【ARCHICAD】塗りつぶしの違いって分かる?① / 塗りつぶしの設定、種類
ARCHICADには、[塗りつぶしのカテゴリ]の種類が複数存在します。
「作図塗りつぶし」「切断塗りつぶし」「表面塗りつぶし」など。
平面図上で塗りつぶしツールを使用したら、選択することはありますよね。
では、皆さんは塗りつぶしの違いって説明できますか?
説明と言われると、少し不安になりますよね……
今回は塗りつぶしのカテゴリの種類について説明していきます!
※ARCHICAD25使用
1.塗りつぶしとは
2Dでも3Dでも活躍する塗りつぶし。
ARCHICADにはデフォルトでさまざまな塗りつぶしパターン、塗りつぶし種類が用意されています。
2 塗りつぶしの設定
塗りつぶしの設定は[オプション]>[属性設定]>[塗りつぶし]からアクセスします。
[塗りつぶし]をクリックした画面では、塗りつぶしを新しく作成したり、編集、コピー、名前の変更、および削除することが可能です。
ここで編集した塗りつぶしがどの[塗りつぶしのカテゴリ]に反映するかも決めることができます。
3.塗りつぶしの種類
まず塗りつぶしの種類って全部で何種類あるのでしょうか?
実はARCHICAD25のバージョンアップで少し塗りつぶしに変化がありました。
塗りつぶしのカテゴリの種類は、以下の5つです。
・作図塗りつぶし
・切断塗りつぶし
・表面塗りつぶし
・ビルディングマテリアル(切断塗りつぶし)
・材質(表面塗りつぶし)
材質(表面塗りつぶし)はARCHICAD25から追加されていますね。
この材質(表面塗りつぶし)にもさらに選択肢があり、下図の①~③までがそれに該当します。
① 材質 - カラー塗りつぶし
② 材質 - 表面塗りつぶし
③ 材質 - テクスチャ塗りつぶし
ARCHICAD24以前より種類が増えていて、どれがどんな場所で使われているのか分からなくなってきますね……
では、実際に種類を見ていきましょう!
3-1.作図塗りつぶし
作図塗りつぶしは、何かツールや設定上で使用することは少なく、平面 / 立面 / 断面図など、モデルウィンドウにおいて手動で描画できる単純な2D塗りつぶしです。
[表現の上書き]>[作図塗りつぶしの上書き]のルールで使用することができます。
作図塗りつぶしで上書き設定を行うと、断面図 / 立面図などのマーカーに影響があることが分かりました。星柄になってしましました…
3-2.切断塗りつぶし
壁 / スラブ / 梁 / 柱 / 屋根 / シェル / モルフ / メッシュ / 開口部などの組み立て要素の場合は、ビルディングマテリアル属性によって切断塗りつぶしは決まります。壁 / 柱であれば平面図で、その他も断面図などで切断塗りつぶしを確認できます!
GDL要素では切断塗りつぶしを決めることができます。
そして、[表現の上書き]>[切断塗りつぶしの上書き]のルールで使用することができます。
3-3.表面塗りつぶし
柱 / 梁 / スラブ / メッシュ / 屋根 / シェル / 開口部 / モルフ / 及びゾーンに表面塗りつぶしを割り当てることができます。
ツールによっては「表面塗りつぶし」のチェックONにしないと、設定できる項目が現れないので注意!
[材質]>[表面塗りつぶし前景]で表面塗りつぶしを使用できます。
そして、[表現の上書き]>[表面塗りつぶしの上書き]のルールで使用することができます。