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見ているようで見ていないものを

この街に暮らして四捨五入で10年。初めて役所の中で食べ物を買い、その中で外を見ながら食べた。
食堂があったけれど閉店したこと。地域メディアで見たな、でも自分には関係ないと思っていた。今もあったら、温かいものが食べられたのに。

読書会の課題図書を読むうちに、絵や図、地図や写真が見たいと思い、遅くまで開いている新刊書店に立ち寄る。郷土の本のコーナーに、探している本が全くない。江戸時代とか、古代はあるけれど、近代が欠落して急に今になったような感覚を覚える。
品揃えはいい店だと思っていたのに、目的を持って探すと何も見つけられなかった。

明日は寒そうだ、でも出かけるなら、探しているものを見つけて帰ってこよう。