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東京は意外と子連れに優しかった件
二歳の息子を連れて、日本に一時帰国してきました。東京に滞在したのは二週間ほど。
小さな子供を連れての東京滞在を決めたときは不安の方が大きかったものです。東京はどこも混雑しているし、小さな子連れには優しくないというイメージがあったので。
しかし、二週間の東京滞在でイメージは覆されました。子供が育てやすいかは、実際に住んだわけではないので何ともいえないですが。
エレベーターがちゃんと稼働している
どの駅に行っても、デパートに行っても、エレベーターがちゃんと動いてました。
ベルリンでは、駅のエレベーターが故障中で動かないことが体感50%くらいの確率であるので、エレベーターが動いているだけで、ベビーカーで移動する身分としてはありがたかったです。
ちょっと残念だったのが、エスカレーターが近くにあるのに、身軽かつ健康な人がエレベーターの収容人数を埋めてしまっていたこと。車椅子やベビーカーを使っている人にとってはエレベーターしか移動手段がないので、もう少し気遣ってくれり人が増えたらいいのにと思いました。
今回の東京滞在で印象的だったのが、目に見えない障がいを持つ人用の赤いマークをつけている方をよく見かけたことです。これほど目に見えない障がいを持つ人がいるとは、と考えさせられました。
おじいちゃんおばあちゃんが話しかけてくれる
息子を連れて、東京都内を色々観光してまわったのですが、至る所で人びとに優しくしてもらい、声をかけてもらったと思います。
特に、浅草や築地、谷中といった下町のおじいちゃんおばあちゃんは息子に話しかけてくれました。ベルリンではそんな風に話しかけられることなんてないので、息子は恥ずかしそうにしがらも嬉しそうだったのが印象的でした。
子連れに優しい飲食店が多い
東京滞在中はほぼ外食してたのですが、どの飲食店で子連れでも問題なく食事できました。そして多くの店で、子供用の食器を頼まなくても出してくれたり、ベビーカーで入りやすい席に案内してくれたりと、非常に優しく対応してもらいありがたかったです。
せっかく東京に来たのだから、と奮発してちょっと高めのおいしいとんかつ屋さんに行ったときのこと。広めの座敷に案内してもらったのですが、息子が大興奮して歩き回り、座ってくれない🥲私たちが、とんかつを食べられるようにと、優しい店員さんが息子の相手をしてくれました。
「小さな子供がいるとなかなかゆっくり食べられないですよね。私いま手が空いてるんで、息子くんみてるので、とんかつ食べちゃってください!」と。
ゆっくりとんかつは食べられなかったけど、店員さんの心遣いのおかげで揚げたてのとんかつを食べることができました。
小さな子連れで外食はなにかと大変なのですが、このような飲食店側の気遣いが本当にありがたいです。
終わりに
小さな子連れの東京観光は、不安いっぱいだったのですが、最終的には東京の優しさに触れることができたのでした。
もちろん、嫌な思いをしたことも、大変さを感じたこともありましたけど。
東京が、日本が、更に子育てしやすい国になっていって欲しいものです。