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【経験談】未経験で常勤日本語教師としてやっていけるのか
行政書士の試験も無事終わったので、時間ができました。
ということでnoteの更新頻度も上げていきたいなあと思います。
ただ、ネタがあるかどうか・・・。
日本語学校で働いていた時は日々いろいろな出来事があって、書きたいこともたくさんあったのですが、今はオンラインで教えていて人との関りも少なく、おもしろい出来事が特にあるわけではありません。
悲しい・・・笑
そこで、何を書こうか考えたときにやっぱり学校で働いていた時のことを書こうと思いました。
最近のおもしろい話があればもちろん、それも書いていきます!!
ということで今回は私の経験談です。
「未経験で常勤日本語教師としてやっていけるのか」
これから日本語教師になりたい人。
未経験で「常勤」から始めるか「非常勤」から始めるか迷っている人。
上記以外の人ももちろん。
最後まで読んでもらえると嬉しいです。
①私が未経験で「常勤」を選んだ理由
(1)やっぱり一番はお金
私が未経験で「常勤」を選んだ理由の一番はやはり金銭面です!!
非常勤じゃ生活できない!
生きていけない!!
ということで私は最初から「非常勤で働く」という考えはありませんでした。
正直、20代1人暮らしで非常勤で生計を立てるというのは難しいと思います。
結婚していて、世帯収入がある程度あってやっていける、ということであればもちろん非常勤でもいいと思いますが、私が日本語教師になった当時はまだ結婚しておらず、夫も仕事を辞めて新しい仕事を探す、という時期だったので「非常勤」じゃ無理でした。
なので、「安定=常勤日本語教師」ということで、すぐに常勤の求人を探していました。
(2)いろいろな経験をすることができると思った
お金はもちろん大事ですが、私が常勤で働きたい理由としてはほかにいろいろな経験をしてみたい!と思っていたのがあります。
非常勤だと業務の中心はやはり授業です。
授業だけをやるというイメージでした。
学校によっては非常勤でも担任を任されたり、テストを作成したり、と業務内容の差はもちろんあります。
でも、日本語教師をやるからにはいろいろな経験をしてみたいと思っていました。
当時の私の目標は
将来の可能性を広げることができる日本語教師になる
でした。
もちろん今もその気持ちはなくなっていませんが。
学習者の将来の選択肢を増やすサポートがしたい!
という気持ちが非常に強かったです。
なので、学習面からのサポートだけでなく生活支援をしてみたいと思っていたし、学校行事にも携わってみたかった。
いろんなことを留学生と経験してみたいと思っていました。
②未経験で「常勤」になってみてどうだったか
(1)なんとかなった
じゃあ実際に未経験で働いてみてどうだったかというと、なんとかなりました(笑)
そりゃあ授業のストックもないし、教え方も定まっていないなか、0から1の授業を作るのは大変でした。
でも、新人のうちは修行の身。
今はつらくても2年後、3年後には楽になる、と自分に言い聞かせてやっていました。
ただ、私が日本語教師になった当時はちょうどコロナ大流行の時期。
すぐに新しい留学生は入国することができなくなり、授業をする機会も減っていきました。
それが逆に良かったのかもしれません。
あの手持ち無沙汰の時期にオンライン日本語教師を始めたことで教えるスキルと磨くことができました。
教師は経験が自分の強みになっていきます。
あの当時オンライン日本語教師をやる選択をしてよかったと思います。
授業ないから楽だわ~。何もしなくていいや~。
って楽な道に進まなくてよかった。
新人だからできない、ではなく、
新人だからできるようになるにはどうすればいいか。
そう考えて働けば、だれでもできるし、大変なことも乗り越えられると思います。
最初が大変なのはどの仕事も同じですからね。
私は新人でも授業しながら、在留資格認定証明書の申請業務(書類作成・書類確認等)やっていましたから(笑)
私でもできましたから、他の人もできます!!
(2)いろんな経験ができた
理由の(2)でも書きましたが日本語教師になっていろんな経験をしてみたいと思っていた私。
結果、予想以上にいろいろな経験をしました。
働いていた当時は忙しすぎて、なんで教師なのにこんなのもやらないといけないんだ・・・、とモヤモヤしながらやっていたこともありますが、今思えばいろんな経験をさせてもらってそれはよかったのかなあと思います。
授業以外にどんなことをしていたかというと、
●在留資格認定証明書申請業務(書類確認、書類作成等)
●学生の生活支援(アルバイト対応や病院対応。入国時の公的機関での手続きなど)
●学生の進路指導
●体育祭などの行事の企画・実行
●学校の運営参加
ざっとこんな感じですかね。
特に大変だったのは在留資格認定証明書申請業務(書類確認、書類作成等)です。
私が入職する直前にこれまで勤めていた常勤の先生が全員辞めて、だれも在留資格認定証明書申請業務をしたことがない中、自分でいろいろ調べたり、前任者が残してくれた資料などを頼りにやっていました。
やったことがないから、わかりません。できません。というのは言えませんでした。
私は新人だったのでその時はこの在留資格認定証明書申請業務というのが本来は事務の仕事だったり、他校には在留資格認定証明書申請業務担当者がいるというのも知らず、教師がやる仕事の1つなんだなあ~、と思いながらやっていました。
まあ、働き続けていくうちに気づきましたけどね。
なぜ私がやっているのか。教師が任されているのか。
それに気づいたころから学校への不信感が・・・。
という話を書くと長くなってしまうので、このくらいでやめておきます。笑
話を戻すと、常勤で働くと本当にいろんな経験ができます。
なので、授業だけでなくいろんな経験をしてみたい、という人には常勤で働くことをおすすめします。
具体的にどんな経験をしてきたかはこちらからどうぞ。
③不安はなかったのか
最後に常勤で働くに当たって不安などはなかったのか、ということも気になっている方もいるかと思うので、そのような方向けに私から。
不安はほとんどありませんでした。
不安より、日本語教師になれる!うれしい!!楽しみ!!!
という気持ちのほうが強かったです。
しかも住んだことのない、知り合いもいない町へ引っ越して新生活も始まる。
不思議と、新生活についてもあまり心配事はありませんでした。
これは夫の存在も大きかったと思います。本当に当時はいろいろ支えてもらいました。
私の仕事の都合で夫も知らない町へ行くことになり、そこで仕事を探さないといけないという・・・。
感謝しかないです。
今はその時と逆の立場になっています。今度は私が夫についてきました。
人生何があるかわかりませんね~。
未経験で常勤日本語教師を雇うというのは学校にも何か考えがあって求人を出していると思います。
校内研修があったり、最初は授業のコマ数少な目にしてもらうなどと何かしら学校側からもサポートもあると思います。
ただ、それが全くないというと大変ですから、学校の面接時に簡単に聞いてみてもいいかもしれません。
研修制度や、先生の平均コマ数など。
ただ、入ってみて面接時の話は嘘だった、ということもなくはないですから、入職するまでに自分でできる準備(教科書を読んだり、文法書を読んだりなど)はしていたほうがいいです。
ちなみに私は聞けませんでした笑
そんなのを聞く余裕もなく、緊張していました・・・。
そんな私が学校で働いた後に感じた学校選びのポイントはこちら。
学校選びを迷っている方に参考になれば、と思います。
④結果、未経験でも常勤日本語教師としてやっていける
いろいろ書いてきましたが、最後に言えることは
誰でも未経験で常勤日本語教師はできます。
ただ、大変なことは事実です!
楽はできません。
土日は授業準備でつぶれます。
ストレスもたまります。
でも、それを上回るくらいやりがいはあります。
学校を辞める際に、学生たちから色紙やプレゼント、ケーキのサプライズなどをしてもらいましたが、あの瞬間に本当に大変だったけど常勤で働いてよかったなと思いました。
日本語教師やっていてよかったと本当に思ったし、これからも続けていきたいと改めて思いました。
常勤で働いたことで学生たちとたくさん交流できたし、いろんな思い出もできました。
ということで、この記事が未経験で常勤で働くか、非常勤で働くか迷っている方にとって少しでも参考になったらうれしいです。
では、長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました!
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