新春、和の手料理を食べさせてくれる美女軍団
「主様のために、料理をご用意します」
癒しの笑顔を浮かべる蒼生大和の女達。
「お前達もゆっくりしたいんじゃないのか」
彼女達は命令に従い任についている。
過酷な任務も♥♥な任務も忠実にこなしてくれるのだ。
今日くらいは休んでもいいと、主は考えたのだが。
「私め達が主様に料理を作りたいのです」
透き通るような微笑みで、巫女の一人が応えた。
◆
料理を作る美女達♥
心からの悦びを。
れるような笑みから理解できた。
フリフリフリ♥
プリプリプリ♥
プリプリの女体を包む裸エプロンから、ひらりと大きなヒップがのぞく。
女性ホルモンがたっぷり詰まった女体から香る雌フェロモン♥
自分の身を捧げる男に料理を作る。
女の悦びが漏れているかのようだった。
「それでは、料理、作りますね♥」
新春に爽やかな花が咲く。
◆
「ご用意しました」
「吸い物」
「餅」
「煮魚」
「かまぼこ」
艶やかな見た目の料理が並ぶ。
食欲をそそる匂いが香り立っている。
「この素材は……」
「はい、主様」
「全て蒼生大和の自家製です」
蒼生大和の管轄でとれた肉、魚、野菜で作られている。
「主様の好みの合わせた味付けを中心にしています。
味はもちろん、疲労回復、滋養強壮に良いものに致しました」
料理からは、蒼生大和の女達の気遣いが伝わってくる。
「たくさんあるな!」
「はい。僭越ながら、たくさんご用意しました」
「主様の好みに合わせたのものを複数ご用意しました……が」
「一つでも主様の好みにあるものがあれば良いのですが」
「吸い物だけで複数あるのか……」
「はい。お味噌が多く入っているものと、透明なお吸い物。具はお餅が中心のもの」
「一つでもお口にあえばいいのですが……」
「いや、全部もらうよ」
「えっ……」
「せっかくお前達が作ってくれたんだ。
食わないなんてもったいない」
「主様……お優しいです」
「主様、なんとお優しい」
「さすがです、主様♥」
「あ~んしてくれ」
「えっ?」
「お前の作った吸い物を食べさせてもらいたい!」
「あーんで、ですか」
「あーんで、だ!」
力強く言った。
「う、承りました主様」
「では、主様。口を開けてください」
「いいですとも!」
「ふふっ♥ありがとうございます、主様」
「では……最初はお餅にいたしますね」
「餅か!うまそうだな」
「はい」
「柔らかすぎ固すぎず……」
「主様のお口にあえばいいのですが」
「餅は好きだ。それに……」
「えっ?」
「その餅も大好きだ!」
「あの、それは……」
「後からもらうぞ」
「それは……もしかして……」
「……ヤる」
堂々と言った。
「……はい」
「……承りました」
白い肌が仄かに紅潮する。
「ではまずはこちらの、お吸い物のお餅からどうぞ♥」
「あ~~ん♥」
「んむっ」
「どうですか、主様……」
「……」
「あ、主様?」
不安無げな顔を浮かべる配下の女達。
「うまい!」
力強く言った。
草薙は何でも美味いという日本人。
素直だった。
「あっ……」
女達の顔が明るくなる。不安が風で払われたようだった。
「ふふっ」
「よかったです♥」
「いっぱいありますから、たくさん食べてくださいね」
「こちらのお餅は……後からたっぷり……食べさせて差し上げますから♥」
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