エッセイは楽しい<note創作大賞感想>
私はエッセイはあまり書いたことがなく、読む方専門ですので今日は<小説の書き方>とかなしに、ただの感想文、私の好み全開です。
日常のとりとめないことが自由に伸び伸びと書かれていて、読む方も気楽に読める。何かピリッと隠し味があれば、さらに素晴らしい。
それが私にとって大歓迎のエッセイです。
エッセイは読むのに時間が掛からないので、note創作大賞の応募作もたくさん読みました。長編はあらすじや第一話を読むときに、どこかに面白い種がないかと、緊張して読むのですが、エッセイは光るものがあれば、一二回のスクロールで黙っていても、目に飛び込んできます。
今日はその飛び込んできた「これ、いいな。面白い」と思った作品を紹介します。
これがわたしの戦いなの 宝積たまるさん
面白いです! ノリがすごく良いです。いただいたコメントによると、ノリとテンポを意識して書かれたそうです。
言葉選びのセンスに感心しました。こういう作品を読むと、小説の世界は本当に自由で、作者の感性さえあれば縦横無尽に楽しめるのだなあ、と思います。
(作者も自由な方かも)
それと可愛いイラストにも惹かれました。
あなた、まだ毛があるの? 青空ちくわさん
読みやすくて、楽しめて、気づきもある、こういうエッセイ、良いですねー
これは読んだ時に書いたコメントです。
たった一枚の看板から、これだけの物語(実話ですか?)が広がるのが素晴らしいです。夫さんのもっともな理屈が次第に妙な理屈になっていくのが悲しくもおかしいです。
「痛すぎて涙がツツーって頬に流れるのが分かんねん」
流す涙にも哀愁を感じます。
私も最近、レーザー治療をしたものですから、身につまされました。
口の中が汚くてごめんなさい 斉藤ナミさん
こちらこそごめんなさい、爆笑してしまいました。「全部、親のせいだ!」と喝破した辺りから「これは」と思い、引きずり込まれました。いくつになっても歯医者は嫌ですが、その嫌さに笑いが見事に大勝利です。
ご自分を舞台の役者のように見ることができる人なのだなあと思いました。
ぜひ、かわいい歯科衛生士さんから見た話も書いてほしいと思いました。(エッセイじゃなくなるけど、面白そう)
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大変な数の応募作の中で、プロより上手いのでは? と唸らされる表現があったり、思わぬカウンターパンチに驚かされたり。
輝いている傑作に出会うのが楽しみでした。
noteには、さっくり読めるエッセイやショートショートが合っているかもしれません
せっかくなので、私も何かエッセイを書いていないかと探してみました。
わんことのお別れの話ですが、よかったらお読みください。