Day 7
自分の中の負のループがそろそろ良くないな、と思って。
夫婦関係を険悪にする可能性がある行為を、踏みとどまらずに行ったのはあっちだ。
あっちはこうなることを頭のどこかで理解していたはずだ。
だから、こうなってしまったことに私の責任はない。
呪文みたいに何度も呟いていたら、ちょっとスッキリした。
私はわかりやすい人間だ。
友達からも、同僚からも、パートナーの裏切りには徹底的に潰しにかかる人間だと思われている。
その通り。
それは旦那ならよくわかっていたはず。
だから私は何も悪くないし、旦那の行為をどこかで止められたんじゃないか…なんてこと、いくら悔やんでもムダ。
こうなる運命だった。
結婚10年目を祝うことなんて最初から無理だった。
それだけのこと。
起こるべくして起こって、関係は悪化する運命だったから悪化した。
それは旦那の選択によって起こった。
全部旦那が決めたこと。
殺伐とした家庭内の空気は旦那が作り出したもの。
私はこんな風にしたいなんて思っていなかった。
ただ、それだけ。