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satos『毎朝1分読むだけ 役員の教科書』

意識が変われば行動が変わる。行動が変われば結果が変わる。

私的要約

普通、日本の会社ではずば抜けた部長が役員に選ばれる。つまり、役員になる人は、ずば抜けたプレーヤーだ。しかし、『良いプレーヤーが良い監督になれるわけではない』とスポーツの世界では言われており、それはビジネスの世界でも同じである。
役職が変われば、意識を変えなければならない。それは部長兼任役員でも同じだ。
この課題に応えるビジネス書や自己啓発書はたくさんある。ほとんどの本は一理あるし、実務に効く。しかし、『覚えているときは』という但し書きがつく。良い影響があるのは、覚えている時だけであり、一時的成長しかない。
この書は、毎朝『役員の心得リスト』(1分程度で読める物)に目を通すことを習慣化させることで、意識しなくても役員の在り方が無意識に刻み込まれるようになっている。
意識が変われば行動が変わる。行動が変われば結果が変わる。とにかく、人生を変えるには習慣の力を利用するしかないのだ。

教育×読書

この書からは、無意識に行動を起こせる習慣の大切さを学びたい。
『なかなか勉強をする気にならない』という悩みをよく聞くが、それは単純に勉強が習慣になっていないからである。『やる気』になるにはエネルギーを使う。エネルギーをきっかけにしてスタートを切ろうとするからなかなか勉強を始められないのだろう。
私も中学生までは、勉強が習慣化していた。高校入試が終わり、入学までの一ヶ月、羽目を外しすぎた。高校に入学する頃には既に勉強は習慣から抜け落ちていた。そして、一度崩れた習慣はなかなか戻るものではなく、結局高校生活、そして大学生活中、勉強は習慣にはならなかったと思う。おそらく私は、高校時代に勉強しなかった分、今勉強を続けているのだろう。今の私は勉強が習慣になっているため、問題を解くのは何も苦にならない。生徒たちにも早くこういう風に習慣化してもらいたいと思い、いろいろなアプローチをしている。
『意識が変われば行動が変わる。行動が変われば結果が変わる。』
この言葉は生徒たち自身にも忘れさせてはいけないし、私たち塾講師自身もこれを肝に銘じて結果を変えるための行動を積み重ねていくような習慣を作っていかなければならない。

私的感想

地方の中小企業ではありますが、ありがたいことに取締役という立場を与えていただけている私がバイブルにしている本です。役員になる前から手帳に『心得リスト』を入れて毎日読んでいました。久々にリストだけでなく全て読んでみましたが、まだまだ私には役割がこなせていないなと反省させられました。『理解すること』と『行動すること』は違います。生徒によく『わかる』と『できる』は違う、と伝えていますが、それと全く同じですね。
私もプレーヤー兼任であるため、意識が変わり切っていないのだな、とお恥ずかしい限りです。意識を変え、行動を変え、結果を変えたいと思います。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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