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【2021年2月13日のこと】窓ガラス展覧会、天草寒天、干し芋神社


1. 世界の片隅からこんにちは❗️
2. 家の道路に面した窓ガラスにアイロンビーズ で鬼滅の刃を模した作品を作って貼ってみた。道路は小学校の通学路になっているから、子どもたちへの刺激になるようにと考えた。
3. 名付けて、子ども近寄れホイホイ。歳の離れた友だちが出来たらいいな、コミュニケーションツールになったらいいな、と思って実行。
4. しかし、ホイホイにひっかかったのは、近所をウォーキングしていた見知らぬおばあさんだった。
5. おばあさんは、「怪しいものではないのですが」と前置きをして、自分が作った作品=切り絵を持参し、プレゼントしてくれた。
6. びっくりしたのは、その作品のレベル。いったい何者なんだろう、プロか、と思うほどの素晴らしい作品で、早速、窓ガラスに貼った。
7. 近くに住む従兄弟の子どもの作品も窓ガラスに貼ってみた。ちなみに、わたしの鬼滅の刃アイロンビーズ への反応が薄いことを従兄弟の子ども(小2)に聞いてみたら、最近は『呪術廻戦』がみんな好きなんだって。
8. 一般家庭の窓ガラスを使った作品展示って面白いかも。一種のパブリックアートと強引に言ってしまおう。ホワイトキューブだけに収まっているのがアートではない。
9. そういえば、作家の澤地久枝さんが呼びかけて広がった「アベ政治を許さない」のポスターを掲げるアクション。マンションの道路に面した窓ガラスに貼っていた家があったな。だいぶ前の気がしたけど、2019年の話だ。
10. 昨日は、気分転換にと誘われて漁町に寒天を買いに行った。天然の天草から作られた寒天専門店があるのだ。
11. 海辺の住宅地の中の工場みたいなところで、知る人ぞ知る店らしい。この寒天を食べたら、もうフツーの寒天は食べたくない、と思うほど美味しい。レストランで食べる寒天と全く別物と言っていい。
12. 寒天を買った帰りに海辺をドライブした。ゴツゴツした岩ばかりの荒波の海岸は、まるで日本画みたいだな、と思う。海の色は濃紺の沈んだ色をしていた。
13. 「海にいるのは、あれは人魚ではないのです。海にいるのは、あれは、浪(なみ)ばかり。曇(くも)った北海の空の下、浪はところどころ歯をむいて、空を呪っているのです。」
14. ドパーンドパーンと波打つ海に、中也の詩が脳内でリフレインし、なんだか気持ちが暗くなる。最近、抑鬱傾向アリ。
15. テンションの上がらないわたしをみかねて「近くに干し芋神社があるけど行ってみる?」とドライバーは声をかけてくれた。けれどわたしは首を横に振りそのまま帰宅した。
16. 家に帰り「干し芋神社」を検索してみたら、なんとまぁ、「ほしいもの」(干し芋とかけている)がすべて手に入りますようにという思いを込めて令和に建てられた神社だとわかる。そして、デザインコンセプトはアートデレクターの佐藤卓さん!
17. ならば、話のタネに寄ればよかったと後悔。いつもなら、好奇心が刺激されて、「干し芋神社」のネーミングだけでまずは寄りたがるはずなのに。
18. 誰かをホイホイ惹き寄せる前にわたしがホイホイとアクションを起こせなくなってたみたいだった。
19. 家にある干し芋を朝ごはんに食べる。干し芋こそ、本当に美味しいのは生産地にしか出回らない。天日干しの干し芋のヌガー状の芋を口内でゆっくりと攪拌するのを楽しみながら、田舎にはお洒落なカフェやチェーン店みたいなのはないけれど、昔ながらのここしか手に入れられないオンリーなものもまだあるから良しとする。

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20. 元気で行こう。絶望するな。では、失敬。

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