わたし流スピリットを感じる呼吸法(過去編)
このやり方は場合によっては危ないと思うので、私の過去の経験談として読んでいただけたらと思います。
今から10年くらい前の出来事だと思うのですが、その当時私はショッピングセンター内にあるマッサージ店に勤めていました。
とても忙しい店舗で、考えないといけない事もやらなきゃいけない事も沢山あり体力的にも精神的にもきつくいつも疲れきっていました。
家に着くのはだいたい12時過ぎ。ヘトヘトになって車に乗り込み、でも頭ではずっと色々な事を考えてるそんな状態で帰路についていました。
ある時どうしようもなく疲れていて、
「もう何も考えたくない‥‥でも色々頭に浮かんでくるし、どうしたら‥‥そうだ音楽かけたら‥」
と手持ちのCDをいくつかかけてみました。
するとちょっと気持ちが楽に。
それから帰りはできるだけ気分が上がるような音楽をかけて帰るようになりました。
だんだん帰りの時間が楽しみになり、ある日もっと楽になりたくてEDMっぽい曲をどんどん音量あげて次から次にかけていきました。
すると、意識はあるのに頭がぼうっとしてきて、何も考えない何も浮かばない瞬間というか空間ができました。
「あれっ?今何もない時間ができた‥」
その空間がとても楽で今度は意識的に音に身を委ねてみました、するととまた空間ができる。
今度はその瞬間を長引かせようと隙間ができたらそこに意識を向けてみました。
すると無の空間の時間が少し長くなり、今度はなぜか口と喉の辺りが気になりました。
呼吸‥どちらかというと息を出したい。
おそらくストレスで肺の周りの筋肉が固くなっていて長く吐けず、一つ一つは浅く短い呼吸をしました。
「ハァッ ハァッ ハァッ‥‥‥」
何度か続けているうちに口と喉の力が抜けていき、だんだん呼吸もゆっくりに、そして深く大きくなっていく。
「気持ちがいい‥力が抜けていく‥
というよりこんなに力が入っていたのか!」と驚きました。
この気持ちよさをもっと味わいたい‥その気持ち良さを追いかけて、
緩まった口と喉をさらにだらんと力を抜いて喉と口が大きなホースになってる感じで吐きました。体も呼吸も意識して力を抜いてお腹から身体の中の空気というかなにかを出すような感じでやりました。
そして顔、首、肩、胸、お腹、腕と気持ち良さが広がる感覚に合わせて呼吸をしていきました。
身体の力が抜けると共にどんどん頭も心も身体も空っぽに私の中に空間が広がっていき、気持ちよさも同時にどんどん広がっていきました。
すると突然、目の前の景色がキラキラと輝きだしたのです。と同時に喧騒が消え、静けさが広がりました。
静かなそして透明のキラキラとした空間が広がって、いつもの田んぼの一本道が素晴らしい景色に見えたのです。
とても幸せで尊い気持ちでした。
意識はちゃんとあり、むしろ頭の中でごちゃごちゃ考えていた時よりハッキリしていました。
美しくて幸せでとても満たされていました。
この不思議な現象は自宅の駐車場についても続き、しばらく車の中でゆっくり味わってから家にはいりました。
それからは夜仕事の帰り道だけでなく、出勤中やプライベートの時もできるようになりました。でも、いつでも出来るわけではなく疲労が強くもう何も考えたくない!っていう時にやりやすかった気がします。
そしてこの現象が起きた後はとても気持ちがスッキリして、いい意味で色んなことがどうでもよくなりました。
この状態になると視界がいつもより広く、景色もとても鮮明に輝くのですが、どこか私とは距離のある映像を見るような感覚になりました。
でもそこに出てくる人や車に乗ってるであろう人もとても愛おしい存在に思えます。
木も畑も看板ですら見ては感動する事がありました。
今思えばこれはネドじゅんさん(悟りを体感しやり方を広めている方)が言うところのエレベーター呼吸を違う形で自然にやって右脳意識になっていたのかな、そしてMOMOYOさん(ヒーラー、スピリチュアルマスター)が言うところのハートの空間に入っていたのかなと思います。
今は何十分もかけての車通勤ではなくなったのでやらなくなりました。
スピリットを感じるのは頭ではなく体感と良く言われますが、本当にそうだなと思いました。
今は前ほど身体を動かさないので、感じにくくなってる気がします。