《Mare/マーレ》の香り
今、こうして当時のことを思い返しながらブログを書いているだけでも、その時の興奮と感動が蘇り胸が高鳴ってくる。
ここで、私がこんなにも心を奪われた香りについて紹介したい。
フィレンツェのカルツァイウオーリ通りで出会った爽やかで清々しいブルーの香り。
商品ではルームフレグランスとして販売されており、何の迷いもなく購入した
『Mare』の香りだ。
マーレとはイタリア語で《海》という意味。
まさに、爽やかな海を思わせる香りと透き通るブルーの色味が、
太陽に照らされてキラキラ輝く地中海の美しさを彷彿とさせる。
Acqua dell’Elbaは、ブランド自らの始まりを船の航海の物語として表現し、今もなお香りを追い求める航海を続けている。
そして、香り一つひとつにも、そんな海の航海に纏わるエピソードや想いが込められている。
Mareの香りについては以下のように表現されている。
私がこのMareの香りと出会って以降も、イタリアへは何か目的や目標があって行く時もあれば、
母親と2人で“なりきりイタリアーナ”のゆるい旅の時もある。
そして、イタリアの地では勿論楽しく嬉しい気持ちが大半だが、
時に悩んで壁にぶち当たっている時もあった。
そんなイタリアでの様々な出来事や感情を、この香りはそっと鎮めて落ち着かせてくれる。
それは日本に居る時も同じだ。
このスプレーをひと吹きするだけで、
前向きな気持ちは一層前向きに、
何かに追われたり焦ったり辛かったり…そんな時は心を穏やかにしてくれる。
私はこの香りにどれだけ救われているか、、、
日常になくてはならないものになっている。
毎回イタリアでAcqua dell'Elbaのお店へ足を運び、買い物をしながらその場の空気を味わうのが楽しみの一つと言える。
Acqua dell'Elbaと出会い、そしてまたイタリアで再会する、これが私にとってはイタリア旅行中の特別な時間だ。
余談で、、
Acqua dell’Elbaの隣に映っているものは、皆さんもよくご存知かと思いますが、
世界最古の薬局『Santa Maria Novella』
のアロマや化粧品たち。
今となっては日本でも購入できる箇所が増えているが、
約10年ほど前ともなると、日本での限られた場所でしか購入ができなかった為、
フィレンツェの美しい本店で買い物をする時間は心躍る貴重なひと時だった。
Santa Maria Novella薬局もまた、
店内に広がる香りと、歴史的建造物にフレスコ画が描かれた華やかで趣ある空間はお気に入りの場である。