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なぜ私は「練習場シングル」なのか。

皆さん、こんにちは。

ゴルフは、単なるスポーツ以上に、自分自身と向き合うプロセスだと思います。今持っている技術をどう活かし、それをどれだけ発揮できるかがスコアに大きく影響します。だからこそ、ゴルフは「自分との戦い」とよく言われるのでしょう。

たとえば、100切りを目指している方も、90切りや80切りを目指している方も、最終的には同じ挑戦をしているのだと思います。もちろん、必要な技術レベルは異なりますが、今持っている技術を最大限に活用するという点では共通しています。

ただ、プレッシャーがかかる場面や緊張している時には、思い通りに技術を発揮できないことがよくあります。私もそうした経験を数多くしてきました。そこで、「なぜ緊張するのか」「どうしてその瞬間に思った通りに動けないのか」ということに興味を持ち、コーチングを学ぶようになりました。

コーチングを学んでいく中で、セルフトークという考え方に出会いました。セルフトークとは、簡単に言えば、自分自身の感情や思考を言葉にしたものです。試合中やプレー中、私たちは意識・無意識にかかわらず、さまざまな言葉を頭の中で繰り返しています。その言葉がポジティブかネガティブか、またその言葉の量によって、パフォーマンスに大きな違いが生じることに気づきました。

たとえば、練習場では素晴らしいショットが打てるのに、コースに出ると同じようにできないことはありませんか?私もよく「練習場シングル」と冗談交じりに言われることがあります。同じ悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。

私自身の経験から感じたのは、多くの場合、皆さんが目標とするスコアに必要な技術は、すでに十分に持っているということです。ただ、その技術を試合やラウンドで発揮するためには、メンタル面やプレッシャーへの対処が不可欠です。

この「メンタル」をただの気持ちの問題として片付けてしまうのは簡単ですが、実は理屈があります。その理屈を理解し、うまく活用することで、普段の練習で培った技術を本番で存分に発揮できる環境を整えることができると感じています。

ゴルフは、技術だけでなく、メンタルやセルフコントロールも含めた「全体のバランス」が求められるスポーツです。皆さんが思っている以上に、「メンタル」の重要性は高いと考えていますが、日本のゴルフ界ではその部分のレッスンが不足していると感じています。メンタルが弱いのは練習不足だと片付けられがちですが、実際はそれだけではないのではないでしょうか。

だからこそ、ただスイングやショットの練習をするだけでなく、心の持ち方やセルフトークの質を高めることも、スコアアップにつながる大切な要素だと思います。

私自身、これからもセルフコーチングを通じて、少しずつ成長していきたいと考えています。そして、皆さんも一緒に、自分自身と向き合いながら、ゴルフを楽しんでいきましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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