【2020年8月29日のこと】お金とモノと価値観と
1. すでに室温34.2の朝のミミミ文学。
2. 本日は午後からzoomで読書会。干からびれずにやれるのか。
3. むかし、子どものころ、家へ遊びに行くとサンリオのオモチャをくれるクラスメートの女の子がいた。
4. サンリオのオモチャが欲しい子はこぞって遊びに行った。わたしもその中のひとりだった。
5. その子は小学生ながらにパーマをかけていて、いつもドレスを着ていて、家で出されるおやつも豪華で、子どもながらに羨ましかった。
6. でも、彼女はわがままで、モノで支配をする子だった。これが欲しいなら言うことききな、みたいな独裁者。
7. 意地悪も凄くて、まわりはさすがに嫌になり、どんどん離れていった。おやつもオモチャも魅力だけど、それだけじゃないと7歳ながら学んだんだと思う。
8. ある日、その女の子は仲間のひとりに道端の草を食べさせるという意地悪をしていた。子どもながらに見かねて止めて文句を言ったら、次の日、女の子の母親から待ち伏せされて怒鳴られまくりびびった。
9. 女の子の母親があまりに怖くて、子どもだったから、理不尽さにも気づかず、自分が悪いことをしてしまったのかと思い、自分の母親にも言えなかった。
10. 大人になってわかったことだけど、女の子の家は複雑な家庭で、父親にあたる方はラブホテルを経営していた。別に家庭があったらしい。村の大人はこっそり「二号さん」と呼んでいた。
11. 女の子の家も、廃墟となったラブホテルの横に建っていた。今考えるとプレハブだったと思う。
12. 狭い村ではこのうちのことは有名だったらしい。だから、女の子、というよりは女の子の母親は、モノでつって友だちを作れるようにしていたのだと思う。
13. 毎日、百万円を配っている前園さん。フォロワー数100万人を嬉しがっていることを知り、子どもの頃のはなしを思い出してしまった。
14. お金とか地位に、蟻んこのようにむらがるひとはいる。でもお金や地位は永遠ではない。お金や地位で寄ってくるひとひとは、それだけだの関係だと思う。
15. わたしはお金も地位もない人生でずっと生きてきたから、それによって必要以上に馬鹿にされたり理不尽な思いはしてきたけど、何もないわたしの元に集ってくれるひとだからこそ信頼できる。
16. 地位やお金では得られないもので満たされているわたしは、意外に価値あり?そしてハッピーとも言えるのかしらん、なんて。
17. 前園さんのフォロワーコメントをみると、さもしい気持ちになるけど、前園さんのお金を配りが「ベーシックインカム」「世界平和」だなんて腹立だしいミスリードなワードを使っていても、痛々しく感じて目を瞑っておこう、という気分にもなる。勝手にせつなく感じる。
18. ま、わたしも10万がもらえたらクーラーも買えるし、豪遊もできるし、逆にそのお金をもとにガチで社会貢献できるプログラムもできるかもしれない。
19. でも、わたしはフォローしない。それがわたしの矜恃。もっともフォロワーには奥田知志さんもダイアローグインザダークも坂口恭平さんもいる。考え方はひとそれぞれ。否定も肯定もしない。お金はセンシティブだ。
20. さて、ベランダに打ち水をして洗濯物を干して、アイスを食べながらzoomの準備しよう!とっぴんぱらりのぷぅ。