カナダ留学日記 授業:アカウンティング
今回はアカウンティングの授業について書く。日本語にすると会計?になるのだろか。資産管理のやり方を学んだ。
このクラスは前学期で唯一のオンライン授業であった。タイムテーブル的には水曜日の朝イチなのだが、この教授は毎週火、水、金曜日に同じ内容のオンライン授業をしてくれるので、そのどれかに出席すればよかった。私はいつも火曜日に受けるようにしていたので、事実上、水曜日の予定をまるまる空ける事ができた。カレッジに行く必要がないため、家でゆっくりと過ごす事ができ(午後にバイトはしていたが)、1週間の中のオアシスのような時間であった。
ちなみに、この授業は完全なるオンラインなので、基本的に学生が個人で勉強をするスタイルになる。なんなら、個人で勉強ができる学生はオンライン授業にも参加しなくて良い。なんなら録画が残るので、自分の都合のいい時間に見ればいいのである。私はリアルタイムで質問をしながら授業を受けたいタイプなので、毎回欠かさず参加した。
多くの学生はオンライン授業には参加せず、自主学習でどんどん進めていったようである。出席などは一切考慮されず、生徒は全部で3回のテストにパスだけすればいいのである。
ちなみに生徒はオンラインの学習教材を買っていて、それにアクセスして勉強、ミニテスト、宿題、テストをこなすことになる。
アカウンティングで最初に覚えなくてはいけないのが
Asset(総資産)
Liabilities(借金)
Net worth(純資産)
である。Asset=Liabilities+Net worthで、総資産のうち借金がどれくらいあって、どれくらいが純資産になるのかを把握しなくてはいけない。
また、お金のフローを確認するために、総資産を現金、機械、客から支払われる予定の金、などに分ける。借金は銀行の借金、クレジットカードの借金などに分けられる。
純資産の項目には給料を記録するRevenue(収入)、生活費などを記録するExpenses(支出)がある。
例えば、自動車を購入した場合、現金が減るが、その分資産が増えるのでプラマイが0、という記録になる。
食費は消えてしまうものなので、支出として記録され、収支はマイナス扱いになる。
私はこういう会計に関しては全くの門外漢であり、本当に全ての概念が初めて知ったものだった。日本ではタックスリターンもした事がない。
私のクラスメイトは前職で会計関連をしていたらしく、馴染みのある分野だったそうである。
私はアカウンティングの概念を理解するのにかなり苦戦したのだが、それでも「全くの初めての分野」という事が面白くて、結構好きな授業であった。新しい知識が増えるのは楽しい。
私はそそっかしくてケアレスミスをよくする人間なのだが、アカウンティングでもそれは遺憾無く発揮された(?)
おそらく私は数字を扱う仕事には向いていないだろう・・・
私が今でもよくできない概念「Debit」と「Credit」。
Debitがプラスになることで、Creditがマイナスになることかな?と思っていたのだが、項目によって変わるようである・・・?色々検索して調べてみたが、納得のできる解説が見つけられず・・・
Assetの現金が増える場合はDebitで記録するのだが、それは収入と対になっているため、収入の項目にも同時に記録をしなくてはいけない。
収入が増える場合は反対のCreditで記録するのである。
・・・・・・・・やはり意味がわからない・・・・・
仕方ないから暗記した。
これも完全にターミノロジーの問題である。
これは社員に支払う給料の計算。カナダでは、社員に一月の規定時間を超えて労働させる場合は、オーバーした分の時間は給料1.5倍で払わなくてはいけないのである。そこから税金を引き、医療保険費、組合費なども引かれていく。1600ドルほどあった総支給が手取りだと1200ドルほどに・・・!悲しい
毎回毎回、各章の自主学習、宿題、テストをこなすのに猶予が1週間しかないので、楽しいながらも結構気忙しかった。後半は、他のクラスの課題に圧迫され、締め切りギリギリになってしまって、他の講義の休憩時間や作業の空き時間にアカウンティングの宿題をやることもあった。
夏休みに入って頑張って覚えていたはずの内容も8割くらい頭から消えてしまったような気もする。こちらの道を追求することはなさそうだが、それでもこれからカナダで働くための基本知識として覚えておきたいなあ・・・と思う。