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#ジュエリー職人の世界で使える #師匠(上司、先輩)の殺し方

こんにちは、
突然ですが師匠って嫌ですよね、
だって人の見本になる匠ですよ?
師匠って書くだけで一気に宗教とかマルチ臭くなりません?「さすが師匠!僕もアップできるようにがんばります!すべてに感謝!いつもありがとうございます😊」みたいな、

嫌ですよね、師匠。
そんなどんな業界をみてもだいたいロクな奴がいない師匠という生き物。

だけど、どんなヤツでも、血が出るのなら、殺せるはずだ。
ということで今日はジュエリー業界における師匠(上司、先輩)の殺し方をジュエリー業界を志す学生諸君と高慢な師匠に悩まされてる若手職人のために伝授したいと思っている。

実際、僕は駆け出しの頃これらの方法で数人の師匠を屠ってきた実績を持っている。
師匠といえど尊い命、今回記事にまとめるべきか、この一ヶ月夜も眠れず葛藤を繰り返したが、将来有望な若者の後押しになればと思い心を痛めながらまとめ上げた、心して読んでほしい。
それではどうぞ。



●リアルを充実させる。

これはかなりグロい。
普段、高慢な師匠だがそれはうまくいかない現実世界のフラストレーションをぶつけて来ているだけにすぎない。
師匠といえど同じ職人、つまり根は暗く友達も少ないだろう。
そんな師匠に休日の予定が多忙なことや可愛い彼女がいることを普段の会話に少しづつ織り交ぜていくといい。
リアルを突きつけられた師匠はあっという間に原子レベルで崩壊していくはずだ。
ただし、これは弟子本人がリアルが充実していることが前提の話だ、弟子も職人なので大体休日の予定は師匠と同じで何もないだろう。
職人の特性上、使える人があまりに限られる方法ではあるが使いこなすことが出来ればこれほど効果的な方法はない。




●存在しない鉱石や宝石、ブランドの話をする。

基本、師匠という生き物は知らないということを死よりも恐れる生き物だ。
そんな師匠に適当に「世界初のマグネシウムとAGがウンタラカンタラ〜」や「今、アバンギルドかつアグレッシブなナントカカントカってブランドが〜」とか話をすると大体師匠は「あー、はいはいはい!」と知った返事をするだろう。
そこで間髪入れず「まあ、存在しないんですけどね、そんなブランド、、」といってやろう。
その言葉を聞いた師匠はたちまち三半規管から血が吹き出したのち爆散する。
ただしこれも技術を極め切ったお爺ちゃんレベルの師匠には通用しなかったりする。
(引退間近なのでそもそも興味がなかったり)
しっかり相手を見極めて使用してほしい。



●部下からの支持を集める。

わりとまともな方法。
ある程度中間管理職についてると使える方法で師匠もいるが部下もいるって人に使っていただきたい技法。
職人という生き物はデフォで口下手なので「えー、このー、加工はー、なかなかにー、難しくてー、、」とだいたいこんな人しかいない。
売れないバンドマン並みに口下手な師匠に変わって部下が抱えてる仕事の悩みや師匠に対する鬱憤を親身に聞いて的確な解決策や指示を出してあげよう。
知らない間に部下や同僚の信頼を集めてる弟子に対して劣等感を感じた師匠は誰もいない路地裏で静かに息を引き取ってる筈だ。
ただ「職人は口下手」というのは自身にも降り掛かってくる問題なので、相談を聞いてあげようとしてうまく喋れず、結果ヤバイ人になる可能性も無くはない。
我こそはと弁がたつ人には是非、実践していただきたい。


●違う工房の師匠に合わせる。

これは悪手。
ゴジラVSガメラのような、marvel VS DCのような大人の事情が絡んでくるであろう案件。
フリーランスという特性を生かせる方法で、
いろいろな工房、アトリエに通っていると複数の師匠を持つケースも出る。
だいたいどの師匠も弟子の前ではいいカッコをしたがるもので、
お互いが出会えば弟子にいかに自分の方が優れているのかを見せつけるチャンスと言わんばかりにどちらかが死ぬまで醜悪な争いが始まる。
うまくいけば一度に2人の師匠を同時に殺すことができるし、うまくいかなくてもどちらかの師匠は確実に殺せる。
残った瀕死の師匠に自らトドメを刺すのもいいだろう。
運悪くこちらの思考を読まれ結託した師匠達に血祭りにあげられる可能性もあるのであくまで悪手ということは頭に入れておこう。



いかがであっただろうか?
どれも即効性があるものばかりで明日からでもすぐ実践していけるだろう。
みんなも上記の方法でバンバンムカつく師匠を殺していってほしい。

ただ勘違いしてほしくないのは師匠という生き物は全員が全員、好きで偉そうに指示をだしてくるわけではない。
上に立つ、それはその企業やブランドの生産や管理全てを任されるということだ。
ジュエリー業界になると何百万、何千万にもなるアイテムもザラにあるだろう。
それらのアイテムにもし何かがあったときみんなは責任が取れるだろうか?
ちなみに僕は取れません。無理です。

部下の育成、技術開発、自身の技術向上、会社の躍進、生産管理などのプレッシャーを1人で抱えなければいけない。
特に駆け出しの師匠ともなるとその心の不安は計り知れない。

大人になったら大人になれるわけじゃないように
師匠になったら師匠になれるわけではない。
上記を踏まえた上で師匠と信頼関係を築いていくことがブランドやメーカー、個人のキャパシティの発展に繋がるのではないだろうか?
と良い風にまとめて今回は逃げようと思う。
まとまるわけねぇだろこんな話。

それではまた会う日まで。

#ジュエリー #アクセサリー #職人 #クラフトマン #デザイナー #ブランド

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