The Disabled Trash

世の中には建前と本音があります。
使い分けできているか自信はありませんが、わたしにも建前と本音があります。難しいですが、忖度もします。ここに書いてることは、実際に伝えられない本音に近いことです。

ハローワークの担当者から〇〇社の求人に応募したい旨を伝えると、担当者からこの企業は身体を取りたいと話していたから、精神は難しいと言われることがあります。また内定をもらって雇用契約書の内容が求人票と違っていて担当者に相談しても、求人票はあくまでも見込みだからと言われて内定辞退に苦労しました。

上記の内容は実際にわたしが経験したことです。
障害者雇用は法律で決められているから企業は従うだけで、法律がなければよっぽど才能がない限りは採用されないのではないかとよく思います。

インターネットで精神障害者の採用数を調べると年々右肩上がりです。でもそれに比例して精神障害者の数も増えています。つまり、母数が増えれば当然採用数も増えないと不自然です。なぜなら勤めていた企業で精神疾患になり手帳を取得してリワークのケースも最近は珍しくないからです。そういう場合も考慮すると、社会的引きこもりのわたしの状況は厳しいです。「生きる」選択肢がどんどん狭くなる。

こんな風に書くと社会を批判的に見ていると言われると思いますが、これは事実ではないかと思います。

むしろ反証してもらえるなら、してほしいです。

インターネットの匿名性を盾に、ネット上には障害者差別の言説に対して好意的な意見を目にします。たとえば、障害者施設での凄惨な殺人事件の犯人を擁護する意見は少なくありません。優生思想による断種を肯定する意見はYouTubeの違憲判決ニュースのコメント欄で頻繁に目にします。くわえて、横浜市で障害者グループホーム建設が地元住民の反対に遭う事態が起こっています。

障害者差別は根強い。とりわけ精神障害者=犯罪者予備軍のような意見もあります。差別するなと言っても、無理な話なのかもしれません。

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