母親が毒親になったワケ

うちの両親はそれぞれが毒親育ち。
そこから生まれたわたしはアダルトチルドレンのサラブレッド(世代連鎖)、タイプはヒーローです。わたしの家族は、5歳下に弟と、7歳下に妹。家庭はDVモラハラパワハラアル中の父親をトップに、支配的でネグレストな依存母を次点としたしたピラミッドで構成されていました。

母親の方は、生まれたときからすでに虐待を受けている環境でした。5人きょうだいの四女で、下に待望の男の子。名前は生まれる前から男の子用がすでに用意されており、「剛」みたいな男にしか使わない漢字に、(せめて「子」でもつけてあげれば良かったのに)読みがなだけ「こう」にしたみたいな、「え?女?」
みたいな名前。
それはもう、いらない子としてしかじーさんばーさんはみてなかったんだろうと思われます。自分が4人目の女の子で、5人目に弟とか、わたしが母親の立場でも死にたい。
ちなみに一番上のおねーさんの名前は「宝子」さんなので察するに余りあります。
確実に愛情不足の中育った母親はそれはもう猛毒の親になりました。

大学に入って地元を離れて最初の夏休み、バイトも少し休みをもらって地元の友達とも遊ぶ予定を立て、ウキウキしながら戻った時。言い放った母親の言葉が「帰ってこなくていいのに。向こうでバイトでもしてれば?」
母親と距離を取るようになったきっかけとなる一言でした。1周間は滞在するつもりでしたが友達と遊んだあと、2日ほどでそそくさと実家をあとにしました。
そこから帰省したのは結婚したのでさすがに相方を親に合わせるための1回と、そこから2,3回程度。
母親は難しい、わたしには理解ができない存在だとその時初めてうっすらと思いました。

そういえば結婚した相方を連れて行った時に、その時は何も思わなかったけど、今思えば毒親らしい言葉をかけられました。
「あんたにはもったいないいい人だね」
その時はいいでしょういいでしょう、この人は、あんたたちを反面教師にして、絶対に暴力も振るわない優しいいいヒトを見つけましたよ!と思っていましたが、よくよく考えるとおかしいよね?
わたしが「わたしにはもったいない」ならアリだけど、親が言うセリフではないよね?
何があっても子どものことは褒めない、貶めないと気がすまない言葉がサラッと出てきて、なおかつこれでも褒められた!と勘違いできるよう毎日こんな調子の言葉を浴びせられて育ちました。
洗脳が解けつつある今はそうオモイマス。

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