言語の成長
1歳5か月になった娘の成長がすさまじい。
1歳に近づくにつれて、こちらの言っていることが通じてきている反応が増え、子育ておもしろ~♬と思ってはいた。が、1歳を超えてその成長スピードはぐんぐんと速度を増し、ここ最近は1日1語のペースで自発的な新ワードが口から出るようになったなぁと感じていたところ、一昨日は「ごーぐっと!」(ヨーグルト)、「かいがん!」(かいだん)、「べんべ!」(せんべい)と3語の新語が飛び出した。昨日は夕飯を作る私の元にやってきて、椅子に置いていた茄子を掴んでいきなり「な、ん!」(な、す)と発するもんだから、料理の手を止めしこたま褒めた。
今日の新ワードは「はっぴっぴ!」(はみがき)、「ぱ、ぶっぶ」(パズル)、「あぷぅ」(スプーン)だった。
脳内で一万語?五万語?(わすれた)単語が溜まったら溢れ出すように話し始めると聞いたことがあるが、まさに溢れ出ているかのように毎日何かしらをアウトプットしている今日この頃。溜まったら溢れ出す説が本当かどうかはわからないが、私が日常的に話してきた言葉たちが少なからず彼女の中に蓄積されていっているのかと思うと、この1年5か月交わしてきた言葉たち(というより一方的に話しかけまくっていた独り言のような言葉たち)が愛おしく、少し誇らしくすら思える。
抱っこ!は、だっく!
取って!は、くんて。
大好き!は、だいっき!
会いたいよー、は、がっくっくー。
豆腐は、ぶっぷ。
卵は、ばぶ。
発音の成長が伴わないので、家の中でしか通じない言葉が多々あるけど、家の中では全部通じてる。「くっく!かか!」(くつ、かさ)で、靴履いて外出て傘で遊びたいと訴えてくる。「ぱいぱい!あっち!」で、あっち(いつもおっぱい飲む場所)でおっぱいタイムにしましょうよと誘ってくる。自分の持ちうる語彙を駆使して、なんとか意思を伝えようとする姿勢は、見ていて震える。ことばでコミュニケーションをとる、という、これから果てしなく長い間他者との間で積み重ねていく、楽しくて時にややこしい第一歩を、いま踏み出しているんだな。その最初の相手となるんだな、私は。楽しいし、嬉しい。いざ意識すると、責任重大な気がしてきた。なるべくこぼさないように、受け止めて、返していきたいなと思う。
言葉は、人を自分を、助けることも、癒すことも、慰めることも、傷つけることもできる。
これから先、なるべくならいい言葉を、たくさん交わせるといいね。
なるべくなら幸せな言葉を、たくさん重ねたいよね。
「おむつ替えるよ」「ない!」「ごはん食べるよ」「ない!」なんでもとりあえず「ない!」と言ってみたいお年頃。
なるべくと言わず、たまにはいい言葉でお返事くださいませ、と、母は願っておりますよ。すでに。