【娘が天才だと思っていた】こと
勘違いをしたい時って誰にでもあると思う。
そう、
私もその1人。
そんな時だってあるよね?
それは娘がまだ2歳か3歳くらいの時である。
夏にやる映画といえば…
ピンポンッ!!
そう正解!!!!
ジブリ!!!!
ではその時何を見たかと言うと…
ピンポンッ!!
まさかの連続正解!!
『千と千尋の神隠し』
娘はセンチヒにハマりまくりまくりまして、
とにかく暇な時間さえあればずっと見ていました。
私も大好きなので、一緒に見られるなら好都合と飽きもせずに何回も繰り返し見ておりました。
見ているうちに、自分もその中の登場人物になってしまうのが子ども。
走りながらドアの目の前で手をかざし、私がタイミングよくドアを開ける係になったり、
エンガチョを切る釜爺の役になったりと、最初はそんなもんだった。
だがしかし、私に試練が訪れることとなる。
演出家による配役が決められたのである。
「おかあちゃんは せん ね!!」
はい、千でございますね。承知致しました。
ということは、もちろんハクは娘。
その他はお互いにカバーし合うという事で、
私たちの千と千尋の神隠しは幕を開けた。
【第1章 娘は天才かもしれない】
冒頭、娘は母親と父親役。私は千尋。
テンポよく会話が進んでいく。
しかし、車が停まっていよいよトンネルの向こうに入ったころから、私にひとつの疑問が浮かび始めた。
ぇ、待って…これって…このまま最後まで突き進むやつ??
その通りであった。
そして、私はその頃から全くセリフが分からなくなった。
分からない部分に関しては娘が私にプロンプをしてくれる。なので、私はそれに続いてセリフを言うのだが、ほぼ全てのセリフがそうなった時、2歳か3歳であった娘が
ブチギレた!!!
あいやぁー!!!!!
おかあちゃんびっくらだぁあ!!!
なんでセリフが分からないのかと。
あんなに一緒に見たのに覚えていないのかと。
セリフは分からなくても動きくらいはちゃんと覚えておいてくれよと。
ガチ怒られの末、娘が取った行動は…
全役自分がやるということ。
母は初日の稽古で降板となりました。
早かった、、大変早かった…。。。。
そこからはスムーズに過ぎていく舞台、千と千尋の神隠し。
その時、ふと頭の中に浮かんだ事、それが…
うちの子天才やもしれん!!!
【第2章 そう思いたい気持ちと現実と】
結局、数日かけて最後まで演じきった娘。
全セリフ覚えてるとか神!!!
そしてそれを意気揚々と、周りのママ友に話したところ。
「そうそう!好きなアニメとか戦隊ものとか、全部覚えて勝手になんかやってるよねぇ」
「うちもー」
「うちもー」
「うちなー」
「うちもー」
「うちm(強制終了に入らせていただきます。)」
(ひとつ何か違うものが混ざってるぞ)
そんなこんなで、意気揚々と話した自分。
お恥ずかしい。。大変お恥ずかしい限りでございます。
【第3章 悟り】
娘は凡人だった!!!
凡人から急に天才が産まれることもなく。
世の中全ての子どもたちがある意味天才過ぎたという事で、天才の中に天才がいたら、それはもう天才ではなく凡人になるというお話でした。
通常運転で天才なんて!!
なんて羨ましいんだっっ!!!
本日も最後までお付き合いいただき、有難うございました。
それではまた明日!
あーとん
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