【2020年9月14日のこと】zoom会議、対面再会、ダイアログインザライト
1. 布団の中のゴロゴロ、ミミミ文学。東京ついに涼しい!軽井沢にいるみたい⁉︎(どこが)
2. 土日の色々な出来事があまりに濃厚すぎて、箱入りの高級肉を食べてお腹をこわすように、「日乗」越えのハレの連続で興奮すぎて、昨夜は眠いのに眠れなかった。
3. 昨日は、午前中にプライベートでかかわっているプロジェクトのzoomミーティング。もの凄く話した。
4. 例えば、大量のテキストをnoteに掲載するのと書籍化して集合体として掲載するのでは同じコンテンツでも受け手の感覚は違ってくるんじゃないか、と問題提起。
5. 集合化した文脈でまとめて読めるのは、やはりパラパラめくれる書籍ならではなんじゃないかと、電子書籍やネットの文章と本との差別化が、今更ながらにクリアに見えて、ひとり、コーフンした。
6. わたしはやっぱり本が好き。
7. 午後は、お正月ぶりに年上の元同僚の友人と会う。オンラインでは頻繁に話しているから、久々!と言う感じはしなかったので、第一声はあまりに普通すぎた。だから、互いに第一声をやり直すことにし、大袈裟に再会を喜びあった。日常に演劇的ユーモアは大事なり。
8. 浜松町にサンマルクはなかったので、ターリーズにて、雑談、しゃべ録実験、筆談実験。移動してアトレビルで、食レポ実験につきコオロギスナックを食べる、などしていたら数時間はあっという間。
9. 念願のダイアログインザダーク改め、ダイアログインザライトに参加した。
10. ドキュメンタリーの撮影が入り、伊藤詩織さんがいらしていた。
11. わたしは、詩織さんの「僕は母と妹を殺した」https://creators.yahoo.co.jp/itoshiori/0200040539 の作品を観ていて凄いと思っていて、いつか感想を伝えられる機会があったらいいな、と思っていたけど、肝心なところで作品のタイトルを忘れてしまい出来なかった。残念。
12. 詩織さんはドキュメンタリーの賞も取っている。本業の仕事がより注目されたらいいな、と思っている。
13. 参加者の中でダイアログインザダークを経験していたひとはわたししかいなかった。ダイアログインザライトは、コロナ感染防止の為に、暗闇でなく少し明かりが灯され、対話をメインにしたコンテンツになっていた。
14. ダイアログインザダークは、暗闇の中のソーシャルエンターテイメントが売りだから、明るくなってしまったらどうなるのだろうと思っていたけれど、かなり工夫されたプログラムだった。
15. 何より毎回驚くのは、視覚障がいのあるアテンドのコミュニケーションスキルだ。対話を回していく場の作り方やウイットに富んだ伝え方、声のトーンが素晴らしい。
16. このスキルは障がいがあるなし関わらず、資質な気もしていて、なかなか身につけるのは難しいのだけれど、みなさん完璧で感じ入る。
17. しかし、まさかダイアログインザダークで「明かり」を語る日がくるとは、と思わなかった。過去2回参加しているけど、そこでは「暗闇」を語りあった。
18. しかし、真っ暗じゃない分、参加者は視覚に頼るところもまだあり、それは、現実をひきづっていることにつながり、暗闇の中では誰もが平等になれる、というあのなんとも言えない体感は前回のようには正直得られなかった。
19. 参加者のグループにディベートのうまそうなビジネスマンがいた。その方は、沈黙が嫌だから話すのだという語り方で、ずっと話していた。彼はいつもの「日常」から離脱できてないな、と感じてしまった。
20. 本当の暗闇だと、そういうひとこそ自分自身のあやふやなところや他者性に気づき、沈黙がどれだけ雄弁であるかを知り、参加後は変化をする。そして、わたしも見た目や言動でこうしたレッテルを彼には張らず、参加者と接することができた、のだが。
21. また、視覚障がい者を労わろう、みたいな先入観ありの発言をする参加者もいた。これも暗闇だと違ってくると思う。ダイアログインザダークは聖なる体験の場ではなく、あくまでソーシャルエンターテイメントで、だからこそ暗闇ではハンデすらなくなるんだ。
22. 早くコロナが収束して、ダイアログインザダークが復活して欲しい。もちろん、ダイアログインザライトでもフィードバックはあり、感覚が開いているので駅までの帰りの道のりは聴覚がかなり敏感になって、いろんな音が飛び込んできた。この体感変化は大事。ダーク再開の為にもライトを応援したいし、再び暗闇に戻ったときの比較が出来るかも知れない。
23. 終演後に、視覚障がいのアテンドに目の見えない方の色の認識法について質問できた。人それぞれらしいけど、赤は太陽や暖かさ、青はクール、白は光り、ピンクパープルは可愛らしさ、など言葉に変換して認識していると教えてもらった。
24. わたしがピンクのTシャツを着ていることを告げたら、ニヤリと笑って「可愛らしいですね、きっと似合ってます」と言ってくれた。嬉しかった。
とっぴんぱらりのぷぅ。