「まっすぐ考える」読書レビュー、感想
この本はアメリカのブロガーの人が書いた本で英語版の本が高レビューでレビュー数も1万をこえていたのが気になって購入しました。
本に書いてあったことで心に残った部分や考えたことをまとめておきます。
自分が興味を持った知識をつなげていけば後でネットワークになる
点と点に見える知識でも後で振り返ると線になっていたということがあります。
今学んでいることが正解だと確信できない時に自分が興味を持ってやっていることなら自信を持って続けなさいということだと思います。
人生に効果があるか考える
これは何かをやろうと思った時の一つの評価基準となるでしょう。
今やろうと考えていることは自分の人生を変化させうるだろうかと考え、それでもやろうと決めたことであれば迷っていても決心することができると思います。
自分の役に立たない思考を自覚してそれにコントロールされないようにする
思考のほとんどは役に立たないものだと言っています。
その役に立たない思考とは何かというと他人の評価であったり、他人がどう思っているか、もしくは過去のことや未来のことなど考えても仕方がないことです。
こういったことを心配しても仕方がないので、これは役に立つ思考だろうかと自分に問いかけて役に立たない思考をしていることを自覚することが大切だと言っています。
自分のコントロールできることに集中する
役に立たない思考を減らして、自分のコントロールできることに集中するのが大切だと述べています。
過去の後悔や未来の心配にとらわれずに、手の届く範囲に集中した方が結果が出やすいというのは納得です。
今に集中する
前の項は言い換えれば今に集中するということだと思います。
人は過去や未来のことを考えすぎる傾向があります。
考えて未来が良くなるのであれば良いのですが、そうではなく単に漠然と心配していることが多いです。
そういった心配に気を逸らされることなく、今に集中しましょうと言っています。
人から頭が悪いと思われることを恐れずに時間をかける
確かに決断が早いとその人は有能そうに見えます。
逆に遅いと優柔不断だと言われたり、決断力がないと言われたり、頭の回転が遅いと見做されたりすることがあります。
しかし自分がきちんと考えないうちに決断を下してしまうと、何かを見落としていたりより良いオプションを選べていないことがあると思います。
1日考えさせてください、少し考える時間をもらえますかと言って考える時間を取ることは最良の答えを導くためには必要だと述べています。
自分らしいか考える
これも決断の軸として有効です。
他の人が羨むような選択肢であっても自分にあっていないことはあります。
他の人が欲しいから自分も欲しいと思って手に入れたものは、実際に手に入れると実はそんなに要らなかったな、自分にはあっていなかったなと思うものです。
何かを決めるときにはそれが自分にあっているのかを考えると効果的で、そもそもそれを判断するためには内省の時間を取ることが必要です。
下記のような事柄について、内省しそれは本当に自分の欲望なのかを考えることで見えてくることがあると思います。
自分の好きなこと
自分がやりたくないこと
死ぬまでにやりたいこと
どんな生活を送りたいのか
また実際にやってみて合わなかったなとなるのも一つの経験で、同じ轍を踏まないようにすると思うので取り返しのつくことであれば全然良いと思います。
自分のスキルに投資する
お金の使い方についての話です。
私たちはお金のことをつい考えてしまいますが、しばらく生活していけるだけのお金があれば一旦お金のことは忘れた方が充実した生活を送ることができます。
本の著者のルールとして余計なガラクタは買わない、リターンのあるものに投資する、収入の10%は貯金するなどがあります。
その中でもリターンのあるものの一つは自分のお金がなくなっても、またお金を生み出すことができる自分のスキルだと言っています。
心に静寂を見つける
この本の目的は心に静寂を見つけることだと述べています。
瞑想はそのために効果的な方法です。
ただ自分の心をコントロールするためには、ヨガマットも先生も不要でただ自分の内面に入り静寂を見つけるだけで良いと言っています。
普段私たちがそうするのが難しいのはそれだけ余計なことを考えすぎているということなのかもしれません。
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