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11/13 オンライン日本語サロン研修会に参加してみて。

今日は凡人社のオンライン日本語サロン研修会に参加しました。

最近よく参加するようになりました。

凡人社のオンライン日本語サロン。

時間も長すぎずちょうどいいですよ。

興味がある方はぜひ!

さて、本日のセミナータイトルは

学習者の「私らしく暮らす」をかなえる教室活動

でした。

テーマの書籍は「生活者としての外国人向け 私らしく暮らすための日本語ワークブック」でした。

この間のセミナーに続き、地域の日本語教育に関する研修会で、とても勉強になりました。


今日の研修会の感想を簡単にまとめます。

地域日本語教育の内容面での課題について

こういう研修会に参加しないとなかなか考えることがない「課題」についての話。

研修会では「文型を教える教室活動の課題」と「交流を中心とした教室活動の課題」について考える時間がありました。

私が思うそれぞれの課題はこちらです。

⓵文型を教える教室活動の課題                     ・途中参加するのが大変 ・実際に使用する場面につながらない      ・すぐに使えない
②交流を中心とした教室活動の課題                           ・輪に入れなかったら大変 ・なかなか身につかない、得るものが少ない    ・文法訂正が難しい

他にももっとあると思いますが、私はこんな感じに思いました。

皆さんはどう思いますか?

一度考えてみると面白いと思います。

どちらもメリットデメリットはありますよね。

どんな学習者なのかによってもどちらがいい、というのは変わってくると思います。

日本語学校だと相手は留学生だけ(ほぼ進学希望者)で、カリキュラムと使用する教材は決められているのですぐに始められますが、様々な人がいる地域の日本語教室だと授業の進め方を決めるだけでも大変だよなあ、って思いました。

教室活動で大事なことは・・・

セミナーの最後で「教室活動の核となる技術」についての話がありました。

ここでは実際に学習者と日本人(日本語教師や日本語学校の事務職員)が話している動画を見てどんな特徴や、問題があるかを考えました。

日本語学校の教師と事務職員だと明らかな違いがありました。

それは、相手の話の聞き方の違いです。

日本語教師はさすがだなって思ったのは相手の話に合わせて話を進め、最後には自分が聞きたい質問の答えに持っていくという流れでした。

自分が聞いた質問に対して学習者がよくわからない解答をした時の対応でうまくコミュニケーションがとれるかどうかが変わるんだなと思いました。


話の聞き方のポイントは「判断を保留する」ということです。

学習者がよくわからない答えを言ったから、その話はそれでもう終わり。

次の話に行こう。っていうのは判断を保留していません。

判断を保留するためにポイントとなるのは「相手の言葉を繰り返す」ということでした。

私もこれは意識しています。

相手の言葉を繰り返しながらコミュニケーションをとることで自分も学習者がどういうことを言いたいのか考える時間にもなります。

相手がどういうことを言いたいのか、察する力も日本語教師や外国人と接する人には必要だと思います。

聞き手の勝手な判断は良くない、と改めて思いました。


以上、簡単でしたが研修会の感想です。

テーマの書籍も今回初めて知りました。

パートナー用ガイドもあるみたいで、あとで見てみようと思います。

とてもいい時間でした。ありがとうございました。

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