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お客さんを大事にするからこその話 大事にするからこそ関係が崩れることに気をつけないといけない

先日、主客転倒している話として創り手と客との関係についての記事を書きました。内容としては創り手が客に寄ることなく、主導権を手放さないことを書いた記事だったので、客側からすれば自分達が創り手の視界に入っていない存在だと誤解が生じる可能性がある記事でした。本当のことではあるけれど、口に出すと大火傷を負う可能性があるから、黙っておくのが賢い選択なのは承知な上で出したので、燃えないのは幸運だと思っております。ありがとうございます。

誤解曲解上等というよりかは青木真也のお客さんを僕が信頼しているからこそ出せた記事であって、記事の内容の強さにも関わらず炎上せずにスムーズに御理解いただけているのは有難い限りで感謝しております。このぬるま湯を当たり前だと思わずに丁寧にやっていきます。

表現を商売にしていると自らの表現をしているとは言っても、「お客さんに満足してほしい」と顧客満足度を考えるのが商売であって、お客さんを完全に無視することは商売である以上できません。僕が表現は「客に口出しさせるな」と言うのは商売である以上はお客さんに対して誠実に向き合うからこそ、一歩間違えると主導権が客側に行ってしまって、表現の軸がなくなって崩れてしまう恐れを常に感じているからです。

表現を商売にする以上は創り手と客の関係が生まれます。これは絶対です。創り手と客の関係を塩梅なのか、綱引なのかはわかりませんが、創り手と客の適切な関係を維持することが、表現を仕事にする人の腕の見せ所なのかと思っています。現代はインターネットやSNSが出てきたことで、創り手と客の適切な関係性を維持する能力の重要度は増しているように感じていて、多くが客側に流れていって消費されていってるとも感じます。

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