2024年2月に見たライブ(afoc/USG/アニソン派/さわお×佐々木)
03. 02/14 A FLOOD OF CIRCUS 2024" w/UNISON SQUARE GARDEN at Zepp DiverCity Tokyo
フラッドの対バンイベントシリーズの最終日に参加。会場だけ発表された時、「きっと台場はユニゾンだろう」と思っていたらビンゴ。ユニゾンの日が自力で当たらなかったので、ドミコとのキネマ倶楽部に行こうと思ったのだけど(そそる組合せなので)、成り行きでスムーズに譲ってもらえたので無事に台場に参加することになりました。サーカスがテーマなので、会場の飾りつけも可愛かったな。
イベントタイトルについて、ブッチャーズの吉村さんがバンド名を全然覚えてくれずそれをタイトルに、と佐々木が別のイベントで話していました。なるほど(笑) a flood of circleのa flood of circus、ゴロも意味も良きネーミングですね。
🔹UNISON SQUARE GARDEN
整理番号Bだったので遅めに行ったけど、そこそこ見やすい位置を確保できました。ポジショニングミスで貴雄がほとんど見えなかったのが無念です。その分、ドラム音を集中して聞くようにしたら、それはそれで楽しい、どんな顔して叩いてるかなって想像力が掻き立てられるので。
・ユニゾンのライブは昨年12月の”Ninth Peel” nextツアー以来。昔馴染みのフラッドとの対バンだからこその研ぎ澄まされた空気を感じて圧倒されました。宏介はギターソロも勢いがあり、フレーズも自由自在で、非常にご機嫌そうに見えました。やっぱり「スロウカーヴは打てない」のギターソロは毎回楽しい。
・1曲目のイントロが鳴った途端、歓喜の声が漏れます。「サイレンインザスパイ」だ。今年は武道館やFCツアーなどイベントが目白押しですが、私は「Catcher In The Spy」のリバイバルツアーが一番楽しみなのです。低音渋めの「ごまい、めっ!」でしたが、私の脳内テンションは「ごまいっ!!!めぇぇぇぇぇーーー!!!!!」
・「天国と地獄」と「場違いハミングバード」が一緒に入っているセットリストだと、なんとなく「気合入ってんなぁ」と感じます。「天国と地獄」で田淵のスピード感に驚く。前回のツアーでは、この曲での動きが大人しくなったかなと思ったけど、イベントだと体力の配分もワンマンとは違うだろうし、自動調整機能すごいな、と妙な感心をしてしまいます。
・「スロウカーヴ」終わりからの「天国と地獄」のつなぎって相性いいな。でもいまだに「スロウカーヴ」の終わりは「fiesta in chaos」バージョンを期待してしまう自分がいます。独特の譜割り(埋め・て・い・ます)で「放課後マリアージュ」に繋がるバージョン。ああ「放課後マリアージュ」が聞き足りない。
・まだまだ新顔ポジションの「ミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂ」ですが、ライブを重ねるごとに洗練されてきていると感じます。「Ninth Peel」の曲はきっとまだまだ伸びしろがあるのだろう。
・「いけないfool logic」も同じく。決してアグレッシブな曲ではないのに、田淵の動きがアグレッシブな曲のそれと同じなのが面白いし、その高まりもわかる気がする。独特な曲なので、まだ自分の中で消化しきれていない部分がありそうな気がしています。相変わらず宏介のハモリの美しさと鋭さに聞き入る。
少し気になってしまったのが、私がスピーカーの近くだったせいで、同期の音量ばかり気になってバンドの音が小さく感じてしまったこと。もしかするとこの曲はホールで聞いた方がバランスが良いと感じるのかも。
・「いけないfool logic」が終わって、次は何かな?と期待してステージに目を向けた時、3人の緊迫感に圧倒される。「世界はファンシー」の1音目を合わせるためのアイコンタクトをしていたのだけど、目だけでなく全身から研ぎ澄まされた気迫のようなものが立ち込めていて、こういう空気はユニゾンのライブ独特だなと改めて感じました。洗練と野性味と。
・「桜のあと」はライブで聞いたの3年ぶりぐらいな気がするのですごい懐かしく感じたし、この曲もイントロから田淵がなぜかぐるんぐるん回っていて、「そんな回ってたっけ?」って思ったら愉快になってしまいました。2階を目がけて撃つ田淵、手拍子が発生して首をかしげる田淵、懐かしい光景だな。
・バラード枠があったのが意外です。選ばれたのが「もう君に会えない」なのも意外でした。でも、宏介がMCで「懐かしい曲をやるのではなく、最新の曲で勝ちに行きたい」と言っていたので納得します。
そしてふと、昨年の佐々木の誕生日に行われたafocとケバブスの対バンのことを思い出す。その日は赤い公園の津野さんの誕生日でもありました。佐々木が津野さんにハッピーバースデーと言い、「人工衛星のブルース」を歌ったのです。「あなたがここにいてほしい」という歌詞が刺さりました。以前、ケバブスと赤い公園が対バンした時に、佐々木が赤い公園のことを「年齢とか関係なく俺の中のクイーン」って言ってたことを思い出したりして。
だから、今日もこの場にいる佐々木と田淵の「あなたがここにいてほしい」「もう君に会えない」が私の中で勝手にリンクして、余計にぐっと来たのでした。
この曲は聞けば聞くほど、バラードだけどなんとも言えない力強さがあり、単にバラードとくくるのもしっくり来ないような気がして来ました。この曲もまだまだ伸びしろがありそうな予感。ユニゾンの演奏がというより、自分の解釈という意味でも。
・最新の曲で勝負するという頭だったので、意外な曲が来て「おお!」と思う。「mouth to mouse(sent you)」はカップリング曲だから、以前聞いたのってFCツアーかしら?と思って調べたら、うっかり現在やっているFCツアーでも披露していることを知ってしまいました。ちっ。(まだFCツアーに参加していないので知りたくなかった。)
昔ユニゾンがafocと対バンした時、フラッドのギター氏が失踪した直後で、そんな時にサビが「さよならが聞きたいんじゃなくて また会えると言って欲しい」というこの曲をやって地獄みたいな雰囲気だった、というエピソードトーク付き。笑い話になって良かったです。
久々に聞いたけど、イントロとアウトロのリフが奥田民生というかパフィーの「アジアの純真」っぽさを彷彿とさせる、全体的になんとなく1990年代のJ-POPっぽい。シンプルだけどグッドメロディーで、どこからどう聞いても田淵の血が流れてるなと思える曲です。特にサビの感じが。
bus stop mouseのために書かれた曲ですが、Syrup 16gに「Mouth to Mouse」という曲があるのも気になっています。たまたまだろうけど。
・「場違いハミングバード」がスパッ!と終わって即座にでゅぉぉぉーん!!!という振動で「カオスが極まる」に突入したのが最高でした。このつなぎ好き。「カオス」は何の曲の次に来ると最高なのか検証したくなるのですが、このパターンに当たったのは私は初めてで、今までのベスト2かも。ベスト1は蒙昧termination~カオス、同率2位は夜な夜な~カオスです。
・「カオスが極まる」は常に今日イチで爆裂テンションが上がるので、これで終わりで良いかなと思いましたが、最後はやっぱり「フルカラープログラム」でした。サビは宏介のアカペラゆっくりバージョンで、食い入るように聞き惚れてしまう。3人が向い合う姿を見ると、ああこれぞユニゾンオブユニゾンだなぁと思います。
ラストの「次はa flood of circleです!」という対バン相手をリスペクトする定型フレーズまで聞いて、今日の対バン仕様のユニゾンも最高だったなと幸福感に包まれました。
・MCでは、フラッドとの思い出が語られました。宏介が印象深い2つのエピソード。出会った時に好きなバンドを聞いた話。佐々木がスピッツ大好きなことはファンには有名ですね。あと、佐々木が「鬼ころし」の味が好きなエピソードも、前にどこかで聞いて笑ったことを思い出しました。
🔹a flood of circle
私がフラッドのライブを初めてちゃんと見たのは2018年にO-Eastで開催されたサーカス(テツくん加入発表)だったはず。すごく良いイベントで、その時から自分の中でafocの存在が少しずつ大きくなっているように思います。
・ライブ見るのは昨年の11月以来。テツくんが体調不良で珍しいトリオ編成だったので、テツくんの姿を見て嬉しく思う。佐々木はこのところずっと髪を切っていないのが気になっていますが、果たして今日も切っていなかった。似合うから良いと思います。
・ライブの定番曲はけっこう決まっている傾向なので、昔の音源をたくさん聞いていない私でもだんだん曲が染みこんで来ました。中でも「プシケ」はとてもお気に入り。メンバー紹介もめちゃかっこいい。
「シーガル」も好きなのですが、前にイベントで佐々木と田淵でアコースティックでハモったバージョンがお気に入りになってしまって、また聞きたいなぁとつい思っちゃう。アコースティックだからこそ感じられる、曲の温度とか湿度が妙に感覚に残っています。
・早い段階で「友達の歌やります!」と佐々木がシャウト。ユニゾンのトリビュートアルバムでカバーした「フルカラープログラム」をやってくれました。カバーをやるという発想が特になかったので、嬉しいサプライズ。佐々木が「友達の歌」って言うと、ケバブスの「ともだちのうた」を真っ先に思い出してしまって脳が混乱したわ。
この曲はafocには少し明るすぎるような気がするのだけど、それでも佐々木が歌うと、より泥臭い感じのフルカラーになるから面白いなぁと思います。
「まだ世界は君のもの」(田淵作)もカラっとしてるけど、こっちはafocにビンゴでピッタリという、この微妙な匙加減は何だろう。
対バンで、相手がユニゾンをカバーしてくれることって少なくない気がするのですが(難しいのに皆偉いなぁ)、ユニゾンはそういうことをめったにやらない。そろそろやってもいいんじゃない?と思っています。対バンの面白さや意義の一つでもあるので。単純に多忙で練習時間を捻出できないのかもしれないが。
・バレンタインということもあって「ホットチョコレート」という曲が披露されました。可愛い。最初は佐々木のことをなんか怖そうな人って偏見を持っていたけど、ケバブスで「こんな可愛らしい詞も書く人なのか」って知った時は意外でした。afocでもそんな一面が垣間見えるのが楽しい。
・「美しい悪夢」のイントロのリズム、ユニゾンの「世界はファンシー」に通じるものを感じます。そう言えば「美しい悪夢」は田淵も作曲で関わっているのだった。
・テナーのホリエくんに引き続き、アジカンのゴッチがプロデュースした新曲「Candle Song」を聞くことができました。どこか初期のアジカンのような疾走感もあり、今のafocからすると随分と青々しくて眩しいような雰囲気があって、そこが泣けます。最後にメンバーもコーラスするパートでグッとくるな。
ホリエくんプロデュースの「ゴールド・ディガーズ」も聞けたらもっと嬉しかったです。私はこの曲が大好き。
・「本当はこの対バンイベントシリーズにThe Brithdayも出るはずだった、生きている人たちで転がっていくしかない」と言う告白後の「本気で生きているのなら」は、いつも以上に輪をかけてグッと来てしまいました。「本気で生きているのなら やるべきことはたった一つ 踏み出せ」という歌詞が刺さります。
・MCでは野音ワンマンの話をしていました。15周年とかじゃなくて抽選で取れたから、って(笑)「日比谷野音は抽選に当たるのが難しい」という話をよくバンドマンが話しているので、そうなのでしょうね。
あと、宏介のMCを受けてユニゾンとのエピソード(なるべくしょーもないやつ)。昔地方で一緒になった時、街で買ったアラーキーの写真集(エロい)を楽屋で皆で見て盛り上がってたら、当時のユニゾンのマネージャーに嫌な顔された、と(笑)アラーキー懐かしいなw
「死ぬまでUNISON SQUARE GARDENにジェラシーと感謝」って佐々木らしい台詞も。そういう盟友がいることは素敵です。
次はいつになるかわからないけど、またこの組み合わせの対バンが見れる日が来たらいいな。生きていたらきっと来るだろう。
00. 02/22 アニソン派!vol.13 ~今夜決定!アニソン派!楽曲アワード2023~@ロフトプラスワン
ライブではないのですが、トークイベントの記録。田淵智也がオーガナイザーを務める「アニソン派!」の楽曲アワード2023です。昨年のアワードで現場に初参加したのですが、楽しかったので再び。
アニソンへの積極的な興味はないけれど、クリエイターさん達の熱い想いや業界の裏話が楽しいのと、クリエイター目線の田淵の考え方が垣間見えるのが田淵オタクとしては興味津々なのです。コードの話になると、ちょっと「関ジャム」っぽかったりして面白い、素人には難しいけれど。
いつも思うけど、これのバンド版が聞きたいです。私はバンド好きなので。そういう意味では、昨年の「スロウカーヴ」のトークイベントは聞きごたえがあり過ぎて満腹になったのでした。
🔹個人的に好みだった曲
事前にノミネート80曲を聞きましたが、ほとんどアニメを見ないので(「SPY×FAMILY」や「推しの子」など、どメジャーレベル級のみ)、知ってる曲がほぼない。でも好きな曲はけっこうありました。(私はキンキンしたアニメ声の速い曲が苦手なので、苦手な曲もそれなりにありました。)
せっかくなので特に好きだった上位曲をメモしておきます。
一番好きだったのは、Amber’s「エンドロール」でした。メロディーと歌詞がばっちり合っていて、えもいわれぬ幸福感がこみ上げて、初めて聞いた時に涙が出て来たのでした。
「彼女、お借りします」というアニメのEDだそうで(アニメは見ていない)、彼女に向けての歌詞なのだろうけど、恋という概念を凌駕するような歌詞が素敵。好きって言葉が1つも出て来なくて、サンキューっていうのがすごく良いなと思ったのでした。
ストリングス含めて鳴ってる音がキラキラしているのも気持ちが高揚するし、展開も楽しい。ボーカルがユニセックスな雰囲気なのもチャーミング。
あと私は意外と女性声優さんの曲が好きなのかもしれないと気づきました。舌っ足らず(幼いキャラ作り)やキンキンした声色の場合は生理的に受け付けないのですが、早見沙織、寿美菜子、楠木ともりは私のようなアニメに詳しくない者にも馴染みがあるし、歌い方もノミネート曲もとても好みでした。
🔹グランプリ20曲
・私が好きな曲と被ったのは「Angel Ladder」「かすかでたしか」「ハッピーエンドプリンセス」「Maybe Happy Lucky 人生」「MIRACLE NEW STORY」の5曲だったので、意外とありました。自分は一般的なアニソン好きな人と趣味が合わないような気がしているので。
・上げなかったけど、「歌いましょう鳴らしましょう」もけっこう好き。ちょっと懐かしいバンドサウンドの香りがします。プレゼンターのebaさんの解説を聞いて、なるほどと思うことがたくさん。「サウンドは懐かしいのに歌やメロディーが新しいから脳がバグる」、確かに。
ギターサウンドについて話題になり、最近の"ギターソロいらない"風潮について、Q-MHzだと逆に「ギターソロくそ長い曲にしましょう!」と天邪鬼になるというトークに笑いました。
・「かすかでたしか」は初めて聞いた時からすごく素敵な曲調だなと思っていて、アニメともマッチしていたので(アニメ少しだけ見た)、クリエイター投票でも順位が高いのだと知って嬉しかったです。
昨年と同様に、自分の曲が発表になった時にどういう顔していいかわからない、という田淵の反応が面白い。仲間から褒められたいオーガナイザー(素直に大喜びするのが良いと思います)。アレンジも印象的なので、アレンジャーさんの話も貴重だなと思いました。
途中で8分の6になっていくアイデアは、昔某曲でやって攻めすぎてボツになったというレア情報も。投げ銭をしたらその初期デモがもらえるということなので興味津々です。
・「OMAJINAI」は、単純におしゃれで良い曲だな(そして寿さんの声が好き)と思ったのですが、ボーカルディレクションの話まで聞けて面白かったです。プレゼンターの華余子さんの熱いコメントが印象的でした。本日4現場かけもちで遅刻、でも話したいことを長文メモしてくる熱いところがらしくて好き。相変わらずパワフルで面白くてフレンドリーで最高でした。華余子さんの話を聞いていて、収録EPを通して聞いてみたくなったよ。
作曲のクボタカイさん、最近どこかでお名前を見たと思ったのですが、ドラマ「ハコビヤ」のOPの人だと気づく。ジャジーで素敵な曲だなと思っていたのですが、「OMAJINAI」と共通するサウンドを感じます。ebaさんやキタニさんもそうですが(オーガナイザーも)、自身名義もやりつつ提供というスタイルは何かと強そうです。
・複数の女性声優さんがキンキンした声で歌うキャラソン的なものが苦手ですが、「MIRACLE NEW STORY」はどこをどう切り取っても楽曲のクオリティー高過ぎだろう、誰もが聞いてHAPPYになるやつじゃないか。この曲は声優さんの歌い方も真っすぐですっと入ってきます。「ラブライブ!」の曲だと知って納得、アニメ見たことないけど。
メロディーはシンプルだけどコードを変えることで飽きさせない、という技巧だそうです。なるほどです。
歌詞は畑亜貴さん。そう言えば田淵が、畑さんは1番のサビを最後にも使うが自分はできない、「ストーリーが進んでいるから変えないと」と思ってしまうと言ってたので「へぇ」と思いました。聞く方はそんなことまで考えたことなかったです。
他にも「この1音にこの文字は乗せてOK、これはダメ」というルールを畑さんに習ったと話していました。畑さんかっこいい。
・「ハッピーエンドプリンセス」は、テレビから流れて来た深夜アニメのOPで知りました。「これもしかして私が知ってる人が作った曲じゃない?」ってピンと来てShazamしたら大石くんだった時の爽快感。私はSound Scheduleの大石昌良のファンなので、アニソン作ってる大石くんのことは全然詳しくないのですが、ものすごく大石くんっぽいと思いました。歌詞も好きです。男性が書く女性目線の曲って、たまに「ん?」と思うことがありますが(秋元康とか秋元康とか秋元康とか)、そういうのがない。
田代さんが「凝ってるのに凝ってなさそうに聞こえる」と言っていました。私のような素人には「大石くんっぽい(凝ってる)」と聞こえたので、プロ目線が面白かったです。
大石くんの「ハイカロリーな曲を書くともう書けないと思う(弱音)、受賞できて良かった寿命が伸びた」と言う素直なコメントを聞いて、大石くんらしくて笑ってしまった。
大石くん個人のノミネート曲「黄金航路」も嫌いじゃないけど、やっぱり私はバンド(サウスケ)での歌い方の方が好きだと思ってしまうんだよな。
・「Maybe Happy Lucky 人生」は、ゆるくて心地が良くて、私がイメージする声優さんの曲という感じがしない、ナチュラルに聞けました。山村響さんは、楠ともりさんと同じくアカペラで曲を作っているそうで、かつレコ社に所属せず手弁当でやっているというのがすごいなと思いました。好きなことは手段はどうあれやったもん勝ちでしょうね。
・似たような雰囲気で「JUMP IN」もチルでいいなと思いました。「職業作曲家ではない人の方が型に捕らわれないから新鮮に聞こえる、サビも行き過ぎない」というオーガナイザーの言葉に頷く。私のようなアニソンに馴染みがない者には、そういう作家さんの曲の方が耳に心地よいのかもしれません。私は情報量が多すぎると消化不良で違和感を覚えることがあるので。
詞曲のYeYeさんは、ゴッチ(アジカン)のソロ作品に何度も歌い手として参加してますね。アニソンまで手広いんだなー。
こちらは私がお気に入りのゴッチソロ曲(feat.YeYe)。
・「青のすみか」を、キタニさんと盟友の渡辺翔さんが絶賛してたのも良い光景でした。キタニさんの受賞コメントがプロフェッショナル過ぎて震えました(笑)とても聡明で戦略家であることがわかります。
翔さんがキタニさんに「制作過程の後の方でBPMを上げたでしょ」と指摘したそうなのですが、ビンゴだったエピソードに再び会場が震える(笑)「田淵さんの曲でもきっとわかる」と言っていましたが、作家目線だとわかっちゃうものなんですね。
そう言えば、「曲をどういう聞き方をするか」という話題が出て面白かったです。作家目線になってしまうと、出だしで判断してしまう(NGだと最後まで聞かない)と言う翔さん。職業柄とは言え判断力すごすぎる。
・「大大大大大好きな君へ♡」は、本当に申し訳ないけれどアニメのイラストとタイトル(君のことが大大大大大好きな100人の彼女)でまず嫌悪感が(非モテ男の幻想妄想系…いや内容知らんけど、すまん)。
偏見ですが、"可愛い萌えキャラ女子がたくさん出て来るアニメは日本の幼稚な男が女にいらん幻想を抱くので害悪"(非モテ女の偏見ですよ)と思うところがあって敬遠しがちなのよ。もちろん女子のファンだってたくさんいるだろうし人気の作品は内容も素晴らしいのだろうけれど。
この曲は声優さんの歌い方も苦手であまり受け付けないのですが、作家陣が豪華であることは無視できません。KHAiさんが「アベンジャーズ」と呼んでいたけど、誰がどのパートを担当し、いかに苦労したかという話が大変面白かったです。
田代さんが「なぜQ-MHzではなくこの4人で?w」とふざけて田淵に質問してたけど、いきさつはいろいろあったようですが時間切れで聞けず。
グランプリに選ばれる楽曲の傾向(アニソン派に関わっている作家の曲が強い)があるので、私が気に入った「エンドロール」は20曲に入らないだろうとは思っていました。でも、会場のBGMでうっすら全80曲が流れていたのですが、「エンドロール」が流れた時に田淵が「俺、この曲も好きだったなぁ」ってぼそっとつぶやいていたのが嬉しくて、それ聞けただけでも今日来て良かったなと思ってしまった。
🔹その他雑感
「なぜYOASOBIのアイドルはノミネートされなかったのか?」という質問がありました。私も気になりました。同じ紅白出場ミュージシャンで「青のすみか」は入っているのに。「アイドル」にも票は集まっていたけれど(紅白の演出もすごかったね、という話も出た)、クリエイターの票は「青のすみか」が多かったようです。全体的に昨年に比べて、メジャーどころは意識的に省いているのだろうと感じました。それがアニソン派の主旨だろうし。
昨今の傾向として、メジャーなアニメに有名どころミュージシャンがタイアップで付くのは、事務所のクレバーなディレクターが勝ちに行くやり方を完全に熟知してしまった、と言う見立ても面白かったです。そうなんでしょうね。
「アニソンはもはやサブカルではない」とオーガナイザーが言っていたけれど、メジャーどころなアニソンはサブカルではないと思うけど(私レベルでも認知している)、アニソン派で取り上げられるアニソンの多くはまだサブカルに入るのでは…と個人的には思います。知らないアニメが多過ぎる。アニソンファンの人達って、ここに出て来たアニメを全部見て曲をチェックしているのだろうか。
現場に参加していたクリエイターさん達は、制作が忙しいとインプットが疎かになる、アニソン派のノミネート曲は良い曲が多くて助かる、と言うようなことを話していました。確かにアニソン派はこれだけの曲を取りまとめてるのすごいなっていつも思います。
堀江さんが、若手を育てる活動(コンペ撲滅運動)を始めたことがチラッと話題に上がりましたが、詳細がこのインタビューにありました。イベントで詳しく取り上げても盛り上がりそうな内容で、とても濃く読み応えがありました。
堀江さんの「僕を同じ化け物(田淵&華余子)の括りに入れるのは…」という発言が染みる(笑)
打ち上げも参加して楽しかったです。特に配信切った後のオフレコトーク。お金(ビジネス)の話は興味深い。後続のためにも、ネームバリューのある人は(稼ぐ必要がなくても)価格は上げた方が良いと思いました。絶対にそれだけ価値のあるものを生み出しているので。どこの業界もそうですが、適正な価格で回って欲しい。
お酒をたくさん飲んで顔が赤くなり目が細くなりながら、場を回して最後まで自分の哲学(「オモロイからやる」というマインド)やアニソンの未来について饒舌に話す田淵がすごいなと今回も思いました。こんなにノンストップで喋ってる田淵を見る機会はここしかないので、非常に不思議な感覚がします。ユニゾンの斎藤くん鈴木くんと一緒にいる時、ケバブスの皆といる時、同じく田代さんが相方でも「たっちレディオ」の田淵とも違うので、新鮮なのです。私はアニソン派で喋ってる時の田淵が特にお気に入り。自分のバンドも一生懸命やっているのは知ってるけど、アニソン派で一生懸命な姿は、なんか違うんだよな。自由にできる領域が多いから、より生き生きしているのかな。コツコツ地道にやって来て、素晴らしい仲間達と素晴らしい作品を作り上げ、好きなものを広めよう、業界を良くしようと前に進んでいる姿が眩しいと思います。
エロゲの話も興味深かったな。当たり前だけど、エロゲにもBGMがあって、そこにも作家さんがいるのか、と。エロゲにおける音楽の効果、気になるー。
前回はやしきんさんが回して盛り上がりましたが、今回は別のDJさん達によるDJタイムも聞きごたえありました。アナログレコードもあり。レコードのスクラッチって、単にアクセントでやっているのかと思っていたのですが、レコードの回転のズレを合わせる意味合いもあったのか、と知って勉強になりました。
アニソンは全然わからないけど、DJさんが気を利かせてくれてユニゾンの曲もたくさんかかって楽しかったです。ああいうところで宏介の声を聞くと不思議な感じがする。
喋り通しで大変だったオーガナイザーは、ひたすら踊るだけのアニソンDJイベントをやりたいと希望していました。私も久しぶりにバンドのDJイベントに行きたくなっちゃったな。
ロフトプラスワンでフードやドリンクを買うと出演者のサインなどが当たる抽選券がもらえるのですが、私はサインとかいらない派なので(目の前で書いてもらえるサイン、ライブでもらえるピックとかなら嬉しいが)、ひたすら「当たってくれるな」と願う時間帯にw(もらって嬉しい人に当たって欲しい)
今回もクリエイターさんの話は面白かったし、知らないことを学べたし、オタクの皆さんの雰囲気もよく、また来年来れたらいいな。アワード回は私のようなアニメ素人にも楽しめてちょうど良いと感じます。
相変わらず星くんは可憐だったし、KHAiさんや睦月さんはシュッとしててアニソンのイメージと程遠くて不思議(偏見)。パワフルな華余子さんはもちろん、翔さんのシャープな切込みや、陽気をまとった翼さん、元気そうなebaさんのお姿拝見できて得した気分になりました。
クリエイターデータが欲しいから投銭しようと思ったら、配信チケットも買わないとダメなのね。現地組はさらに配信チケット代金もかかってしまう。システム上仕方ないのだろう。データ代金、破格っちゃ破格ですしね。アニソン派が健やかに運営されて欲しいし、田淵に課金課金♡(その分ユニゾンへの課金を節約♡)
04. 02/27 F.A.D YOKOHAMA presents THE SUN ALSO RISES vol.243
山中さわお(the pillows)/ 佐々木亮介(a flood of circle)
「いつか見たい」とぼんやり思っていたさわおさんと佐々木の対バンが発表されたので、喜び勇んでチケットを取りました。2020年に出た共作の「LOST DOGS E.P.」が好きで、ライブで披露されないものなのか?と思っていたので。当時はコロナ禍で、このアルバムに元気をもらったのです。
整理番号50番台だったのですが、椅子席の2列目で見ることができました。とても見やすかった。椅子ありのF.A.D.も好き。
🔹佐々木 亮介
F.A.D.が大好きな佐々木。本日も佐々木のお気に入りメニュー「緑茶割り」がしっかりバーカンにありました。
いつものホールがハート型になったアコギを携え、黄色い皮ジャンの佐々木が登場。1曲目からF.A.D.に気持ちを込めたブルースを歌い出す。♪F.A.D.好きな店~ ♪うまい緑茶割りある~ ♪さわおさんが横浜に来たのは俺のおかげ~などなど、即興で作ったのだろうけどすごいしっくり来る、さわおさんを横浜に呼んでくれてありがとう(笑)
そして、自身のピロウズとの出会いについてエピソードトークを交えつつ、「Blues Drive Monster」「レディオテレグラフィー」「About A Rock'n'Roll Band」「この世の果てまで」とピロウズの名曲を立て続けにカバー。
私はさわおさんを見るのが3年ぶりぐらいで楽しみにしていたのですが、まず佐々木がカバーしているのを聞いて、ピロウズの良さがまざまざと喚起されて来て感動してしまいました。シンプルで熱くて普遍的なかっこ良さ。
この4曲は、バスターズではない私でも知っていて好きな曲達です。アバロクは「GIFT ROCKS」のお礼としてカバーした曲だったな、そう言えば。私は「この世」が大好きなのですが、ピロウズキッズとして熱量高く歌い激しくギターをかき鳴らす佐々木を見ていて、ご本人が歌うのとは違った角度から良さを見せつけらた気がしました。
さわおさんが佐々木のことを「ギターが上手い」と評していたけれど、弾き語りの時に痛烈に感じます。afocではテツくん、ケバブスでは新井さんが目立つし、バンドの時はギタリストと言うよりオーラをまとったフロントマン・ボーカリストとしての存在感が強い。「この人はこんなにもギターを自由自在に操るのか!」と、弾き語りでガツンとやられるのです。
もともとピロウズのファンで、面識はなかったけどトリビュート「ROCK AND SYMPATHY」を出すと聞いて手を挙げたという佐々木。その時に3曲選んで提出し、「Advice」は勝手に日本語に訳して歌ったら、会ったことないさわおさんに「これはない」って言われた、と言うエピソードに会場が爆笑。でも熱意が伝わる良い話だなぁ。
調べて気づいたけど、その時にafocがトリビュートで参加したのが「Blues Drive Monster」か。ユニゾンが参加していたからアルバム買ったけど、その頃はafocには興味がなかったので印象が全然残っていなかった(ごめん)。
ちなみに私がピロウズを知ったのは、その前のトリビュート「シンクロナイズド・ロッカーズ」でした。ELLEGARDENとストレイテナーが好きで、そこからピロウズを知ったのです。私の好きなバンド達に多大なる影響を与えているピロウズ尊い。
自分の他にもう1人さわおさんを好きな人間(田淵智也)がいて、その人とバンドやってて、映画「王様になれ」にも出たんですけど、と言うトークからケバブスの「枕を変えたら眠れない」を。枕=ピロウズ。佐々木と田淵のピロウズ愛が炸裂しているこの曲、弾き語りで聞いたのは初めてでしたが、弾き語りバージョンも良いですね。ケバブスでやると楽しさが前面に来るけれど、弾き語りだとエネルギーが前面に来る気がしました。
「王様になれ」、既に懐かしいな。さわおさんの舞台挨拶があるからと、友達(ピロウズ&テナー好き)と横浜のシネマ・ジャック&ベティに映画を見に行きました。夕方の回だったこともあり、今日みたいに既にベロンベロンに出来上がっていたさわおさんが可愛かったなぁ。佐々木が、さわおさんのシーンが嬉しくてニヤニヤしていたら、さわおさんに「バカにしてる!」と怒られたと話していました。
余談ですが、「王様になれ」ももちろん好きだけど、さわおさんの演技と言えば、怒髪天・増子さん主演の「Colors of Life」のヤクザ役(グラサンに剃りこみ)のインパクトが忘れられません(笑)
「GIFT ROCKS」でさわおさんから提供された「夕暮れのフランツ 凋まない風船」も、もちろんセトリに入っていました。「もっと自分の曲を宣伝した方が良いのかもしれないけど」と話しつつも、さわおさんとの対バンだからこそのセットリストで、「こんなに静かに燃え滾っている佐々木を見たの初めてかも」と、ちょっと面食らうほどでした。お茶割を飲んではいたけれど、冷静かつ情熱を携えていた。
「自分なんかがさわおさんとこんな風に舞台に立っているなんて」「あれ、俺ってけっこうすごい?」と、謙遜したりちょっと誇らしげになったり、そういう温度感がすごく佐々木っぽかったな。
さわおさんが客席にいて、たまに佐々木に野次を飛ばしたり、佐々木は真っすぐにさわおさんの方を向いて喋ったりもして、その目線がピュアな子犬のようだったよ。
🔹山中 さわお
佐々木がMCで喋っていた通り、どこからどう見てもベロンベロンのさわおさんがご登場。私にとって3年ぶりの生さわおさん、SNSでお写真は拝見していたけれど、だいぶ痩せた印象を受けます。健康に気を使っているからかな。Podcastで万田酵素の話をしていたのを聞いたことがあるし、テナーのホリエくんがFC配信内で「さわお会で1時間プロポリスについて講釈された」と話していたので健康オタクのイメージが(笑)
譜面台に譜面を置くものの、コントのように譜面が滑り落ち「あああー!!!」と絶叫するさわおさん。前列のお客さんがかいがいしく譜面を拾ってセッティングしてあげていた。(この方は、この後もことあるごとにヘルプの出番がやって来ます。)
曲を始めようとして、「アンプのスイッチ入れてなかった♡」というお茶目を発動。その後も、曲の最中にピックを落とすが、マイクスタンドに設置したピックホルダーに予備のピックをセッティングし忘れており、例のお客さんがピックを拾ってあげてさわおさん苦笑、というシーンも。頭の中にちょっぴりだけ「介護」というワードが浮かんでしまってすみませんw(加齢ではなく泥酔のせいですが)
でも、私もさわおさんとそう年齢が違いませんので、さわおさんが譜面台にライトをセッティングしていたのを見てめちゃくちゃ共感しました。中年にはライブハウスの暗闇はもう無理。光が必要よね。
さわおさんいわく、お客さんがお金を払った分はもう亮介が担ってくれた、良いライブだったでしょ?俺は宴会芸だから!と宣言。私はさわおさんのソロを見るのは初めてでしたが、いつもこんな感じなのだろうか。酔ってなくても愉快な人だけど、酔ったらさらに人懐っこくなると言うか、面白すぎて何度も涙が出るほど笑ったのでした。
「俺はコラボビッチ(コラボ好き)だから。でも誰でもいいわけじゃないのよ♡」「ギタボのギターはネックレス」などの名言を繰り出して会場が爆笑です。あと、「今日はどっち見に来たんだ!?」と、挙手させて佐々木ファンを震えさせる横暴な振る舞いも盛り上がりました(笑)
とは言え、歌い出すとやっぱりいつもの伸びやかで色気のある声。佐々木が椅子に座りアコギで歌うスタイルなのに対して、スタンディングでエレキギターを携えるさわおさん、動きはほとんどないけれど、歌に集中しているのがわかります。さわおソロやCasablancaの曲は初めて聞きましたが、森田童子やストレイテナー、afocのカバーも披露してくれました。
そう、意外だったのがストレイテナーの「Farewell Dear Deadman」を歌ってくれたことです。テナーのトリビュートで参加してくれた曲で、テナーファンとしては大喜び。ピロウズのトリビュートバージョンも大好きです(テナーも、ピロウズバージョンで演奏することもちょいちょいあるので嬉しい)。
さわおさんが「afocの曲は難しい。でもテナーは簡単♡」とおどけたので、会場のテナーファンが爆笑。「SNSに書くなよ、見つけ出してぶっ殺す!」と言われたのだけれど、noteはSNSじゃないし、ここはアクセス数がとっても少ないし、noteをわざわざ読む人には知られても大丈夫かなと思って書いている。(ごめんなさい)
会場を盛り上げるためにオモシロおかしく話していたさわおさんだけど、ストレイテナーのことが大好きなの知っているので。昔「今現在日本で一番カッコいいバンドはストレイテナーだと思う」って言ってくれたし(ナタリーに証拠があるよ)、「王様になれ」だってストレイテナーに大役をくれました。昨年のストレイテナー@武道館公演でも、ピロウズのフラワースタンドを見つけて嬉しかったです。
それに「簡単」というのは悪いことではない。先日の「関ジャム」で、9mmの卓郎が「ハイスタを見て自分にもできると思った」と話していて、健さんも「嬉しい」と答えていたんだけど、バンドキッズにそう思わせることって悪くないと思います。さわおさんも「Funny Bunnyなんて超簡単」と、afocと比較して話していましたが、簡単なのに名曲って言うのもすごいしね。
そんな前振りがあったものだからafocはカバーしないのかと思いきや、さわおさんが今日イチで険しい顔をして気合を入れて歌い出したのは「Honey Moon Song」だったので会場が沸く。終わった後、「たくさん間違えた」と悔しそうに笑っていたけれど、私は全然気にならなかったし、さわおさんにもすごく似あう曲だなぁと思いながら聞いていました。泥酔しながらも、でも悔しそうにしているさわおさんの姿が、なんだかとても愛おしかったですよ。
佐々木がピロウズを歌っても、さわおさんがafocを歌っても、とてもしっくり来たのが不思議です。相性が良いのかな。あとやっぱり、佐々木の中にさわおさんの血が流れているからかな。
🔹さわお&亮介
アンコールでは、お待ちかね「LOST DOGS E.P.」のセッションです。2人でなんとかできるのが2曲だけとのことで(曲の性質上)、それ以上はアンコールされても無理だから拍手して帰ってね!と言われました。了解(笑)
選ばれたのは「Lures」と「I NEVER Wanna Be Your Dog」の2曲。2人ともスタンディングで、さわおさん(エレキ)と佐々木(アコギ)が交わってギター弾いて歌う様子がとても新鮮。これがずっと聞きたかったんだ!という感動を嚙み締めました。そしてやっぱりこの2人の相性が良いなと感じます。
特にリード曲の「I NEVER Wanna Be Your Dog」は、最後に2人の声が重なるパートがど迫力で、めちゃくちゃ鮮やかな景色だったなー!
そう言えば「I NEVER Wanna Be Your Dog」を初めて聞いた時、さわおさん作かと思ったのに、佐々木だったのを知って驚いたのでした。ピロウズっぽい。
ストーンズ風味のリフの「Rock Me Baby」も聞きたかったけど、曲調的に弾き語りでは無理だろうなぁと思っていました。でも佐々木が、いつか「(レコーディングメンバーである)宮川さんと美代子さんを呼んでやりたいと思っている」と話していたし、さわお&亮介でまた何かやってくれそうな終わり方だったので、とても期待しています。
さわおさんは、私の好きなバンドマン達にたくさんの影響を与えた人だなと再認識したし、2019年のアラバキでピロウズのスペシャルステージを見ることができたことは、今でも私の宝物だなと思えます。特に大好きな「MY FOOT」を ホリエアツシ/田淵智也で聞けた高揚は忘れられません。
気が向いた時にしかステージを見るチャンスはないけれど、変わらずかっこ良くてチャーミングなさわおさんに癒されました。さわおさんだけじゃなく、私の好きなバンドは全て、ふらっと見に行きたいと思った時にそこにいて幸せな気持ちをくれる存在として、本当に尊いなと思っています。ありがたいね。だから皆健康だけには気をつけてくれ、と願わずにはいられない。(さわおさんは健康オタクだから安心w)
🔹「LOST DOGS E.P.」
1曲だけサブスクで聞けます。佐々木が「今はもう買えないのかな?」って言ってたけど、終演後に物販で売っていました。私は当時通販で買ったけど、調べたら今もさわおさんの通販サイトで売っていました。5曲とも素敵なのでおすすめ。
佐々木が「今日ここに来てる人で、E.P持ってない人はモグリですね」って軽く圧かけてたの可愛かった。
しかしこうして見ると、佐々木の髪の毛伸びたな!さわおさんにも「あいつはいつ髪を切るんだ?俺なんて、人前に出るから、昨日美容院に行って来たのに!」って言われていた。人目を気にするロックンローラー可愛い(笑)
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