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コロナに対して思うことその2、花粉症編

今日も今日とて、仕事中に咳が出てはお客様から距離をとられました、りくとんです。別にお客様と仲良く近しくお話ししたいわけじゃないし、お客様から家で寝てろと怒られたわけでもないからかいいんですけどね!

さて、今回はコロナとほぼほぼ症状が同じって事で花粉症について話します。

花粉症の症状について

国民病とも言われる花粉症。杉の奴ら今日も元気ですね!杉の飛散が早めに始まるここ九州でも、まだまだ目鼻くしゅくしゅな状態。東京とか東北とかにお住まいの皆様、奴らまだしばらく頑張る気でいますよ。

さて、花粉症の症状について。くしゃみ、鼻水、目の痒みがあることは知られていますが、発熱や喘息様の咳が出ることはあまり知られていません。

そもそも花粉症とは、花粉に対して『外敵だ!』と免疫系が過剰反応して起こる『自己免疫の暴走』のこと。つまり基本的に、花粉という攻撃しなくていいものに対し、自己免疫が風邪の時と同じ反応をするわけです。

だから、目に菌が入った!と思えば洗い流すために涙が出ますし、鼻についた!喉粘膜についた!となればくしゃみや鼻水で体外に出そうとするわけです。

花粉は砕かれる。幹線道路では咳も出る。

花粉って、30μmと粒子がめちゃくちゃ大きいんです。マスクで防げます。なんなら、普通に吸い込んでも気管支には入れず、鼻粘膜に張り付きます。そのため今までは、気管支に入った異物を出す『咳』にはスギ花粉は関連しにくいと考えられてきました。

ところが、幹線道路などで車が花粉粒子を潰し、ごく微細なアレルギー物質(オービクル)にしていることがわかりました。 (https://ogino-iin.com/column/117/

このオービクル、大きさは1μm以下。マスクの隙間の大きさが5μm程度なので、余裕で中に入ることができます。花粉症でマスクをしていても、咳が出てしまうことは十分にあり得ることがわかったのです。

体調の悪い人は自宅休養の罠

ただ初めに言ったように、『花粉症で咳』を知っている人はだいぶ少ないのが現状です。微熱があって、咳も出て、くしゃみ、鼻水もある。コロナかどうかわからないけど、自宅で良くなるまで安静にしよう…っていうのは、だいぶ危ない判断です。

風邪ならいいんですよ。安静にしてたら治ります。でも花粉はね、花粉を出し尽くすまでずっと変わらず続くんです。薬飲んでても効かないときは効かない。咳もくしゃみも出ます。それを、コロナかもしれないから自宅待機してねなんて言われたら…想像するだけで寒気がしてきます。

それはいつまででしょう?杉氏、檜氏の手がやわらぐまで?花粉症かコロナか鑑別できないから自宅待機なんて、経済も家計も死ぬぞと。

改めて言います。花粉症はもはや国民病です。薬を飲んで症状を落ち着けています。解熱剤で熱を下げているようなもので、体調が悪くないわけじゃない。花粉の量が薬が対処できる許容量を超えれば咳もくしゃみも出ます。

そんな『何かしらの自覚症状のある人』を、自主的に自宅待機にさせていたんでは、仕事は回らないし消費は落ち込むし、なんの生産もでき無くなってしまう。

『自粛する』と『経済活動の放棄』は違う

ちなみに自分は、実際のところ微熱もくしゃみも鼻水も咳も出ます。そういう意味では、『自覚症状のある人は自宅療養をしてもらって』の対象だろうと思っています。

ですが、去年も同じように微熱が出て、体はだるく、くしゃみと鼻水が出て、咳き込むと長らく止まりませんでした。空気清浄機をかけた密閉された屋内(自宅)であれば症状が出ないことから、「やっぱり花粉かな」と思いを強くしているだけで、正直『私は絶対にコロナじゃない!』とは言い切れないのが現実。

そしてさらには、若年者に関しては無症状の人間がいる可能性が示唆されています。この『罹患している可能性』の人間を閉じ込めることのなんと非生産的なこと。そこまで経済を犠牲にして守った高齢者の命、支えられるだけの経済力がその後の日本に残ってるでしょうか?

ウイルス対策の根本は共通している

正直、私自身はこのウイルスにインフルエンザ以上の危機を感じていません。(世間一般のインフルエンザに対する危機感より、自分の持つインフルエンザへの危機感が高いことだけは申し添えます)

インフルエンザと同じように、

・喉粘膜での増殖を許さないためにこまめに水分を取り、ウイルスを胃に落とす
・石鹸でしっかりと手指の細かいところまで滑り落とすように洗い、水で流す際にもきちんと揉み洗いをする
・人の密集するところに行く時はマスクをつける
・不特定多数が触るところに無闇に触れない
・目、鼻、口などを汚染された手で無闇に触らない

など、対策できることは結構あります。そして、これらの対策をみんなが行えば、コロナの流行は毎年のインフル程度に抑えられるんじゃない?と思っています。(現に今年の国内のインフルエンザ罹患率は去年よりだいぶ下がっています)

つまりきちんと対策をしさえすれば、例年よりやや少ない程度の経済活動は行えるんじゃないの、と思うに至るわけです。

若年者は『移さない』対策

コロナは、若年者は軽症の傾向にあります。『コロナ持っているかもしれないし、このくしゃみが花粉症かいまいちはっきりしないし、念のため自粛して家に引きこもろう』をみんながしたら経済が破綻します。

若者は、人に移さない対策をきちんとして、できるだけいつも通りに近い経済活動をした方が良いと私は思います。

・くしゃみ、鼻水、咳が出るならマスクをしましょう。
・(死亡リスクの高い)高齢者と接するときには、無闇に触れない、距離を詰めない、相手の顔周りに触れないなど、自分の飛沫が相手の体内に入らないよう注意しましょう。
・高齢者と同居している場合、家の中でもマスクをしたり、鼻を噛んだらすぐに手を洗うなど飛沫の扱いに注意しましょう。
・食べに行こうと思ってたお店は、キャンセルする前にテイクアウトにできるか聞いてみましょう。

正直、コンビニにたくさんお弁当を買いに来てくれるのは短期的に見ればありがたいことです。でも、それで街の活気がなくなればその街の活気に生かしてもらってるコンビニ各社は撤退を余儀なくされます。ウコンの力をいくら仕入れたところで、近くの飲み屋が潰れれば売れません。長期的に見たら、やはりいつも通りの経済活動はとても大事なんです。

だから若者にこそ、いつもと同じような生活行動をしてほしい。そこに『感染させないため』のエッセンスを入れてもらえれば良いのだと、思います。

高齢者、基礎疾患者は『貰わない』対策

正直どこからが高齢者かって問題があるのはなんとも言えませんけど。自分は気持ちが若いから!って出歩く人もいますし。まぁそれはね、悪化した場合には『あー、高齢者側だったんだなぁ…』とそこで自覚する覚悟がおありだということで話を進めます。(幸運を祈ります)

高齢者、基礎疾患者側だろう、と自覚のある方の対策はこちら。

・無闇に目、鼻、口を汚染された手で触らない。
・若年者と関わるときは、相手がマスクをしているか確認し、していない場合は半径2m以内に近寄らない
・感染リスクの高い場所を避ける
・正しく手を洗う

高齢者や基礎疾患者は、原則『自分は死にやすいもの』として捉え、リスク回避行動を取るのが合理的です。ウイルスが体に入り増殖したら死ぬかもしれない。だから『体に入れない』を徹底して対策する。

正しく防げば、感染リスクはかなり下がります。ただ、若い世代との同居や、共働きの親の代わりに孫を見る場合など、1人ではリスク回避しにくいので若い方々との連携は必要になります。

花粉症を通じて見たコロナ

コロナと花粉症の鑑別ができない以上、自覚症状のある人を家に閉じ込める対応は大雑把が過ぎると思います。うちの店の場合、店長夫婦が出勤自粛になってしまう=休業やむなし→契約不履行案件。いやいや、無理な相談です。

新型コロナウイルスと言われると『得体が知れない』と思いますが、基本的にウイルスは全て『自前の遺伝子を他生物に差し込み、宿主生物の細胞を借りて自己複製をする悪性プログラム』です。

他生物に取り付けなければ自己複製することもできず、とりついたとしても、遺伝子を差し込む前に胃に落とされれば胃酸で活動停止してしまう。

ですから、出来るだけ正しく対策し、出来るだけいつも通りの活動を心がけたいものだな、と思うわけです。

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りくとん@PSWなママライター
駆け出しライター「りくとん」です。諸事情で居住エリアでのPSW活動ができなくなってしまいましたが、オンラインPSWとして頑張りたいと思います。皆様のサポート、どうぞよろしくお願いします!