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思い出の欠片

寒くなると、あったかいミルクティーが飲みたくなることがある

たぶん、これは、思い出補正
というか
刷り込みというか
そんな感じのやつ



中学生の時、初めての彼氏が出来た
寒空の下、空き地みたいなとこで2人でしゃべってるだけで楽しかった
そんな時期。
その人は自販機で紅茶花伝のミルクティーの缶ばかり買っていて、わたしも自然と一緒に飲むようになった
寒いからって奢ってもらって、でもなかなか飲めなくて家に帰ってから冷めきった缶を開けて飲んだりして。


ミルクティーは今もすき
もうその人のことを思い出しても、懐かしいなぁって思うくらいだけど
間違いなくミルクティーをすきになるきっかけだった


楽しいばかりの思い出では無いけど
今の私を作る、大切な、思い出の欠片

またそのうち欠片を拾いあげに行こう
わたしを思い出すために

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