考えて練習する話 自分に合った練習環境と練習の質と量がある
おはようございます。6月が始まりました。
今月もよろしくお願いします。
5月30日火曜日の練習にて、矢地祐介さんの加減を知らない膝蹴りが、矢地祐介さんの狙い通りに無事に僕の脇腹に着弾しまして、見事ノックアウトされる運びとなりました。ありがとうございます。僕は矢地さんを散々いじり倒していたので、矢地さんからの御礼も込めての膝蹴りの刺さりは矢地さんの試合からは見たことがないほどで、その後も痛みが止まらず、夜には心配になって、さいたま杏クリニックにレントゲンを撮りに行ってきました。友人で内科医の鬼澤信之さんに「内科医の僕でも折れてないとわかります!」とお墨付きが出て、要はただの打撲だったわけですが、翌日の練習も満足にできませんでした。ヨカタじゃねえんだよ。まあそれはそれとして。
矢地さんの試合前の練習相手で、矢地さん御本人から「青木さんきてくださいよ!」と言っていただいたので、毎週御一緒させてもらっているわけではありますが、今回もスパーリング前に「グランドの打撃は軽くにしてください」と注文を頂いたりで矢地さんは考えていい練習をしていると思いました。それだったら膝を強く打つこたねえだろと思わなくもないですが、タイミングが合えば効果は出るもので、やられてしまった手前カッコ悪くて仕方がありません。
矢地祐介さんは今は戦績は芳しくないのですが、練習での実力は皆が認めるところがあって、矢地さんが結果が出ない姿を僕はずっと不思議に思っていたのですが、ここ数年は考えて練習をされていて、強くなっているので結果に繋がるのも遠くないところだと思っています。矢地さんは海外に練習に行っても合わなければ帰ってくるし、日本でもルーティーンを変えることを厭わないし、自分の頭でよく考えているのだと思うのですよね。まあそれはそれとして。
色んな選手の練習を見ていると格闘技はただ強い相手と練習をすればいいわけでもなく、選手個々の属性に合わせた練習が必要です。それこそ日本ではなくアメリカと良い練習環境を求める話はよく語られているけれど、自分にどの練習環境が合っているかが語られることは少ないと感じています。
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