母親への手紙ー毒親と対決前夜祭3
ことの真相が見えてきて、母親にわたしの気持ちを知ってもらうというのは、止めることにした。
子どもの頃の寂しかった想いを今更打ち明けても、母親の経歴の前では無駄な気がした。
かわりに誕生日プレゼントを思いついたのだ。
それは、改名。
母親の性格のひねくれる原因の1つとなったであろう、男のような漢字1文字の名前。
これを母親が日常に使っているひらがな名に変える!
我ながらいい考えではないか?
知り合いにちょうど司法書士さん(副業として資格を持ってるだけ)のもったいない人がいたので、改名について聞いてみた。
男の子として用意された名前をそのままつけられた
ひらがなでの通称をずっと使っていて
漢字をひらがなで読ませ変えるだけ
であれば、改名理由としても十分通るのではないかとのこと。
申立書をパソコンで作成し、申立理由も添削してもらい、必要となる手数料、切手を同封し、裁判所の住所も調べて封書に書いて、あとは日付と署名、戸籍謄本を入れて送りさえすれば、名前変更の申立ができるように準備を整えた。
さすがに書類だけ送りつけるわけにもいかないので、書き殴ったメモ書きの一切は封印し、意図を説明した。
「四女として虐げられてきて辛かったのでは?
名前を変えるのも、変えないのも好きにすればいいけど、
わたしの子育てについて後悔・懺悔する暇があったら心機一転、名前でも変えてこれからは自分の人生を進んでほしい。」
書きながら、母親はきっと名前を変えることはないんだろうな、と思った(白目)。
ま、変えるのも変えないのもわたしには関係ない。
好きにすればいい。
誕生日の前になんとか書類を整えて母親に送った。
母親とのことは、これでカタがついた、
そう思ってちょっとスッキリした。
わたしには、離れて暮らす母親のことよりもはるかに大事なこと、
性同一性障害のパートナーKくんと、今後どのようにやっていくのか。。
考えるべきことがまだあった。
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