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身体は宇宙のお話。

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ぎんぎん、こんにちは、ノウト!

ひとはヒトを何で認識している、という話を
前回お話させていただきました。

ボクが誰かにどう認識されているのか。ボクは誰かをどう認識しているのか。それはボク自身のことだけれども全くわかりません。こう認識していると想像や推測ならばいくらでもできるのですがそれが正解なのかはわかりません。雛鳥は生まれて初めて動くもの見るとそれを親と認識する。なんて話はしておりませんが、前回のお話もお読みいただければ幸いです。

雛鳥の親と認識すると言う説は、そもそも鳥に親と言う概念があるのだろうか、なんて、思ったり思わなかったりしています。いや、そんな夢も希望もないことを思わなくてもと思ったりもします。
でも鳥に限らすに子どもを雛鳥を育てる行為は、誰に教えられた訳でもないのに動物はします。DNAに書き込まれているから本能だから無意識にできるようになる、するようになるんですね。

何とも不思議で素晴らしいのでしょう。

人間だけが「死」を知っている。と何かで読んだのか聞いたのかは忘れましたがそんな説を言っている方がおられました。いや、そんなことはないだろうとボクはそれを聞いたときに思ったりしました。何となく思ったりしていました。これこれこういう理由があるからなんてのはなくただただ漠然と思っていました。
しかしその後に「動物も死を知っている」と言う説に出会ったときときにボクは「やはり」と思いました。その説では死を知らなければ喜んでみんな死を選びその種は絶滅している。死を恐れているから死を避けるそういう本能がある。
なるほどなるほどと、確かに食べることも眠ることも死を遠ざけることですからね。自然界の動物は食べ過ぎたりもしなさそうですからね。あくまでこれは推測ですが死を遠ざける行為を自然と本能的に行っているのですね。

猿が蛇を恐れているのもDNAに書き込まれているから、だから人間にもそのDNA情報があり蛇を恐がる。なんてことも聞いたことがあります。
猿はおもちゃの蛇でも恐がるくらい蛇が苦手らしいです。蛇なんて見たこともない動物園の猿でも恐がるみたいです。たぶん。なので、お猿さんに詳しい方はこっそりと教えていただければ嬉しいです。

人のDNAのデータ量は、CD一枚分くらいらしいですね。640メガですか、700メガですか。ギガでもテラでもなくメガです。たった640メガです。そのデータ量で顔の形や目の色、髪の毛の色や性格や骨の形や数なんかの様々な情報を提供している。どう言う圧縮方法で保存しているのでしょうか。
などとボクが理解できる範囲でしか、推測も分析もできないのですか。

本能はこのDNAには書き込まれているのでしょうか。なんて疑問も沸き上がってきます。

「それは興味深い疑問だね、私も一緒に考えてみたいよ」と私も一緒に考えてくれるみたいだ。
「それはありがたいことだね」ボクは感謝をした。
「まずはどう考えようか」と私。
「しかし、考えることもなくDNAはプロ野球チームを持つIT企業で本能は織田信長が死を遂げたことで有名なお寺だよね」
「えーと、DNAはIT企業でもなくプロ野球チームも持っていなくてスペルも違うんだよ。DeoxyriboNucleic Acidの頭文字でDNA。本能はお寺ではない」ときっちりとツッコんでくれた。
「そんな丁寧にツッコんでくれるとは思わなかったよ」
「ちなみに、人のDNAのデータ量は、CD一枚分くらいって言うのも人の1細胞あたりのDNAのデータ量は750メガ~1ギガくらいでCD一枚分くらいってことだから」と私はボクの言葉不足も補足してくれた。
「そうだった、言葉足らずだったね。そんな細胞が人には10兆から100兆個あるからね。データ量に換算すると50ゼタバイトという全く馴染みのない単位が登場して天文学的数字だね」と言葉足らずをボクも補った。
「人体は宇宙だなんて言われることがよくわかる」
「ゼタなんて初めて使ったよ」
「テラ、ペタ、エクサ、ゼタ、と続く天文学的な単位だね。ところでもうそろそろ、本能とDNAの話に戻してもいいかい」と軌道修正も丁寧にしてくれる私。
「もちろんだよ」
「少し長くなったので、結論から言えば、本能はその種の人間ならば人間すべてが持ち合わせているモノで、DNAは遺伝情報なので親から子へと受け継がれるモノだから、DNAには本能は書き込まれてはいないよ」と結論を急いだ私。
「知ってたんじゃん。でも、もしかしたら本能っていうDNAがあるかもしれないね」と可能性はあるかもしれないとボクのDNAがささやくんだ。

どこかで聞いたことのあるようなないようなセリフのようなセリフでもないような。

目が自然と閉じて明日へと備えようと本能がしてくるので、このあたりで。


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