
2024年読んだ本まとめ
お久しぶりのnote更新です!
そしてここ1年でいろんな箇所で使うようになった「ハムチーズ」にHNを改めました。
さて、
読書なんてほとんどしてこなかった私ですが、病院通いが増えたり入院したことがきっかけで、ここ2年ですっかり読書が好きになりました。
あくまで読書好き程度なので大した冊数ではないんですが、今年読んだ本を記録しておこうと思います!
「近畿地方のある場所について」背筋

インスタで見かけて気になって買ってみた本。
まさかの実写映画化するとのことで…??!!
都市伝説系は大好きだから余裕の構えだったけど、独特な構成と、時々挟まるドッキリする挿絵と、じわじわと真相に近づいていく感覚が怖くて、毎日少しずつ読み進めてた。極めつけに、最後に絶対ビビるでしかない袋とじ。あれを開けた時の恐怖感は忘れまい…。
「こんがり、パン」おいしい文藝シリーズ

パンにまつわる短編エッセイ集。表紙に惹かれて買った気がする。
群ようこ氏のホームベーカリーの話が特に面白かった。
もっと焼きたてのパンの匂いがする本かと思いきや、表紙のイメージから逸脱した話も多くて、ちょっと期待外れだったかなぁ。
「ライオンのおやつ」小川糸

ラジオで多数のリスナーさんからオススメの1冊に選出されていて「そんなに面白いんか?!」って衝動買いした。
本屋に行ったら探す間もなくデカいポップがついていたから話題の本だったみたい。ホントにこれまで読書と無縁だったから知らなかった…。
名刺代わりにしたい本ってこういう事か…っていう一冊になったぐらい良かった。終盤は鼻水垂らすぐらい号泣必至。絶対家で読んだ方がいい。
映像化しないかな~!とか考えてたら既に3年前にNHKでドラマ化してたんだ…??!!
「怒りが消える心のトレーニング」安藤俊介

髭男FCコンテンツ「文化人大輔の本棚」に並んでいたタイトルが、近所の図書館にあったので借用。
自分は特にインターネットの情報に対して短気な自覚があったから、是非とも実践したいことがたくさん。イラストや図や漫画が多くて見やすい。
…しかし内容よりもなによりも、大ちゃんがなんでこの本をピックアップしたのかが気になって仕方なかった 笑
「白いメリーさん」中島らも

ブラックでホラーな短編集。
去年『今夜、すべてのバーで』『ガダラの豚(三部作)』を読んでから中島らもがすっかり気に入ってしまい、こちらも図書館で借用。
短編だと更に発想の奇抜さが際立つきがする。どの話も面白すぎる。
ある時ふと気になって、こんなぶっ飛んでて面白すぎる話、どれか世にも奇妙な物語で映像化してたりしない?って調べたら『日の出通り商店街いきいきデー』がホントにされてたようでビックリした。み、見たかった…。
意外にも今年は中島らもの本を1冊しか読んでいなかったから、来年はもっと開拓したいな。ていうかこの本手元に置いておきたいから今度買おう。
「タルト・タタンの夢」近藤史恵

フレンチレストランで起こる事件や不可解な謎…というあらすじと、タイトルが美味しそう、という理由で何となく図書館で手に取った本。
キーになるお料理がタイトルになった短編集で、来店客が持ち込んだ謎をシェフが解決する日常系ミステリー。
レストランのスタッフのキャラクターにすごく愛着が湧く!こういうドラマあったら見たい!と思ったらまた既にドラマ化されていた!wしかもシェフが西島秀俊とな…??!
全部で3作あるようなので、2作目以降も近いうちに読みたいところ。
「舟を編む」三浦しをん

昔から読書好きな妹にオススメしてもらった本。
映画化・ドラマ化もされている有名な作品だけど、全くノータッチだったおかげでまっさらな状態で読めて良かった。
創作に携わってきた人間だからこそ、辞書1冊を完成させるまでの情熱と執念に共感できるところもあり、完成を目前にしてからゴールまでの感動も一入だった。
総括すると仕事人による仕事を成し遂げる話なんだけど、たまに恋愛が関わると途端に可愛くなり……見守りたくなってニヤついてしまう 笑
そんな仕事と恋愛の塩梅も爽やかさも好みの作品だった。妹よ、おススメしてくれてありがとう。
「砂の女」安部公房

まず驚いたのが、自分が手に取った『砂の女』の版数が第90刷ということ。そして自分の両親が生まれた頃に初版が出ている…。全く古さを感じさせないのがすごい…。
安部公房は、実は去年に『笑う月』を読んでいて、その時から感じていた比喩の豊富さを、この作品では暴力的なほどに浴びせられた。
読み始めたのが猛暑の時期だったこともあり、常に汗と砂がじっとりまとわりついている錯覚を覚えながら読み終えた記憶。
次に読む安部公房は何がいいかな…?
「方舟」夕木春央

声を大にして言いたい率直な感想、「ダンガンロンパが好きな人に是非読んで欲しい!」です。
閉鎖空間に囚われた状態で起こる殺人事件、この中に犯人が……?という我々(誰?)の大好物とするクローズドサークルのミステリーもの。
最後のどんでん返しには開いた口が塞がらない状態。読後の後味に色々な意見があるようだけど、自分は興奮が勝りました。
何となく近いうち実写化しそうな予感がするから、今のうちにキャスト妄想しておこ。
翔さんは本郷奏多がいいです(いうだけタダ)
以上、今年読んだ本は9冊でした。
前半めちゃくちゃ読んでるな~ というより5月に法事、7月に引越し、8月9月連続で同人誌の発行…っていう超ハードスケジュールで本を読むような時間が全然なかったんですね…
来年はもう少し読めたらいいな。
ちなみに、現在積読がこんなにあります!

三体Ⅱ、買ったのいつだよ、もう2年前だよ。
変な家2なんて発売日に買ったのに…いつの間にか1年経ってしまった…。
どれも勿論読みたい!と思って買った本なので、来年は積読たちにちゃんと手をつけてあげようと思います。
あと、ビジネス書も意外と面白かったんで、ピンと来たのがあったら是非また手に取ってみたいです。
では本日はこの辺で!