こじらせた愛を自分で理解していくこと。「整理整頓」の重要性。
「子育て」
ということに「特別な興味関心」があったかというと、わたしはそうではありませんでした。
自分が「こころが壊れた」20代を迎えてしまい。
小学生の頃から既に「こころのこと」に興味関心を持っていたから。「生きること」や「人のこころ」にそれなりに強く興味がありました。
今思えば、「自分を生きてない」から。
誰か「他人」をみて感じて「わかろう」としていたんだなと思います。
助けて欲しかったけど、家族にはもちろん、誰にも相談できなかたった自分。
大人を「斜めにみて、信じていなかった」子供時代の自分。
「いい子」でいること。
「周りの大人が喜ぶ(怒らない、「期待を裏切られた!」と感じさせない)」選択をすることで、なんとなく「自分の価値」を見出して。それが「自分の生きる道」だと無意識で感じながら「自分ではない誰か」を生きて大人になりました。
自分が感じている「おかしさ」に対して誤魔化して生きる生き方。
親が喜ぶ「自分ができること」を頑張って
生きていました。
まさか自分が中絶を選び、二十歳すぎで「精神科にかかる」ような人生になるなんて、思ってもいなかったのです。
「笑えなくなる」日々を迎えるなんて、想像もしてなかった。
その後の「また、やってくるトラブル」についても、どれもこれもが「自分が望んでいない」ものばかりで。望んでないのに、自分の人生に次々と現れてくる、という。
どれほど「目の前」に現れて「いいかげん気づいて」と言われていても、それを「受け入れられない」自分がいるのでした。
そして「こんなはずじゃない」と。
でも、実際は
そんなはずで「合っていた」のです。
頑張るところを「間違えている」わけだから。
いつまでたっても「こんなはずじゃない」現実が現れる。
そのまんま、です。
一生懸命やったって「報われないこと」を頑張っているのだから。
「生きている意味」が感じられるわけがなかったですし。
自分が誤魔化した上で感じられてきた「幸せ」の度合いも、質も、悪くて当たり前でした。
「親だから」「家族だから」
といって、「大事にされるべき存在」と
大前提にあるのは「おかしなこと」だったのです。
ただ「親である」というだけで、
こどもと「良い関係性」「健全な関係性」「信頼関係」が築けるかというと、大間違い。
ただ、親だから。家族だから。
というだけで「信頼しあえる仲」(になれる)だろう、と
安易に周りが考えるのも、「大きな間違い」「間違った前提」だと
今ではよく思います。
こういう間違えた前提が、
「家族」という名の「縛り」を生んでしまう。
みんながみんな「大事にされるべき存在」として
その通り親から愛されているのであれば
これほど世の中に「不満」「不幸」を表現する人間は存在していないはずです。
親と子の関係において、
家族の中で「こじらせた愛」「無機質な、歪んだ愛」「重い愛」「無視(愛とは反対のもの)」を与えられたこどもは、「いい大人」になってもその「受け取った愛」に苦しみ、苦しみながら、イヤなのに、それをまた人に与え続けていきます。
親がどれだけ「自分のこじらせた愛」を正していけるか。
自分の現実に「不幸ばかり」「トラブルばかり」「欲しくない現実」ばかり現れてくる人は、自分が「受け取った愛」を、まずは疑う必要があります。
わたしは、疑っていたはずだったものを結局のところ
相手が「母親だから」という理由で「受け入れること」をしてしまっていました。「親だから」と、信じたい気持ちと期待からです。そんな「縛り」を手放せずにいたのです。
「親だから」
というのは、本当に「幻想」のようなものです。
親だこどもだ、の前に「人として」どうなのか。
すごく大事なことを、わたしはずっと「見えずに」いました。
人として、の部分は
たとえ親と子であっても「あるべき一線」であり
それが「親しき中にも礼儀あり」のことばの所以です。
大人になって親から言われたことが何度かありますが
「できてない大人」からの言葉って「響かない」のです。
そんなこと、小学生でもわかります。
できてない大人の言葉って、響かないんです。
家族が公私混同で「なぁなぁな環境」に生まれ育っていた
わたしにとっては、そういう「人として」の大切なこと
身についていませんでした。
わたしは「知らなかったんだ」「ない環境に育っていたんだ」ということ。ちゃんと受け入れられていなかったのです。
自分が「できていなかったこと」を
受け入れて、自覚することはすごく大事です。
親から、何を与えられ。何を与えられなかったのか。
ハッキリと整理整頓していくこと。
わたしは
『人として尊重され』
『人として尊重すること』
こういうことをきちんと学んでこれなかったので、
今じっくりと学びながらら実践中です。
これらは
人が人として生きていくために必要なこと。
「自己価値」や「自己肯定感」にも
繋がってくる大事な部分だと思っています。
今後、母子共に「自分らしい幸せ」を諦めず、希望をもって生きていけるための具体的なサポート活動を拡げていきます。そのための活動資金にしますので、ぜひお気持ちいただけたら嬉しいです。応援よろしくお願いします。