ふぉとらいふ#3Meike35mmF1.7という格安レンズを買った。
機材よりの日記です。
X-PRO1について前回投稿したnoteから触れていますが、その続きです。
X-PRO1は不便ですが楽しいカメラです。
素通しのOVFは瞬間を切り取るような場面で活躍してくれます。
なるべくこのカメラを使う上ではOVFを使いたいのですが、ピント合わせはEVFなのでいちいち切り替える必要があって煩わしい。
加えて、画角を示す枠が白色で日光の下では見え難い。
そうすると、現在使用している50mmズミクロンでは、換算75mmの望遠域になってOVFではあまり当てにならないパララックス補正も合間って空振りが多くなりました。
そこで換算50mmになる35mm前後のレンズを探しました。
どうせならMマウントで欲しいが高いので、安いレンズで探した結果今回のレンズに辿り着きました。
今回購入したMeikeはその中でもあまり耳にしないメーカーですが、香港の光学メーカーです。
シネレンズなどが主力のようです。
X-PRO1につけると何とも標準レンズらしい佇まい。
デザインもオールドスタイルで鏡筒は金属製で見た目通りに重たいです。
絞り環はクリックがないタイプでレンジファインダー用レンズと同じで絞った分だけ絞られます。(伝わるか?)
明るさ調整してくれるEVFなら暗くなりませんが一眼レフの光学ファインダーでは暗くて使えないので、ミラーレス時代になって複雑な機構が無くても商品になるため、中国系メーカーも参戦しやすいというのが現状だと思います。
5群6枚はnikkor35mmと同じです。
他の中国メーカーの35mmもこの構成が多いのでもしかしたら中身同じかもしれませんね。
さて、作例です。
作例を見て貰った方が良いので多くは語りません。
結論から言えば大満足です。
スペックはF1.7の必要十分な明るさ。
作例は開放2.8くらいだと思いますが、流れてはいるものの背景のボケもそこまで破綻していません。
正直ズミクロンは開放で撮ると周辺流れるので他にメインで使ってあるnikkorよりも開放は優秀な気もしました。
発色も結構しっかりしています。
あとは逆光耐性ですが、これはもう安物レンズらしく盛大にフレアやゴーストが出ます。
ですが、光に反射する水面など撮ってもパープルフリンジのような色の滲みがないのでそこまで悪くありません。
基本的にオールドレンズに限りなく特徴が似ています。アダプターを介さずにコンパクトな35mmでオールドレンズ風の写真を撮りたいなら全然ありだと思います。
そして、順光で絞ればしっかり解像してくれます。
FUJIFILMのjpeg処理が優秀というのもあるかもしれまれんが、これで何とマップカメラで買って驚きの3300円。
これなら別に数万するXFやZeissのレンズなんて要らないんじゃないかと思いました。
細かいことは正直に言ってわからないのであくまで素人目での感想になりますがXマウントのMFレンズを探している方は中華レンズも悪くないかもという話でした。
ここまでご覧いただきありがとうございました。