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月の詩

貴方に会いに行くときには、必ず三日月のピアスをするの。
別に気づかなくてもいい、でもいつか気づいてくれたら嬉しい。
14番目の月のような私の気持ちも、いつか気づいてくれたら嬉しい。
月のお話をしているときの貴方と、いつか一緒に月を観てみたい。
人工衛星を飛ばしては、貴方の気持ちを探ってばかり。
384,400kmよりも0.1kmの方が遠く感じるのは何だか不思議ね。
私が貴方に辿り着くには、いったい何号のロケットに乗れば良いのかしら。
もし、貴方に辿り着けたら、そこはきっと毎日が無重力ね。
辿り着けなかったら私は、宇宙の塵となって、私が飛ばした人工衛星をかき集めて、ひとつの惑星となって漂い続けます。

これも私の人工衛星。

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