![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/160883634/rectangle_large_type_2_be2acda8150a8ca0d7003704e62d42fc.jpeg?width=1200)
2004 双子姉妹の恋.../18.新居の造園計画
登場人物
友部 彩 双子の姉 理科大 薬学部4年 1982年
友部 舞 双子の妹 ハウスビルダー 設計担当 1982年
友部 聖(あきら) 彩・舞の弟 1985年
山下 敦 ハウスビルダー 設計担当 1976年
高山 耕一 製薬会社 新薬開発研究 1972年
山辺 早奈江 不動産会社 営業課長1980年
本田 かすみ 不動産会社 営業担当 1986年
木村 隼人 不動産会社 営業担当 1980年
半田 幸恵 つくば市要の地主 1975年
半田 充 幸恵の長男 1984年
友部 友梨 舞・彩の母
彩・舞夫妻が春日の新居へ越してきて初めてのGWをどう過ごすのかを、4月中旬に4人で話した。
彩「GWは何処かへ行きたい?私達は、ガーデニングしたいんだけど...」
敦「そうですね、僕たちも来月、アオハダを植木屋が植えに来るので、準備したいんです」
舞「じゃー、お出かけしないで、ガーデニングね」
耕一「でも1度くらいは、バーベキューしますよね」
彩「じゃー、BQの仕込みは耕一さんの担当で良いかしら...」
舞「良いわよ、私達でやるから、お姉ちゃん達は、飲み物お願いね」
敦「ビールとスコッチがあれば良いですよ」
耕一「じゃ、それと僕がカクテル作りますよ」
西ウィングのリビングには、ミニカウンターがあり、カクテルも作れる様になっている。
だから外へ飲みに行く必要はないのだが、早奈江と外で飲んだのは、ある意味、家で飲めない事情があったのか、それとも...。
実は、ガーデニングについても、4人で案を練っていた。
それは、和風とか如何にも庭というのではなく、雑木が多い、自然林のような庭にしたいと、彩と耕一が言うので、舞達も同意した。
ただ、いきなりとというのでは、予算的にも大変だし、楽しみながら進めたいということなので、暫定で高麗芝を植えて、少しづつ植栽することにした。
そのGWの第1日目、BQの準備を始めている舞と彩。
舞「お姉ちゃん、先に言うけど、、実はね、どうも赤ちゃんが出来たみたいなの」
彩「産婦人科へ行ったの...」
舞「うん、3ヶ月目だって」
彩「おめでとう」
その後のBQはその話で持ちきりだった。
だからお酒は3人で、4人分は飲んだし、午後の作業は午睡の後、夫達が芝を植える下地を作った。
その夜の会話。
敦「妊娠初期は安静にしないとね」
舞「ありがとう。昼も夜も運動も暫くは、お預けね」
敦「我慢するよ。元気な母体と赤ちゃんの為にね」
舞「堪るとろくな事にならないので、それは任せてね」と敦の息子を咥え始めた…。
その東側の住棟では、
耕一「舞ちゃん、お目出たで嬉しそうだったね」
彩「そうね、結婚して1年半だからね。出来て良かったわ。甥か姪が出来るのよ」
耕一「僕たちも頑張らないとね」
彩「そうよ、頑張って」と耕一の息子を出して、刺激始めたら、彼は彩の太股を舌で舐め始めた…。
翌日は、4人とも前日の疲れもあり、遅く起きたので、ブランチになった。
耕一・彩のキッチンで朝食の用意を始めた。
このGWは4月29日から5月7日まで9連休なので、ロングバケーションである。午後から友梨達が遊びに来るので、その用意もしている。
午後、友梨達が遊びに来た。
舞「いらっしゃい、あれ、このワンちゃんどうしたの...」
幸太「お母さんが、欲しいというので、先週ブリーダーさんから譲って貰ったの」
毛足の長い、子犬が玄関から走ってきた。白・茶・黒の三色の毛並みでまだ小さくて可愛い。
彩「あら、可愛い」
友梨「この子は、シェルティーという犬種で、血統書付きの由緒正しき子よ。雌よ」
耕一「なんか癒やされますね。ワンちゃんも良いですね。名前は...」
友梨「エマよ。なんか耕一さんが気に入ったのかな」エマは耕一に纏わり付いて、彼のスリッパを咥えて、脱がせようとしている。
舞「耕一さんのフェロモンが気に入ったのね」
幸太「犬も人間と同じで、相性はあるので、好きな人と普通の人、嫌いな人はあるみたいだね」
彩「なんか、可愛いね。耕一さん、ウチも欲しいね」
耕一「お母さん、この子のブリーダーさんを紹介してください。今度、見学に行きたいですね」
友梨「そう、じゃー、連絡しておくわ」
それが2006年4月下旬の出来