩けばよいのだろう。 どんな心持でいたらよいのだろう。 誰かに不安な気持ちを伝えても、ひとりになればその暗がりがまた戻ってきてしまう。 わたしには有難いことに心配してくれる人がいる。 でもその人たちがいようがいまいが、 わたしはわたし、ひとりで歩みを進めなければならない。 難しいなあ。 ひとりの時間が至福のときで、 ひとり旅だって大好きなのに。 どう歩みを進めるか。

        • どうしようもなく不安に襲われる夜がある。時に苛立ちを覚えたり、言葉にならない感情の行き先に迷ったり。毎月毎月こうだ。でも、この数週間にみんな心に暗がりを持っていると知った。わたしもみんなも知っているように、朝はちゃんとやって来るよと伝えてあげたい。

        • 固定された記事

        しげしげと眺め入る、山里の暮らし

        • 写真展『続いていく写真』より

        • 心の暗がりを前に

        • どうしようもなく不安に襲われる夜がある。時に苛立ちを覚えたり、言葉にならない感情の行き先に迷ったり。毎月毎月こうだ。でも、この数週間にみんな心に暗がりを持っていると知った。わたしもみんなも知っているように、朝はちゃんとやって来るよと伝えてあげたい。

          倣うこと、愛を込めること

          我々の人生は倣うことに始まり、今もなお日常で出会う「いいな」を自分のなかに取り込むことが度々ある。幼いころから人やモノを見ては自分のなかに取り込んで生きてきた。そう考えると、今ある自分もその「模倣」の集積であるはず。 またこの世は模倣され、複製されたものたちが わたしたちの見えないところでも溢れている。 そしてそうしたものにわたしたちは生かされている。 模倣したもの、踏襲されてきたものといえば、文化となりうるすべてのもの、写真もそうだと思った。 伝統や慣習もきっと、元ある

          倣うこと、愛を込めること

          遠くに想いを馳せる

          . 今年の冬に決行した、18切符旅最初の行き先 一生に一度は目に触れておかねばと 心に決めていた場所へ 机上よりはるかに大きな学びは そこにあるはず わたしが、あなたが、 そこへ出向き、見つめ、耳を澄まし 思いを馳せること わたしが、あなたが持ち合わせた 心の素直さのもと向き合うこと わかるに届かなくても、分かりっこないに抗う わたしの、あなたの足で歩み寄ること それは敬いであり祈りである 「いかにして遠く離れた世界や時代の実情を、 自分事として捉えられるの

          遠くに想いを馳せる

          本当にウィーンに来ちゃった!滞在3日目の日記🗒

          初ひとり海外フライトで、はるばるウィーンへやって来た。 北欧に行くならせっかくの機会だからと、5年ぶりに訪れることに。今回は自力で来れたのが嬉しいな〜 さてさて、今日の日記を こちらに来て時差ボケなのか、単に動きすぎているのか、5時台から1日が始まる。 ウィーンの街はある程度知っているので、 行きたい場所リストと天気を照らし合わせて 訪れる場所を決めていく。 日程に余裕があるのなら、このくらいのゆるさもいいのでは?と思った。 今朝はウィーンの台所、ナッシュマルクトからス

          本当にウィーンに来ちゃった!滞在3日目の日記🗒

          3年越しの、夢が叶った話🌼

          遡ること数ヶ月前 わたしの元に幸せなニュースが舞い込んできた。 夢なんじゃないか。飛んで喜んだことを覚えている。 なんてったってずっと私のロールモデルである 汐音さんとの撮影が決まったのだ。 高校時代、席替えで隣になった人に度々 汐音さんの魅力を語っていたわたし。 視聴者の方も共感してくれると思うが、 私は特に夢を自分の力で切り開き歩んでいく姿に強く心打たれた。汐音さんの姿を自分に投影しながら、きっと沢山の方が励まされたことと思う。 パリで夢を叶える汐音さん、凄くきらき

          3年越しの、夢が叶った話🌼

          写真展 『再生』が終わりました。

          ついに「再生」展の幕が閉じ、緊張の紐がするりと抜けほっとしている。 無事2日間終えた今、展示に足を運んでくれた人、これまで支えてくれた沢山の人たち、一緒に展示をしただいちゃんに感謝でいっぱい。 正直言うと、最後の最後まで不安と焦りに押しつぶされそうだった。だけど、それよりも走りきった達成感を味わいつつ、頂いた言葉に本当に救われた。 単なる写真の展示ではなく、形にしてその時その時に大切にしたい、伝えたい、誰かと共有したいと心動かされたことを残す大切さを教えて貰った気がす

          写真展 『再生』が終わりました。