2022年8月ライブ記録(くるり/ロッキン/ユニゾン)
42. 08/05 くるりライブツアー2022@Zepp Haneda
2月の25周年記念公演以来。ツアーは今年初ですね。特に何も引っさげないツアーなので、何をやるのかあまり想像がつかず。羽田2DAYSの2日目に参加。
・公式が上記の通り「大ヒット曲満載のセットリスト」とツイートしていたので、比較的有名曲が多いのかな?なんて素直に受け取っていたら、壮大な前振りだったのでした。騙された(笑)
17年ぶりにやった曲(Giant Fish)もあれば、「この曲何でしたっけ…?」と首をかしげる曲(「坩堝の電圧」「THE PIER」辺り自分の興味が薄かったので)、「うぎゃー!!!待ってましたぁぁぁぁ!!!!!」(「図鑑」&「アンテナ」厨なのです)な曲もある、ジェットコースターみたいなセットリスト。意図的なのか、25周年記念ライブで聞けなかった曲もたくさんあって、さすがくるり。練習、大変だっただろうな。ありがとう(笑)
・何よりまずびっくりしたのが、Zepp Hanedaがスタンディング自由だったことです。Zepp系は立ち位置指定が無くなりつつあるとは聞いていましたが、まさか今日がそうだとは。
到着したら呼び出しが1200番台。私は400番台だったので、「立ち位置何番まであるの?」と不思議に思いつつフロア入りしたら、立ち位置マークが全くない。立ち位置指定のない自由席などいつぶりだろう!?と思って静かに感動を噛み締めました。お互いに間隔を空けてね、という指示はありました。前方でも押し合いへし合いにならない、くるりのお客さんだから安心です。好きな位置(下手の7列目ぐらい)に陣取って見れるなんて嬉しい~!
(その昔は前方はモッシュになったけどね。近年はファンがメンバーと共に大人になったこと、くるりの音楽性の変化もあり、モッシュになることは皆無です。)
・編成はくるりの2人、Gt.まっちゃん(松本大樹)、Dr.若さま(石若駿)、Key.ノッチ(野崎泰弘)という安心安定のいつものメンツ。
「ブレーメン」でふぁんちゃんのトランペットが聞けないのが、いまだに寂しいと少しだけ思います。とは言え、ふぁんちゃんが抜けることで、今までセトリに入れにくかった曲(ふぁんちゃん加入前)がトライしやすくなったのは確か。
ロックバンドにトランペットって難しいよね。しかも初期メンバーじゃないから。「くるりのこと」で、"昔のくるりの曲でトランペットを入れるのがどうしても難しいことがある"と、ふぁんちゃんが2人に打ち明けたエピソードを読み、彼女の葛藤を思って胸が痛くなったことを思い出します。
・ふぁんちゃん、私が行かなかった日に来ていたようです。相変わらず元気そうでほっこり。
・「青い空」のイントロが始まった途端、嬉しくてうつむいて地団駄を踏んでしまった(「図鑑」厨なのです)。25周年記念ライブで聞きたいと思っていて聞けなかったので。周囲のお客さんも盛り上がっていたのが嬉しかったな。指定席での公演に比べて、お客さんの開放度も高いような気がしました。
最近のくるりはエバーグリーン的な曲が多いけど、拳突き上げ系の激しい曲もかっこいいんだよ。みんな大好きな唐突に中華風のアレンジになるアウトロ、ノッチの鍵盤が利いていて、いつも以上に豊かでゴージャスな感じがしたなぁ。2022年最新バージョンの「青い空」も最高。
・「ばらの花」はどうしてもコーラスでふぁんちゃんの声が恋しくなってしまうのですが、アウトロ以外は岸田氏のボーカル1本なのが潔いアレンジ。アウトロのみハモりが入って来ました。引っ張らず短めに切るバージョンも好き。
・「マーチ」も嬉しくてめちゃくちゃ浸りながら聞いてました(「図鑑」厨なのです)。イントロからエモさ全開のボーカル、Bメロで落ちるテンポ、からの高揚感溢れるサビがたまりません。面白いよね曲の構成。なんだか説明つかないけどとにかく大好きで気持ち良くて、体中が喜ぶ曲です。ずっとうつむいて音に浸っていたい。春の曲だけど、ほんわかした春ではない。若さゆえの鬱々としたような感情を、歌に思い切りぶつけて開放している感じが気持ち良い。
・「24年ぶり」って何の曲?って思っていたら、「Giant Fish」でした。わりと最近音源化された曲だから、そんな感じがしなかったな。でも考えてみれば確かにライブ初聞き。
「10年ぶり」はなんだろう、時期的に「坩堝の電圧」の曲かな。個人的にこの時期あまり熱心に聞いていなかったので、ピンとこないです。スミマセン。
・「かごの中のジョニー」からの「Tokyo OP」が良かったのよ。ジョニー終わりで壮大なセッション。何に繋がるか全然予想がつかなかったです。しかも「Tokyo OP」も結構なアレンジがされていて、それぞれの楽器の音が新鮮に聞こえて来て楽しかったな。くるりはセッションの気持ち良さがたまらないので、「Tokyo OP」のようなインスト曲は終始ワクワクしっぱなしです。
・「ロックンロール」のアウトロのまっちゃんギターソロはいつも高揚するけれど、控えめなまっちゃんが珍しく弾けていたというか、割と前に出ていて面白かったな。やんちゃ。そのやんちゃさに引っ張られて、他のメンバーも笑顔でやんちゃしているという。岸田&松本のウィンドミル炸裂。
くるりのセッションって、永遠に聞いていたい気持ち良さがあるなぁといつも思います。くるりにしかないマジック。
・「飴色の部屋」が大好きなんですけど、改めて収録アルバムを調べたらジョゼのサントラだった。勝手に「アンテナ」曲だと思っていた(笑)時期的には同じですけどね。
・岸田氏が、「25周年記念ライブで『なんであれをやらないのか』とさんざん言われたので」と、最後に「東京」をやりました。
やっぱり言われるんだな。私は別にどっちでもいいです、好きだけど聞く機会も多いし。記念ライブのセトリはくるりが意図して作ったものだろうから、わざわざ「なんであれやらなかったの」と本人に問わなくてもいいような。確かにくるりを象徴する曲ですけど、やらなくても不思議には思わないかな。それもくるりらしいので。やって欲しい気持ちはわかるけどね。
直立不動でギターをかき鳴らす岸田氏のたたずまいが好きだなぁと改めて思いました。
・「あまり何も考えずやってきたら25年経った」「まだ46歳です」「でも最近中年を感じるように」「そのうち大(ダイ)になるんやろなぁ」というMCが。ダイって強そうでいいな(笑)
ヒヤヒヤしながらのツアーだったけど、無事完走できて良かった、と。何度も語尾で「ありがとうございます」って言ってたのが印象的でした。
お客さんの拍手も温かくて、「ええやつ大集合やな。こんなん初めてやな」って笑うシゲルの嬉しそうな顔、趣味のモーターを持参して客に音を聞かせ、「曲作りに生かせないか」と真面目に語るシゲル、グッズ紹介(スリップマット)の際に、最近DJにハマった女子の物まねをするギャルなマサシ、トークでイチャつく楽しそうなシゲル&マサシの姿を拝めて何よりです。
そうそう、2人の衣装が色違いなのも可愛かったな。仲良し!
リリース無くても昔の曲たくさん聞けるツアーってやっぱりいいなぁと、25周年ライブに引き続き思いました。またやってくれるよねきっと。
私が参加しなかった日の羽田レポ。
43. 08/07 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022
別で書きました。
44. 08/11 UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2022「kaleido proud fiesta」@新潟県民会館
※ネタバレをしています。
・今ツアー3ヵ所目でした。2階席、3階席と見て来て、今日は初めての1階席。概してホール公演って、上方からの眺めの方がインパクトありますよね。ライブハウスに比べて、照明などの演出が凝っているせいだと思いますが、引きで見た方が美しく感動的だったりする。今回のツアーもそうかな、と個人的に思いました。
・「5分後のスターダスト」~「弥生町ロンリープラネット」パートがどんどんお気に入りに。このパート、田淵の色っぽさが際立つというか、暴れている時とはガラッと変わった雰囲気になるのが素敵だなといつも思います。そして色気だけでなく子供みたいな無邪気さも同居しているというか、両極が混ざり合っているのがとても不思議で、とても田淵っぽい。
・ギターとドラムのセッションパートで、貴雄が突如としておじさんの被り物&米俵を背負って出て来たのでびっくり。片腕で米俵を肩に乗せ担ぐ姿はなかなかサマになっていました。
後から知りましたが、新潟のゆるキャラ「レルヒさん」のコスプレだった模様。新潟だから米俵は理解したんだけど、このキャラを知らなかったので、「あのおじさんの被り物何?」って思ってしまいました。
私が前回参加したNHKではこういった余興はやっていませんでしたけど、どうも北海道辺りからご当地ネタを貴雄が仕込んでいるようです(自分が行かない会場の情報については積極的に仕入れていないので、友人情報)。貴雄、やりたくなっちゃったのかな。楽しそうだったから良いけど。
しかも、セッションのラストに次の曲のタイトルコール「♪ワー ♪ワイ ♪スーパーガール!」といつも言っているところを、盛大に勘違いをして「♪ナノ ♪サイズ」って、次の次の曲を口走ったので大爆笑でした。
やっちまったなーという表情の貴雄、「ナノサイズスーパークールー!!!(?)」と言うような謎のフレーズでごまかして、「ワールドワイド・スーパーガール!」と言い直して曲に突入。レアなハプニングだったな(笑)
・セッションのギターリフ、前に聞いたのと少し違うアレンジも取り入れていたような。単純なリフ(「ワールドワイド・スーパーガール」のイントロ)なので、そうしないと宏介も飽きそう。
・このツアーの前からそうだったか覚えていませんが、「fake town baby」のラストの、余韻の残る「じゃーん!」の和音がお気に入り。
・これまで大好きな「kaleido proud fiesta」で胸いっぱいになって泣いてしまっていたけれど、自分の感情が落ち着いて来たのか、1階席だったせいなのか(光の演出が上方から眺めるほどぐっと来ない)、泣くこともなく冷静に焼き付けることができました。
・「オリオンをなぞる」~「kaleido proud fiesta」~「to the CIDER ROAD」の流れが最高なのは相変わらず。オリオンのミラーボールが好き過ぎて、ひたすらミラーボールと放たれる光の行方を追ってしまう。
オリオンからのkaleidoは大興奮するけれど、kaleidoからのto the CIDERは、kaleidoの余韻に浸りつつじわじわとto the CIDERのイントロが胸に染みてくる。このじわじわと幸福感で少しずつ胸が満たされていく感じがたまりません。
・どの会場もセットリストが同じなのは、会場によってセトリが違うと遠方から複数回押し掛ける熱心な民により、地元の人が見れない可能性が発生するかも、ということで私も大賛成なんですけど(自分も「えー!あの曲やったの?いいなぁ」という思いに駆られるよりは、固定の方がありがたい)、MCが無くなったのもその流れなのかな。
前々から、各会場ごとにMCを考えるのは宏介大変だろうなぁって思っていました。彼の芸人魂(サービス精神)を思うと、きっちりオチまでつけたい派だろうから。そこに労力割くぐらいなら無くていいのでは、と。労力を省くということに加えて、各会場ごとに違うMCを目当てに複数回…という人もいるかもしれないから(知らんけど)、MCも無しにしたのかな。賛成。
しかしまさか代わりに貴雄のご当地ネタが仕込まれるようになるとは思わなかったけど(笑)
・ライブ前に、ずっと気になっていた「マリンピア日本海」で遊んで来ました。お盆期間でしたが、都心の水族館に比べたら広くて空いていて、カマイルカもバイカルアザラシも可愛くてメロメロ。楽し過ぎて、うっかり開演ギリギリに。またゆっくり行きたいな。
45. 08/20 UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2022「kaleido proud fiesta」@盛岡市民文化ホール
※ネタバレをしています。
・「ホール公演、お腹いっぱいだなー」と言う思いがありつつも、座席位置が私好みで、ライブハウスで見ているような感覚を味わえて、これまでの公演と全く違う印象を受けたのですごく楽しかったです。
ライブハウスに比べると、ホールって見る位置によって全然印象が違うよね。同じ値段でこんなに違うの?って思うと、ちょっと複雑に思うこともあるよね(お芝居などはS席とかA席とか、場所によって値段違うことあるしね)。
・席が12列目のセンター(やや上手)だったのですが、盛岡市民文化ホールが適度にコンパクトな造りで、ちょうど10列目ぐらいから傾斜もぐいっとつく感じで前の人の圧迫感がなく、とても見やすかったです。しかも前列が小さい女の子達、前々列が横5人ほど不在で(何らかの事情で来場を断念したのであろう)、見晴らしが最高でした。
渋谷O-EASTの段上みたいなイメージ。演者と目線の高さが同じぐらいで、しかもセンターブロックなので、まるっと3人とも一度に捉えられる見やすさ。
・前回の新潟が11列目(超上手)だったのですが、12列目の盛岡の方が近かったです。センター寄りというのと、会場の作りのせいかな。1曲目の「harmonized finale」で、メンバーの表情が見えることなんて今までなかったのに、宏介がドヤ顔してるの見えたのが新鮮。
あとやっぱりセンターから見る景色って、すごく調和が取れていて美しいですね。星空に切り替わった時、ちょっとうるっと来ました。今まで1曲目でそんな風に感じたことなかったのに。
前日に花巻で宮沢賢治童話村(銀河鉄道の夜)などを見学して来たので、余計に星空にぐっと来たせいもあるかな。
そう言えば先日、これから初日を迎えるというフォロワーさんが「harmonized finaleやらないかなー」ってツイートをしていて、「やるよー!1曲目にー!」って心の中で叫びながらちょっと泣きそうになりました。やって欲しいと願っていた曲が1曲目だった時の彼女の感動を想像して、勝手に。
・「fake town baby」は、スモークが3回(1番イントロと2番イントロと最後)に出てくる演出ですが、1階センターから見ることで、今までで一最も迫力がありました。かっこいいんだけど、「うわ、またスモーク!(笑)」「金かけてんなー!www」とか雑念が。かっこいいと同時に面白さを感じてしまうのは何故だろう。ロックバンドにそれを強く求めていないから、笑いに落とし込んでしまうのかな。
・「5分後のスターダスト」がすごく好きで、聞く度に感動します。静かだけど内側にたぎる熱いものに突き動かされる。間奏の爆発力もたまらない。なぜこんなに突き動かされるのかなってずっと思ってたけど、ドラムの力強さが大きいのかも。静粛なフロアに、ドラムだけが極端に跳ねてる感じがツボだなーと改めて感じました。ラスサビ前の4連打も大好物。金木犀を意識したようなオレンジのライトも素敵。
・ご当地ネタは、「盛岡のさんさ踊り」の太鼓でした。太鼓をおもむろに取り出し、太鼓に巻いてある幕の文字を読み「"盛岡さんさ踊り"って書いてある」と発した貴雄。説明ありがとう。その口ぶりから、貴雄が選んで持ってくるというよりは、各地のイベンターさんに「何かネタないですか?」って依頼してるのかなー、となんとなく思いました。
正式な使い方は、下記の通り前に抱えて両側を叩くようですが、貴雄は通常のドラムのように置いて叩き始めました。さすがドラマー、様になる、かっこいい。当たり前だけど。
しかも、宏介のギターも、太鼓に合わせてちょっと和風アレンジされた音色だったのが、おおっ!と思いました。さすが。これは良いご当地ネタでしたね。
そうそう、ご当地ネタに突入する前の単純なギターリフ(ワールドワイド・スーパーガール)、この日はチョーキング風味な音が混じっていて、ナイスアレンジ!と思いました。きゅいーん、って言うあの音大好き。ちょっとスーパーマリオっぽいアレ。
・ミラーボールの演出が話題の「オリオンをなぞる」ですが、初めて1階センターで見て、今までと見え方が違って爆笑が止まらず。2階や3階、1階でも端っこだと、ミラーボールの存在をどこかしらで確認できたのですが、1階センターからだとミラーボールが確認できない。なので、ひたすら貴雄から後光が射しているようにしか見えない(笑)
友人が「貴雄から後光が射している」と話していたのを聞いて、まあ確かにそうだよなぁとは思っていたのですが、1階センターから見ると、ここまで「THE 後光!」って感じになるのかー、とめちゃくちゃ面白くなってしまって、しばらく爆笑が止まらず。
しかも貴雄が笑顔で叩いているから、まるで仏(笑)ライブ中に爆笑が止まらないってなんやねん、とセルフ突っ込みしながらもツボってしまったのでした。
・終盤の盛り上がりからアンコールにかけて、ステージも会場の熱気も高まって、自分の座席位置もベストだったこともあって、ライブハウスで見ているような自由な感覚に包まれて最高でした。楽しかったなー。
宏介がギターソロで前に出て来てくれた時もとても近かったし、田淵が宏介の前に来て向かい合って弾く時も近かったし。総合的に今ツアーマイベスト。
・前日から岩手入りして温泉に一泊し、新花巻(鉛温泉)⇒花巻⇒盛岡と観光してきたので、それも含めて思い出になりました。
岩手、5年ぶりよ。盛岡CLUB CHANGE WAVEも大好きだから、ここでまたユニゾン見れる日を楽しみにしようと思います。
46. 08/31 UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2022「kaleido proud fiesta」@川口総合文化センターリリア
※ネタバレをしています。
・2階席だけどセンターだったのでステージも演出も見やすかったです。ただリリアは古い建物なので席幅がすごく狭くて、居心地は今いち。そして、私の席からだと貴雄の左側に位置しているように見えたミラーボールに目潰しされがちだった(笑)(オリオンと場違い)
・いつも通り熱量高いロックバンドのライブだったのですが、田淵がやたらと騒がしいなぁと言う感想。いつも元気だけど、元気にもいくつか種類があるように感じていて、この日はやたらとアグレッシブな印象。何かを振り絞って訴えてくるような緊張感が。逆に宏介からは余裕のある柔軟さを感じて、貴雄は相変わらずマイペース、自由で楽しそう。全部主観ですけど。
・世界一好きな間奏は何の曲?って言われたら、もしかして「箱庭ロック・ショー」かもしれない。こんな間奏よく出てくるなって言うメロディーとギターソロのフレーズ。哀愁とパンチの共存。切ないのにめちゃくちゃ踊らされるっていう、こんな間奏を他に知らない。まだバンドが若い時にこんな曲よくぞ出て来たな、っていつも思います。ユニゾンの中で好きな曲ベスト3ぐらい(適当だな)に入るかも。
・逆に申し訳ないけど「Cheap Cheap Endroll」はテンション下がるのです。どちらかと言うと速過ぎる曲が苦手だし、私のテンションと逆にみんなすごいテンション上がってるのが余計に。曲が嫌いなわけではないのですが、ユニゾンに限らずこの手の「やたらと速くて手っ取り早く盛り上がるフェスで求められがち系」というのが苦手。ユニゾンがそんなつもりで作ったわけないのはわかってるけど。
・「弥生町ロンリープラネット」は、田淵のベースを弾く手元(特に左手のスライド)が好きだなぁと思って見入ってしまいます。
この曲のモチーフとなった漫画「椿町ロンリープラネット」を読んでからは、歌詞がより心に入って来るように。あんまり誰かには言いたくない様な、いや言いたい様な、そんなこともあるよね。
・このツアーの山場はオリオン~kaleido~CIDERだろうけど、ワールドワイド~ナノサイズ~サンポサキも見せ場だよね。ん?となると、はっきり言って全部見せ場ってことになるな。うん、やっぱり楽しいセトリだな(え?今さら?)。
やっぱり私はワールドワイド~ナノサイズの繋ぎが一番高まります。貴雄、いつの頃からか「ナノサイズ」のタイトルコールもするようになったね。
青空に雲が浮かんでいるような演出が好きだなぁ、とつい目を奪われてしまう。
・「ワールドワイド・スーパーガール」で田淵のウサギポーズ(勝手に命名)が好きでつい真似しがち。田淵は真似されるの嫌かもしれないけど。SKY-HIやBE:FIRSTのライブを見ていると、ついダンスを真似したくなってしまうのですが、その感覚に近い。楽しそうだからシンクロしたくなる欲。
・「サンポサキマイライフ」で、縦型の細いたくさんの照明(赤/白/黄)がチカチカするのが、つい「チンアナゴみたいだな」って思ってしまっていて、脳内に「サンポサキチンアナゴ」って謎フレーズが思い浮かんでしまうわ。くだらなくてすみません。だんだんツアーに慣れてくると、演出に対する雑念が増しがち。
・ドラムとギターのセッションパートでは、貴雄のご当地ネタが消滅していました。ブーム、短かったね(笑)ネタに突入しそうなパートになっても、手を緩めることなくプレイが激しくなっていったので、ああ今日はネタないんだなぁと思いました。宏介との掛け合いが楽しい。ギターも、特にチョーキングなどの変化球のないパターン。ネタがない方が、純粋にかっこいいセッションだなと思います。
・FC枠で「お近くの公演を確約」という枠で取れた川口の公演でした。首都圏の公演は激選ですし、FC会員でも2階席・3階席の人も少なくなかった模様。是が非でも至近距離で見たいわけじゃないけど、ものすごく遠くから見下ろしたいわけでもない。そういう意味でもライブハウスが恋しくなっちゃうな。
個人的には、開演に間に合うかヤキモキしながら仕事を片付けて、平日にお近くの公演に行くより、お休みの日に観光兼ねて遠出する方が性に合っています。しかも私のお近く(東京)は倍率高い&必然的に席運も下がりがちですし。
ちなみにFCで取ったのは川口、盛岡、新潟です。盛岡と新潟はチケット完売しないだろうなと言う読みと、好きな土地なので観光もしたかったから。見事に一般でも余ってましたよね。私、ナイス!読み!
◇「fiesta in chaos」について
ホールツアーもうお腹いっぱい問題
ユニゾンのライブハウスツアー「fiesta in chaos」について思うことを。
「kaleido proud fiesta」ツアーは、ありがたいことに3階(渋谷)、2階(静岡)、1階(新潟)と異なる場所から公演を見ることができた時点で満腹気味になりました。3公演で十分だったのかもしれないです。最も、普通の人は1公演で十分かもしれませんが(オタクなのですみません)。
平和な時代は、ライブハウスツアーとホールツアー、両方違う楽しさがあるよねって思っていましたが、ご時世のせいでずーーーーっとホールツアーばかりだと、「ロックバンドをホールで見たいわけではない」というシンプルな思いが沸き上がって来てしまいました。ホールとライブハウスでは音の伝わり方も体感できるものも別物だと感じているので。私だけかもしれないけど。ホール公演は演出が魅力的ですが、ロックバンドに一番に求めることが演出かと言うとそうではない。
あとやっぱり好きな場所で見たいのよ。下の上を比べてお気に召す方を選びたいのよ。私はライブハウスでモッシュゾーンなどには行かないので、ホール公演の座席の方がライブハウスより窮屈に感じることも多いです。場所を選べる自由って、贅沢だったんだなぁ。
冒頭の「くるりライブツアー」の感想に書きましたけど、立ち位置指定なしで見るライブハウススタンディングの公演が、本当に懐かしくて嬉しくて感激しました。あの解放感が恋しい。
今年はftHやlimitedで、久しぶりにユニゾンをライブハウスで見れたので、心底嬉しかったです。ツアーでもあの感じを早く味わえたらいいのにな。ライブハウスで音を浴びてると「生きてるー!」って感覚が強い。ホール公演では味わえない高揚感です。私だけかもしれないけど。
"来た方がいい理由"と"別に来なくてもいい理由"
だからこそ、追加公演という位置づけでライブハウスツアー「fiesta in chaos」が発表されて、とても嬉しかったです。世の中の状況もだいぶ改善されて来たし、次はライブハウスツアーやってくれるのではないかと思っていたので。
反面、少し残念です。急きょ決まった追加公演なので事情は理解しますが、キャパが足りていない上に、ホール公演に来ていないFC会員が優先的に抽選に当たる仕組みなので。
小生田淵のブログ
キャパが足りない、そして一部のFC会員が優遇されなかったという点で、Nomalのライブハウスツアーを思い出します。私はライブハウス公演に行けませんでした。虚しい記憶。
小生田淵のブログ、各方面に気を使って誠心誠意を込めて書いているのが伝わる。なるべく皆が幸せになるように一生懸命考えたんだろうな。リスペクトと感謝と、田淵のそういうとこ愛おしいなぁという思いはありますが、それとこれとは別。
だって私はライブハウスでユニゾンを見たい。最初からライブハウスツアーが予定されていたわけじゃないから仕方ないけれど、だったらホールツアーは遠慮したのに、と言うのが率直な気持ち。「fiesta in chaos」もホールツアーなら良かったのに。「じゃ、行けなくていいや」って思えたから。私の中ではホールツアーとライブハウスツアーはイコールではないので、理不尽だと感じます。
加えて、「同行がFC会員じゃなくてもOK」なのが謎。1次申込はFC会員に絞る方が自然な気がするのですけれど。Nomalの時もさんざん言われていたのに、なぜ細部が雑な対応になるのか。システム費用が高くなってしまうから、という理由なのかもしれないけど(むしろそれしか思いつかない)。
チケット代やFC会費が高くなってもいいから、激戦公演は全て譲渡不可、本人確認ありにしてくれたらいいのになぁ。理想。平等な条件の元、自分の運が悪くて落ちたなら諦めはつきますが、保険かけてやたらと必要枚数以上確保して譲りに出しまくっている人を見かけると、はっきり言って不愉快。違法行為というわけではないので仕方ありませんが、可能な限り公平が叶うシステムだと皆が幸せよね。
とは言え、転売防止で厳しい制度を導入している予算が潤沢なビッグバンドならともかく、そこまでの規模ではないチームに多くを要求するのも酷。自分の理想通りになれとは思わないし、なるとも思わない。ただ、モヤモヤは好き勝手に口に出していきたいスタイル。
来ても来なくていいよ、という落としどころには精いっぱいの誠意と苦し紛れを感じます。今回来れなくてもどうせユニゾンはずっとライブしてるんだから、と言うのはわかるんだけど、このご時世での待望のライブハウスツアーだから行きたいのよ。Nomalだって、だから皆憤慨したわけじゃないですか。
好きなバンドのライブをライブハウスで見たいというだけなのに、チケット問題で神経を削られるというジレンマ。見たくないものを見てしまう(チケットに関わること、関わらないこと含めたファンの行動)こともあって、界隈からもっと距離を置いた方が幸せかもなぁ…などと考えるこの頃です。
断念したライブ
08/21 SUMMER SONIC 2022@TOKYO
サマーソニックに参加する予定だったのですが、前日に食あたりしたらしく、一晩中続く嘔吐と下痢により断念しました(涙)
日本勢はともかく、めったに見る機会のないクーラ・シェイカーとプライマルスクリーム見たかった…
マウンテンステージのクーラ・シェイカー⇒アジカン⇒プライマルスクリームの流れエモ過ぎるよね!無念(涙)