
【Twinmotion】Twinmotion2023.1がリリースされました【雑談】
2023年4月5日にEpic Gamesは最新アップデートとなるTwinmotion 2023.1をリリースしました!
今回のアップデートで変更された点を一部サクッと紹介していきます。
1.改善されたUI
Twinmotion 2023.1では、大幅にUIが改善されています。
今まで深い階層にまで潜らない見れない機能がすぐに表示できたり、クリック数が少なく作業しやすい構成になっています。

2.プロジェクトに適合する環境および背景
テンプレートが利用可能になりました。
デフォルトでは、Day & Night Skies、Display Plinths、Basic Lighting、Worktable、Monochromatic、On Track が含まれます。

またプロダクト向けにライブラリも複数追加されました。
建築目的以外でもより利用者が増えそうなですね!

3.パストレーサーの機能強化
Twinmotion 2022.1で導入されたパストレーサーを利用すると、オフラインのレンダリングと同様の最終ピクセル イメージを作成できます。そして、1回のクリックでパス トレーシングとリアルタイムのレンダリングを切り替えることが可能です。

パストレーサーは、推奨する要件を満たしていないと使えないので、以下の条件を満たしているか確認しましょう!
・DirectX 12 との互換性を備えたグラフィック カードおよび 8 GB (以上) の占有 VRAM。
・NVIDIA グラフィック カード:RTX 2000 シリーズ以降
・AMD グラフィック カード:RX 6000 シリーズ以降
・パス トレーサー機能は、macOS ではサポートされていません。
4.改善されたマテリアル
このリリースでは、ドラッグアンドドロップで利用できる物理ベースの新しいマテリアルが追加されているほか、ベース マテリアルの機能強化しています。
プロダクトデザイン業界向けに78個の新しいマテリアルが追加
布地、革、プラスチック、金属カテゴリが対象自動車業界専用の34個の新しいマテリアルが追加
カメレオンペイント、パールペイント、フレーク、オレンジピール、バインダーオパシティ レイヤーなどベースマテリアルの改善
標準のPBR ワークフローおよび命名規則に従う。
独自の不透明テクスチャが入力できる。
入力テクスチャは新しい色補正コントロールを備える。
X線機能がすべてのベース マテリアルで利用できる。
視差オフセットマッピングの質が向上。ガラスベースマテリアルの改善
反射、テクスチャマップ、屈折率、反転機能、Iridescence、Imperfectionsガラスベースマテリアルの追加
3つのクリアガラス、8つの遮光ガラス、10の多色ガラスマテリアル

プロダクトデザイン業界向けのマテリアルが多いアップデートですが、内装でも使えるものも多く、是非チェックしてみてください!
5.新しいポーズ付きの人および標準アセット
Twinmotion 2022.2以降、300 以上「ポーズをとった人」が夏、ビジネス、建設、旅行、大学などのカテゴリに追加され、約 1,000 もの標準アセットがバックヤード、スポーツ器具、収納、雑貨・装飾品、バスルーム、オフィス、医療カテゴリに追加されました。

ポーズをとった人は動くことはありませんが、静止画などで大いに活躍します。
6.Twinmotion Datasmith ファイルエクスポーター
TwinmotionからUnreal Engineへと移行する際に、Unreal EditorでTwinmotionプロジェクトファイルをインポートすることが可能になりました。
以前まではUnreal Engine EditorでDatasmith Twinmotionインポータープラグインを使用してTwinmotionプロジェクトをインポートしていましたが、その必要がなくなります。
7.Twinmotionのファイル形式の最適化
Twinmotion のファイル形式には、いくつかの点で変更が加えられました。
プロジェクト内に同一のメッシュやテクスチャがあると、それらを検出して保存ファイルの重複を回避できるようになりました。
シーンはマルチコアハードウェアでマルチスレッド圧縮され保存されるようになりました。
HDRI ファイルは大幅に圧縮され、Twinmotion ファイルに埋め込まれるように。
これによって、ファイル サイズ、シーンの保存やロード回数、および全体的なパフォーマンスの改善に寄与します。
8.ビューポート表示の改善
Twinmotionではテンポラルスーパー解像度 (TSR) を使用してビューポート表示のアップサンプリングを行うようになりました。その結果、パフォーマンスに影響を及ぼすことなく、ビューポートのレンダリングの質が以前のバージョンよりも高くなりました。
新機能のハイライトとしては以上になります。
他にもアップデート内容はありますので、以下のリリースノートと合わせて確認してみてください!